アンケート調査「学生時代の留学体験」

海外留学を検討中の学生さんにとって、留学経験者の生の声はとても気になりますよね。

留学先、留学期間、留学費用など・・・。

とくに海外留学の経験を就職活動で活かしたいと思っている学生さんは、留学経験が就職活動で有利になるのかどうかを知りたい人が多いのではないでしょうか?

そこで留学マスターを運営する株式会社ジャストイットは、25歳~35歳の留学経験がある社会人400人に、学生時代の留学経験に関するアンケートを実施しました。

留学に行くかどうか迷っているなら、今回紹介するアンケート結果も参考に、検討してみてください。

人気の留学先はアメリカやオーストラリアなどの英語圏

学生時代に行った留学先を聞いてみたところ、400人中111人(27.8%)がアメリカと回答。

そのあとオーストラリア(20.0%)、カナダ(13.5%)、イギリス(9.5%)と続き、英語圏の留学が人気であることが分かります。

留学経験のアンケート「留学先の国」

人数
アメリカ 111人(27.8%)
オーストラリア 80人(20.0%)
カナダ 54人(13.5%)
イギリス 38人(9.5%)
中国 25人(6.3%)
ニュージーランド 18人(4.5%)
韓国 16人(4.0%)
フランス 11人(2.8%)
ドイツ 7人(1.8%)
フィリピン 6人(1.5%)
タイ 5人(1.3%)
台湾 4人(1.0%)
マレーシア 2人(0.5%)
その他 23人(5.8%)

※留学経験が複数ある場合、学生時代最後に行った留学を選択。

ちなみにその他の国は、ロシア、イタリア、オランダ、メキシコ、スイス、ハンガリー、フィンランド、インドネシア、スペインがありました。

留学先の国を選んだ理由は?学校等で指定されている人が多い

先ほどの留学先の国を選んだ理由について尋ねたところ、以下のような結果となりました。

留学経験のアンケート「留学先の国を選んだ理由」

選んだ理由 人数
その国の言語を学ぶため 62人(15.5%)
専門知識や専門技術を学ぶため 17人(4.3%)
国や文化に興味がある 42人(10.5%)
留学先が指定されている 105人(26.3%)
学校や知人からのすすめ 9人(2.3%)
親族や知人が住んでいる 10人(2.5%)
費用が安く済む 15人(3.8%)
行きたい国や都市だった 9人(2.3%)
観光目的 5人(1.3%)
治安や環境のよさ(学習環境含む) 48人(12.0%)
行きたい学校があった 5人(1.3%)
特に理由はない 26人(6.5%)
その他 47人(11.8%)

一番多かったのは、「留学先が指定されている(26.3%)」で、「日本の学校の提携校だから」「住んでいる町の姉妹都市だったから」という理由が多く見られました。

学校や地域の制度を利用して留学した人が多く、すべての人が自由に留学先を選んでいたわけではないようです。

次に国別の傾向も見てみましょう。

英語圏で留学を経験した人は、「アメリカ英語が良い」「イギリス英語が勉強したい」と、学ぶ英語にこだわりを持って国を選んでいる人が多くいました。

オーストラリアやカナダを留学先に選んだ人は、治安の良さや豊かな自然に魅力を感じ留学先に選んだ人が多いようです。

高校留学を経験した人の留学先は、ニュージーランドが多いということもわかりました。

韓国や中国を選んだ人は、韓国語や中国語に興味がある、または専攻している人がほとんどで、中には「KPOPが好きで韓国を留学先に選んだ」という人もいました。

ドイツやフランスへの留学は、音楽、芸術、ワイン、哲学など専門的な分野の学習を目的としているという人が多かった印象です。

その他の国では、「ダイビングの資格を取るためにインドネシアに留学した。」「サッカーをするためにドイツ留学をした。」「教育学を学ぶためフィンランドに留学した。」など、語学以外の目的に合わせて留学先を選んでいる人が多かったです。

学生の海外留学は3ヶ月未満の短期語学留学が人気

学生時代に行った留学の種類について質問したところ、全体の半数以上が語学留学をしており、全体の38.0%が3ヶ月未満の短期語学留学の経験をしていることがわかりました。

また語学を勉強するというよりも、ホームステイを通じて現地の文化を体験したという人も多く見られます。

留学経験のアンケート「留学の種類

留学の種類 人数
短期語学留学(3ヶ月未満) 152人(38.0%)
長期語学留学(3ヶ月以上) 84人(21.0%)
大学の交換留学 46人(11.5%)
海外の大学へ進学 11人(2.8%)
海外の大学院へ進学 8人(2.0%)
高校留学 14人(3.5%)
インターンシップ 11人(2.8%)
ホームステイ 65人(16.3%)
その他 9人(2.3%)

※留学経験が複数ある場合、学生時代最後に行った留学を選択。

また留学期間について尋ねてみたところ、1ヶ月未満の短期留学をした人が全体の34.0%であるという結果になりました。

留学経験のアンケート「留学期間」

留学期間 人数
1ヶ月未満 136人(34.0%)
1ヶ月以上~3ヶ月未満 108人(27.0%)
3ヶ月以上~6ヶ月未満 28人(7.0%)
6ヶ月以上~1年未満 84人(21.0%)
1年以上~5年未満 39人(9.8%)
5年以上 5人(1.3%)

※留学経験が複数ある場合、学生時代最後に行った留学を選択。

3ヶ月以上6ヶ月以内の留学をした人は少なく、3ヶ月未満か6ヶ月以上の留学をする人が多いようです。

学生時代の留学費用は100万円未満の人が半数以上

学生時代に行った留学の、留学費用についてのアンケートでは、半数以上の人が100万円未満という結果となりました。

留学経験のアンケート「留学にかかった費用」

金額 人数
50万円未満 138人(34.5%)
50万円以上100万円未満 128人(32.0%)
100万円以上500万円未満 117人(29.3%)
500万円以上1000万円未満 12人(3.0%)
1000万円以上 5人(1.3%)

※学費や滞在費、渡航費なども含む。留学経験が複数ある場合、学生時代最後に行った留学を選択。

調査結果を見ると、50万円未満、50万円以上100万円未満、100万円以上500万円未満がそれぞれ同じくらいの人数であることがわかりますね。

留学先の国や滞在期間、滞在方法などで留学費用は大きく変わりますから、事前に細かく計算しておく必要があります。

とくに学生の場合、夏休みを利用しての私費留学となると全額自己負担になるので、金銭面で留学を躊躇する人も多いのではないでしょうか。

提携校への交換留学なら、学校が留学費用を一部負担してくれることもありますので、留学費用が原因で留学をあきらめているなら、学校の留学支援サービスを一度調べてみてください。

また国や自治体、学校の奨学金制度もあるので、確認することをオススメします。

今回のアンケート調査でも、実際に奨学金を利用して留学した人が多く見られました。

利用した奨学金 人数
日本学生支援機構による給付型の奨学金 37人(9.3%)
日本学生支援機構による貸与型の奨学金 30人(7.5%)
地方自治体による給付型の奨学金 20人(5.0%)
地方自治体による貸与型の奨学金 13人(3.3%)
留学先の国から支援される奨学金 17人(4.3%)
日本で在籍している学校の奨学金 55人(13.8%)
留学先の学校の奨学金 17人(4.3%)
留学エージェントの奨学金 8人(2.0%)
その他の奨学金 5人(1.3%)
奨学金制度は利用していない 263人(65.8%)

※重複して奨学金を受給した可能性もあるため、複数回答可能。

学生時代の留学経験についての調査なので、やはり「日本で在籍している学校の奨学金」を利用した人が比較的多いですね。

あなたがまだ知らない奨学金制度があるかもしれないので、ぜひ確かめてみてください。

返済不要!大学生・大学院生に向けの海外留学奨学金リスト

全体の60%以上が留学で「語学力」と「コミュニケーション能力」が向上したと実感

次に「学生時代に留学をしたことであなたが得たものは何ですか?」という質問を投げかけてみました。

留学経験のアンケート「留学経験を通して得たもの」

得たもの 人数
語学力が向上した 266人(66.5%)
コミュニケーション能力が高まった 243人(60.8%)
人脈が広がった・友達ができた 192人(48.0%)
資格を取得した 44人(11.0%)
専門的な知識が身についた 61人(15.3%)
行動力がついた 201人(50.3%)
自分に自信がついた 173人(43.3%)
なりたい職業が見つかった 27人(6.8%)
視野が広がった 214人(53.5%)
その他 3人(0.8%)
とくに得たものはない 16人(4.0%)

※あてはまるものをすべて選択可能。

全体の半数以上の人は、留学経験を通して「語学力が向上した(66.5%)」「コミュニケーション能力が高まった(60.8%)」と実感していることがわかります。

また、「視野が広がった(53.5%)」「行動力がついた(50.3%)」「自分に自信がついた(43.3%)」と自分自身にプラスとなる力がついたと感じている人が多いようです。

逆に全体の4%の人は「とくに得たものはない」と答えていることもあり、ただ海外留学に行くだけでなく、留学先でどのように過ごすかによって留学で得られるものが変わってくると考えられます。

全体の約半数が留学経験は就職に有利にはたらくと実感

留学の経験を就活の自己PRでアピールすれば、就職に有利にはたらくとよく聞きますよね。

就活を控えた学生さんの中にも、就活でアピールできるような経験や、スキルアップを求めて留学を考えている人もいると思います。

今回の調査では全体の36.8%の人が「留学経験を企業にアピールしたことで就職が有利になった」と回答し、また28.3%の人が「語学力を企業にアピールしたことで就職が有利になった」と回答しました。

留学経験のアンケート「留学経験を就活に活かしたか」

就職への影響 人数
留学経験を企業にアピールしたことで就職が有利になった 147人(36.8%)
語学力を企業にアピールしたことで就職が有利になった 113人(28.3%)
留学中に知り合った人がきっかけで就職先が見つかった 32人(8.0%)
留学経験や語学力が就職に有利になったと実感していない 62人(15.5%)
留学経験は就活でアピールしなかった 110人(27.5%)
就職活動はしていない 35人(8.8%)
その他 2人(0.5%)

※あてはまるものをすべて選択可能。

また中には「留学中に知り合った人がきっかけで就職先が見つかった(8.0%)」という人もいることから、留学中の人脈づくりが将来を大きく左右することもあると考えていいでしょう。

ちなみにその他と答えた人は、2人とも以下のような回答をしています。

「就職してから役に立つ事が多い(アメリカ留学 女性)」

「就職後役立っていると感じる(イギリス留学 女性)」

留学経験が就活に有利になったと実感しない人もいますが、そういった場合はしばらくして社会に出てから、留学経験が役に立つかもしれませんね。

結果的に、「留学経験や語学力が就職に有利にならなかった人」「留学経験を就活でアピールしていない人」そして「就活を行っていない人」を除くと、全体の約半数の人は留学での経験が就職で有利にはたらいたり、就職後に役立ったと実感していることがわかりました。

【まとめ】海外留学は学生の間に行くのがオススメ!就活にも活かせる可能性あり

ここまで、学生時代の留学経験に関する調査結果を紹介しました。

学生時代に留学を経験している社会人の多くは、3ヶ月未満の短期語学留学に行っていることがわかりましたね。

夏休みを利用すれば、学校を休むことなく1ヶ月の語学留学も可能ですから、短期留学をするならぜひ学生の間にチャレンジしていただきたいと思います。

また学校の留学制度で留学すると、単位を取得できることもあるので、まずは学校の留学制度を調べてみることをオススメします。

ただし学校の留学制度を利用して留学は、留学先の学校が限定されている可能性が高いので、留学先を自由に選びたいなら留学エージェントを利用するのもいいでしょう。

ちなみに今回のアンケート調査では「ウィッシュインターナショナル」「留学ジャーナル」「ISS国際交流センター」の利用者が多かったです。

留学エージェントや奨学金制度をフル活用して、留学プランをたててみましょう。

調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:25歳~34歳の留学経験がある男女400人
  • 調査実施日:2020年1月16日(木)
  • 実査委託先:楽天インサイト