海外では、クレジットカードはメジャーな支払い方法の一つです。
日本ではまだまだ、少額の支払いでは現金の場合も多いですが、海外では少しの支払いでもクレジットカードを利用します。
現金を持ち歩かなくても良いですし、スマートに会計を済ますことができるという点では非常に便利ですよね。
ですが、日本で作ったクレジットカードを海外で利用した場合、手数料が発生するのをご存知ですか?
ここでは、海外でクレジットカードを使ったときの手数料はどんなものがあって、どの程度かかるのかを紹介しています。
海外でクレジットカードを使おうと思っている人や、どのクレジットカードを持っていこうか迷っている人は、手数料が低いおすすめのクレジットカードも紹介していますので是非参考にしてみて下さい。
1. 海外でクレジットカードで支払いをした時の手数料は?両替手数料と海外事務手数料
海外でショッピングなどの支払いにクレジットカードを利用したときには、両替手数料と海外事務手数料(%)がかかってきます。
両替手数料は、国際ブランドの会社「VISA」「MasterCard」「JCB」などに支払う手数料。
両替手数料は会社によって異なり、各国際ブランドが発表している為替レート(1通貨あたり◯◯円)に含まれています。
海外事務手数料(%)は、クレジットカードを発行している会社「セゾン」「オリコ」などに支払う手数料。
海外事務手数料は、大体1.6~2.0%に設定しているカード会社が多いです。
ちなみに、クレジットカード会社の為替レートは、国際ブランド会社にかかる両替手数料と海外事務手数料を含むものにあたります。
- 国際ブランドの為替レート
- VISA、MasterCard、JCBなど各ブランドが設定している為替手数料を含むレートにあたる。
- クレジットカード会社の為替レート
- VISA、MasterCard、JCBなどにかかる両替手数料と、クレジットカード会社が定めている海外事務手数料(1.6~2.0%)を含むレートにあたる。
海外でクレジットカードを利用した時の手数料を含む計算方法とは?
では、海外でクレジットカードで支払った場合、両替手数料や海外事務手数料を含む総額をどのように計算するか見てみましょう。
以下は、その計算方法になります。
試しに以下の場合で、総額がいくらになるか計算してみましょう。
- アメリカで300ドルの買い物をした。
- 海外事務手数料が1.63%のVISAのクレジットカードで支払った。
- その時のVISAの為替レートが1ドル=105円だった。
⬇
105円×300$×(1+0.0163)=約32,013円
手数料を含む支払い総額は、約32,013円になるという訳です。
つまり、海外のクレジットカード支払いで手数料を安くするポイントは、以下の2つになります。
- 両替手数料が低い=為替レートが良い、国際ブランドのカードを選ぶ
- 海外事務手数料が低いクレジットカードを選ぶ
2. 海外ATMで外貨を引き出し(キャッシング)した時の両替手数料、利息とATM手数料
海外でクレジットカードを利用して、現金(外貨)を引き出すこと=キャッシングも出来ます。
その際には、まず、自分のクレジットカードの国際ブランド(VISA・MasterCard・JCBなど)に対応しているATMを探して下さい。
VISA・MasterCardの場合は、以下のマークがついているATMで使えます。
海外のATMで日本のクレジットカードを使って外貨を引き出した場合の手数料は、VISA、MasterCard、JCBなどの国際ブランドの会社に支払う両替手数料、クレジットカードを発行しているカード会社に支払うATM手数料と利息の3つです。
海外事務手数料はかかりません。
外貨をクレジットカードで引き出す(キャッシング)時にも、両替手数料を含んだ各国際ブランドの為替レートが適用されます。
1. 海外ATMで外貨をキャッシングしたときに利息がかかる期間は?
なぜ、利息がかかるかというと、海外のATMでクレジットカードを使って外貨を引き出す場合、これは海外でキャッシング=借入れすることになるからです。
クレジットカードは後払いの決済カード。
つまり、海外のATMで外貨を引き出した日(キャッシングした日)からクレジットカードの支払日(引き落とし日)まで、お金を借りることになります。
なので、その分の利息を支払わなければならないという訳です。
キャッシングした日からクレジットカードの締め日までの期間ではないので、注意して下さい。
例えば、以下の場合だと・・・
- 翌月の10日がクレジットカード支払日=銀行の引き落し日。
- 1月12日に海外でキャッシングによって外貨を引き出した。
⬇
1月12日から2月10日の間、利息がかかる
クレジットカードの締め日や支払日(銀行の引き落し日)は、カードによって違うのでカード会社に確認しましょう。
2. 海外でのキャッシングにかかる利息は高いの?利息の計算方法を説明
キャッシングしたときの利息ってどのくらいかかるんだろう…?
お金を借りるって聞くと利息がどのくらいになるか心配だな。
じゃあ、これから実際に利息の計算をしてみましょう。
クレジットカードが、ゴールドかなどの種類や借りる金額にもよりますが、多くのカード会社では、100万円以下をキャッシングする場合、年利18%という利息を設定しています。
18%という数字だけをみると、高い利息がかかるんじゃないかと思う人も多いのではないでしょうか。
でも、これは「年利」です。
つまり、1年間お金を借り続けた場合の利息のことを指しています。
5万円×0.18=9,000円
9,000円の利息を払うことになるので、高く感じますね。でも、これは1年間借り続けた場合です。
キャッシングして、次にくる毎月のクレジットカードの引き落し日に、全額返済する予定だったら長くても30日間ほど借りるだけに。
この場合の利息は、日割りで計算されます。
試しに次の場合で計算してみましょう。
キャッシングをした日からクレジットカードの支払日(引き落し日)までが・・・
30日後の場合の利息 | 5万円×0.18÷365日×30日=約740円 |
---|---|
20日後の場合の利息 | 5万円×0.18÷365日×20日=約493円 |
15日後の場合の利息 | 5万円×0.18÷365日×15日=約370円 |
7日後の場合の利息 | 5万円×0.18÷365日×7日=約173円 |
一括返済の場合で、キャッシング日から支払日(銀行の引き落し日)までの期間が短いほど、利息は少なくなっていくのが分かりますね。
3. 海外ATMでキャッシングした場合のATM手数料は110円~220円
海外ATMでクレジットカードを使って外貨をキャッシングした場合、ATM手数料もカード会社に支払う必要があります。
ほとんどのカード会社のATMは、以下の通りです。
10,000円以内 | 110円(税込) |
---|---|
10,000円超え | 220円(税込) |
※別途、ATM設置をしている金融機関からATM手数料がかかる場合があります。
4. 海外ATMでキャッシングした時のクレジットカード引落し総額の計算方法【まとめ】
海外ATMでクレジットカードを使って外貨を引出す場合は、計算方法が複雑なんだね。
そうですね。
でも、キャッシングの支払いの仕組みを知れば、そんなに難しくないですよ。
海外ATMで外貨をキャッシングした場合の、クレジットカードの引き落し総額の計算方法をまとめると以下の通りです。
試しに次の場合で、計算してみましょう。
- VISAのクレジットカードを利用する。
- 海外ATMで米ドル、500$をキャッシングにより引き出す。
- その時のVISAの為替レートが1ドル=105円だった。
- キャッシングした日からクレジットカードの引き落し日までが15日間。
- 一括での返済の予定。
⬇
1. 105円×500$=52,500円
2.{52,500円×0.18÷365日×15日}+216円=約600円
3. 52,500円+600円=53,100円
カード会社からの引き落しによる支払い請求の総額は、53,100円になります。
5. 海外ATMでクレジットカードによる外貨のキャッシングは、空港での両替より手数料がお得
海外ATMでクレジットカードでキャッシングによる外貨を引出す場合、一括払いでの返済なら、空港の両替所での手数料より安いことも多いと言われています。
では、実際に以下の場合で比較してみましょう。
クレジットカード | 空港 |
---|---|
VISAのクレジットカードを利用する | 成田空港の両替所(GPAとUFJ銀行)で米ドル300$分を両替する |
海外ATMで米ドル、300$をキャッシングにより引出す | |
一括での返済の予定 | |
キャッシングした日からクレジットカードの締め日までが15日・20日・25日の場合 |
1. VISAのクレジットカードで海外ATMで外貨をキャッシングする場合
VISAの為替レートで計算するので、まず今日(2018年3月27日)のVISAの米ドルの為替レートを調べてみましょう。
今日(2018年3月27日)のVISAの米ドルの為替レートは1$=約105円。
300$に両替するのに、約31,646円かかることが分かりました。
これにカード会社に支払う利息とATM手数料を足した総額を計算してみましょう。
- キャッシングした日からカードの支払日(引き落し日)まで15日間の場合
- 利息{31,646円×0.18÷365日×15日}+ATM手数料216円=約450円
31,646円+450円=32,096円 - キャッシングした日からカードの支払日(引き落し日)まで20日間の場合
- 利息{31,646円×0.18÷365日×20日}+ATM手数料216円=約528円
31,646円+528円=32,174円 - キャッシングした日からカードの支払日(引き落し日)まで25日間の場合
- 利息{31,646円×0.18÷365日×25日}+ATM手数料216円=約606円
31,646円+606円=32,252円
利息やATM手数料も含めたトータルでみると、米ドル300$キャッシングするのに・・・
一括返済日まで、5日までの場合は32,096円、20日までの場合は32,174円、25日までの場合は32,252円、かかることが分かりましたね。
2. 成田空港の両替所(GPA・UFJ銀行)で両替した場合
次に同じ日の(2018年3月27日)成田空港にある両替所「GPA Greenpoart Agency Co.,Ltd」の両替レートを見てみましょう
参照)GPA 外貨両替
GPAの米ドルの両替レートは、1$=107.49円。
107.49円×300$=32,247円
もう一つ、成田空港にあるUFJ銀行の両替所の両替レート見てみます。
UFJ銀行にある米ドルの両替レートは、1$=108.39円。
108.39円×300$=32,517円
米ドル300$分を空港で両替するのに、GPAでは32,247円、UFJ銀行では32,517円かかることが分かりました。
3. クレジットカードでの外貨キャッシングの方が手数料がお得なことが多い
クレジットカードによる外貨キャッシングと空港での両替を、次の表にまとめて比較してみました。
クレジットカードでの 外貨キャッシング | カード引き落し日まで15日の場合 | 32,096円 |
---|---|---|
カード引き落し日まで20日の場合 | 32,174円 | |
カード引き落し日まで25日の場合 | 32,252円 | |
成田空港「GPA」での両替 | 32,247円 | |
成田空港「UFJ銀行」で両替 | 32,517円 |
クレジットカードによるキャッシングの場合と空港での両替の場合で、どちらがお得に外貨を得られるかというと、キャッシングにした日からカードの支払日(引き落し日)までの期間や、キャッシングの金額にもよりますが、クレジットカードでの外貨キャッシングの方が、お得なことが多いようですね。
つまり、海外でキャッシングによる外貨の引き出しをお得にするには、引き出した日(キャッシングした日)からカードの支払日(引き落とし日)までがポイントになります。
海外で現金がなくなったとき、両替所よりATMの方が沢山あるので、クレジットカードのキャッシングで外貨を引き出す方が便利なことも。
確かに。
海外でキャッシングをしたい場合は、事前に申込が必要なことも多いので、自分のクレジットカードが海外でのキャッシングに対応しているかカード会社に確認して下さいね!
3. 海外クレジットカードの手数料を抑えるにはVISA、MasterCard、JCBのどれがいい?
では、クレジットカードを作るとき、どの国際ブランドのカードを選べば良いのでしょうか?
国際ブランドは、VISA、MasterCard、JCB・・・と色々あります。
1. 海外ではVISA、MasterCardのクレジットカードが安心
「VISA」「Mastercard」「JCB」はよく知られているクレジットカードの国際ブランドです。
JCBは日本発の国際ブランド。
日本では、JCBのカードだと様々な特典やキャンペーンがついていてお得なことも多いです。
でも、海外での利用の場合は、渡航先の国や場所によって使えないことも。
なので、やはり「VISA」「MasterCard」がついてるクレジットカードが安心。
以下の表を見ると、海外では「VISA」「MasterCard」の加盟店舗数が多いことが分かります。
VISA | 2,900万店以上 |
---|---|
Mastercard | 2,800万店以上 |
JCB | 1,300万店以上 |
参照)「新版」世界のペイメントカード 2009年
また、クレディセゾンの2011年度の調べでは、各国際ブランドの海外での利用は以下のような割合になっています。
VISA | 42.6% |
---|---|
MasterCard | 34.6% |
American Express | 4.8% |
JCB | 3.8% |
Union Pay | 14.0% |
Diners Club | 0.3% |
VISA、MasterCardの利用者が大きな割合を占めていることが分かりますね。
ちなみに、「Union Pay」は中国発の国際ブランドなので、中国ではメジャーです。
国を選ばず世界での使い勝手の良さは、やはりVISAとMasterCardが良さそうだね。
2. VISA、MasterCardの為替レートを比較!為替手数料の節約にはMasterCardがおすすめ
海外でのクレジットカードでの支払いや、海外ATMでのキャッシングによる外貨の引出しの際には、各国際ブランドが設定している両替手数料を含む為替レートが適用されます。
つまり、1通貨あたり◯◯円の為替レートが良ければ良いほど、安く両替できる訳です。
ここでは、VISA、MasterCardの米ドル、カナダドル、オーストラリアドルの為替レートを比較して、どの国際ブランドの為替レートが良いか見てみましょう。
(2018年3月1日~3月31日調べ)
VISA・MasterCardのアメリカドル 為替レートの比較
VISA | MasterCard | |
---|---|---|
3月1日 | 107.53円 | 107.10円 |
3月8日 | 106.46円 | 106.18円 |
3月15日 | 106.42円 | 106.33円 |
3月20日 | 106.31円 | 106.58円 |
3月31日 | 106.55円 | 106.52円 |
VISA・MasterCardのカナダドル 為替レートの比較
VISA | MasterCard | |
---|---|---|
3月1日 | 84.28円 | 83.52円 |
3月8日 | 82.71円 | 82.50円 |
3月15日 | 82.64円 | 82.13円 |
3月20日 | 81.50円 | 81.65円 |
3月31日 | 82.87円 | 82.81円 |
VISA・MasterCardのオーストラリアドル 為替レートの比較
VISA | MasterCard | |
---|---|---|
3月1日 | 83.79円 | 83.01円 |
3月8日 | 83.31円 | 83.06円 |
3月15日 | 84.24円 | 83.76円 |
3月20日 | 82.58円 | 82.32円 |
3月31日 | 81.84円 | 81.84円 |
アメリカドル、カナダドル、オーストラリアドルともに、MasterCardの為替レートの方がVISAよりも有利なことが多いですね。
海外でクレジットカードを利用すると、きVISAかMasterCardか迷ったら、MasterCardを使うことをおすすめします。
3. VISA・MasterCardの為替レート(インターナショナルレート・基準レート)の調べ方
先ほど比較したVISAとMasterCardの為替レートは、インターナショナルレートや基準レートとも呼ばれます。
この為替レートは、VISA・MasterCardのウェブページで調べることが可能です。
1. VISAの為替レート(インターナショナルレート・基準レート)を調べる方法
まず、VISAの以下のウェブページに進みます。
- 「My Card is In」は、日本円(JPY)を選択。
- 「My Transaction Was In」は、為替レートを知りたい外貨の種類を選択して下さい。
- 「Enter Bank Fee(0-5 %)」は、クレジットカード会社や銀行の事務手数料(%)を入力する項目ですが、VISAの為替基準レートを知りたいときは、「0」と入力します。
- 「Calculate Exchange Rates」をクリックする
- 1通貨あたりの日本円のレートが表示されます。
2. MasterCardの為替レート(インターナショナルレート・基準レート)を調べる方法
まず、MasterCardの以下のウェブページに進みます。
MasterCard Currency Conversion Calculator
- 「Bank Fee」は、クレジットカード会社や銀行の事務手数料(%)を入力する項目ですが、MasterCardの為替基準レートを知りたいときは、「0」と入力します。
- 自分のクレジットカードの通貨を選択するので、日本円(JPY)を選びましょう。
- 取引通貨の選択です。為替レートを知りたい外貨を選んで下さい。
- 適当に金額を入力します。
- 「CALCULATE」をクリックして下さい。
- MasterCardの為替基準レートが表示されます。
為替基準レートは日々変わります。海外でクレジットカードを使ったときは、明細書でVISA・MasterCardの為替レートがどのくらいかチェックしてみましょう。
4. クレジットカード会社の海外事務手数料と為替レートを比較!
海外でクレジットカードで支払いをしたら、VISA・MasterCardなどの国際ブランドの両替手数料を含む為替レートが適用されます。
そして、クレジットカードが設けている海外事務手数料(%)がかかると説明しましたね。
VISAとMasterCardで比較すると、MasterCardの為替レートの方が有利なことが多いと分かりました。
では、MasterCardの各クレジットカードの海外事務手数料(%)と為替レートを見てみましょう。
1. 楽天カード、イオンカード、ライフカードなど8社の海外事務手数料と為替レート
海外事務手数料は、VISAとMasterCardは同じ、JCBは別設定、またはすべて同じ設定…など、カード会社によって違っています。
以下は、楽天カード、ライフカード、ニコスカード、オリコカード、イオンカードなどを含めた8社のクレジットカード(MasterCard)の海外事務手数料と、その米ドルの為替レートです。
海外事務手数料 | 為替レート※ | |
---|---|---|
MasterCardの米ドル基準レート | ー | 106.43円 |
楽天カード | 1.63% | 108.16円 |
ライフカード | 2.00% | 108.56円 |
三菱UFJニコスカード | 2.00% | 108.56円 |
イオンカード | 1.60% | 108.13円 |
エポスカード | 1.63% | 108.16円 |
オリコカード | 1.63% | 108.16円 |
dカード | 1.63% | 108.16円 |
auウォレットクレジットカード | 1.55% | 108.08円 |
※2018年4月2日のMasterCardの米ドル為替レートを元に算出
海外事務手数料と為替レートだけで見れば、auウォレットのクレジットカードがお得のようですね。
2. クレジットカード会社の為替レートの計算方法は?
前項で紹介した、クレジットカードの為替レートの計算方法を説明しておきましょう。
カード会社の為替レートは、国際ブランドの為替レートに海外事務手数料(%)を掛けることで計算することが可能です。
試しに次の場合で、計算してみましょう。
- 海外事務手数料が1.63%のMasterCardのクレジットカード。
- アメリカドルのクレジットカードの為替レートを知りたい。
- その時のMasterCardのアメリカドルの為替基準レートは、1$=105円だった。
⬇
105円×(1+0.0163)=約107円
海外事務手数料が1.63%のVISAのクレジットカードの米ドル為替レートは、約107円になることが分かりますね。
VISAとMasterCardのクレジットカードの場合は、以下のページで「Bank Fee」の項目に海外事務手数料(%)を入力すると、すぐにチェックできます。
MasterCard Currency Conversion Calculator
5. 海外でおすすめのクレジットカード(MasterCard)5社
沢山あるクレジットカードの中から、自分に一番合ったクレジットカードを選ぶのはなかなか難しいことです。
クレジットカードを選ぶ際には、海外事務手数料が低めなクレジットカードを選ぶこともポイントですが・・・
- 年会費はかかるか
- 補償はどうなっているか
- ポイント還元率やキャッシュバック率などの特典がどのくらい良いか
- 日本での使い勝手も良いか(日本でもポイントが貯めやすいか)
なども含めて検討してみると良いでしょう。
1. 楽天カード
楽天カードは、楽天ショッピングや楽天トラベルをよく利用する人におすすめのクレジットカードです。
海外については、海外旅行傷害保険が自動的に付帯されています。
ハワイ・ワイキキでは専用ラウンジの利用もできるので、ハワイによく旅行する人にもおすすめ。
また、海外でのレンタカーや、海外携帯やWiFiルーターのレンタルが割引されるなどの優待サービスもあります。
年会費 | 永年無料 |
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海外事務手数料 | 1.63% |
補償 |
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特典 |
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家族カード | 高校生を除く18歳以上 年会費無料 |
2. 学生専用ライフカード
- アプリログインで2,000円キャッシュバック
- ショッピング利用3万円以上で8,000円キャッシュバック
- Apple Pay/Google Pay™の利用でで3,000円キャッシュバック
- サブスク利用で2,000円キャッシュバック
学生専用ライフカードは、高校生を除く18歳以上25歳以下の学生向けのクレジットカードです。
海外事務手数料が2.0%と他のカードよりも若干高めですが、海外での利用の際には3%という高いキャッシュバックの特典があります。(年間最大10万円。インターネットショッピング、免税店では対象外。)
この特典を利用するためには、渡航前に事前申込みが必要です。
学生専用のクレジットカードはキャッシングに対応してないものもありますが、この学生専用ライフカードは、ATMでのキャッシングも可能。
キャッシングの実質年利は15%と、他のクレジットカード(18%)のものより低めに設定されているので、利息の負担も少なくなります。
卒業後は一部サービスが利用できませんが、継続してカードを持つことは可能です。
年会費 | 永年無料 |
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海外事務手数料 | 2.00% |
補償 |
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特典 | 海外ショッピング利用時キャッシュバック3%(100円につき3円) ※年間最大100,000円 |
3. 三菱UFJニコス VIASOカード
三菱UFJニコス VIASOカードは、三菱UFJニコスが作っているクレジットカードです。
海外事務手数料は2.00%と若干高めですが、海外旅行保険が自動で付帯されます。
楽天やAmzaonで買い物をした場合や、ETCや携帯電話などの支払いに利用した場合など、色々な場面でポイントアップする特典がついているカードです。
年会費 | 永年無料 |
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海外事務手数料 | 2.00% |
補償 |
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特典 |
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家族カード | 高校生を除く18歳以上 年会費無料 |
4. オリコ Orico Card THE POINT
オリコ Orico Card THE POINTは、年会費無料のオリコカードです。
100円につき1円分のポイント還元と、オリコモールでのショッピングでのポイント加算などのサービスがあります。
また、カードの紛失や盗難時の不正利用に対する補償がついているクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
海外事務手数料 | 1.63% |
補償 | カードの紛失・盗難時の不正利用 |
特典 |
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家族カード | 高校生を除く18歳以上 年会費無料 |
5. au ウォレット クレジットカード
au ウォレット クレジットカードは、海外事務手数料をなるべく抑えたいという人におすすめのクレジットカードです。
海外事務手数料が1.55%と、他社のカードと比べて低く設定されているので、海外でのショッピングでの利用時にはお得になります。
また、海外旅行保険傷害保険やショッピング保険も自動で付帯。その他にも、国内店舗では様々なポイント特典もあります。
年会費 |
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海外事務手数料 | 1.55% |
補償 |
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特典 |
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家族カード | 高校生を除く18歳以上 年会費、一枚目は無料 |
6. アメリカでおすすめの国際ブランド、アメックス「American Express」
アメリカでは、VISA、MasterCardと同様に、「American Express」もよく使われる国際ブランドです。
クレディセゾンの2011年度の調べでは、アメリカのクレジットカードの国際ブランドのシェアは以下の通りになっています。
VISAに次いで、American Express、MasterCardの順位。
なので、アメリカへ行く場合は、American Expressのカードもおすすめです。
アメリカへの海外旅行や留学の際に使う2枚目のクレジットカードとして、American Expressのカードも検討してみると良いかもしれませんね。
アメリカで使えるクレジットカード「セゾン・アメリカン・エキスプレスカード」
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンが提供しているアメリカン・エキスプレスのカードです。
西友やLIVINGで割引がきき、海外ではポイントが2倍たまるなどの特典があります。
年会費 | 初年度無料 通常年会費1,100円(税込) |
---|---|
海外事務手数料 | 2.00% |
補償 | インターネット上での不正使用 |
特典 |
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家族カード | 高校生を除く18歳以上 年会費無料 |
旅行傷害保険を付けたい場合は、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードを検討してみると良いでしょう。
(初年度無料・年会費3,000円)
まとめ~クレジットカードの手数料を把握して海外でも上手く利用しよう!
海外でクレジットカードを利用したときの手数料を説明してきたけど、どうだったかな?
買い物で利用する時と現金を引き出す時(キャッシング)では、手数料が違うこと、キャッシングでは利息がかかることなどが分かりました。
手数料をちゃんと把握し、自分に合ったクレジットカードを選んで、海外でも上手く利用して下さいね!
万が一に備えて、旅行や留学などで海外へ渡航するときには、2枚以上のクレジットカードを持っていくと安心ですよ。