eSIM内蔵のiPhoneやiPadを海外で活用する方法

Apple社の最新機種であるiPhone 11・iPhone 11 proをはじめ、iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XRまたiPadの一部の機種に、「eSIM」が内蔵されていることを知っている人もいるかもしれませんね(2019年11月現在)

でも、次のように疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?

「eSIMって一体なに?」

「iPhoneのeSIMってどうやって使うの…?」

「そもそも、eSIMって本当に便利なの…?」

実は、eSIMが搭載されているiPhoneは、うまく利用すれば、海外旅行や海外出張、留学など海外渡航の際にとても便利なのです。

たとえば海外旅行先でスマホを使うとき、現地でSIMカードを購入して日本で使っているSIMカードと差し替えて利用したりしますよね。

ですが、海外でSIMカードを入れ替えるのは不安がつきもの。

どこでどのSIMカードを買えばいいかわからないし、SIMカードを入れ替えて日本のSIMカードを無くしたら大変ですよね。

でもiPhoneのeSIMなら、わざわざSIMカードを入れ替えなくても、スマホで設定するだけでインターネットを利用することができるのです!

この記事では、iPhoneのeSIMを中心に、その仕組みやメリット、eSIMに対応している通信事業者(キャリア)から使い方まで詳しく説明しています。

海外向けにスマホを買うか迷っている人、すでにeSIM内蔵のiPhone・iPadを持っている人は、ぜひ参考に読んでみてくださいね。

1. iPhoneに内蔵されているeSIMとは何?eSIMの2つのメリット

まず最新機種のiPhone 11や、iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XRに内蔵されている「eSIM」とは、一体何なのか見ていきましょう。

「eSIM」には、大きく2つの意味とメリットがあります。

eSIMの2つの意味とメリット

久美子先生久美子先生

これから、この2つの意味とメリットを詳しく説明していきましょう。

1.「eSIM」とは、差し替え不要の内蔵型SIMチップのこと

eSIMとは、従来のnanoSIMなどのSIMカードとは違った、新しいSIMの規格の一つのことです。

物理SIM(標準SIM、マイクロSIM、ナノSIM)とeSIM

eSIMは、「Embedded Subscriber Identity Module」の略で、「Embedded」とは「埋め込まれた」という意味。

「Subscriber Identity Module」とは「加入者のID番号が記録されたICカードの規格」のこと。

つまり、eSIMは「加入者のID番号が記録された内蔵型のICチップ」のことです。

多くの人がまだ利用しているnano SIMは、通信事業者(キャリア)の乗り換えのときに、SIMカードを物理的に差し替える必要がありますよね。

一方で、eSIMが組み込まれた端末の場合は、実質的なSIMカードを差し替える必要がない訳です。

このことから、従来のmicro SIMカードやnano SIMカードなどは、eSIMと比較して「物理SIM(Physical SIM)」と呼ばれることもあります。

端末に内蔵されたeSIMと機種変更時に差し替える物理SIM

2.「eSIM」とは、遠隔操作によって自分で切り替え設定が可能なSIMのこと

「SIMカードを差し替えることなく、どうやって通信事業者(キャリア)を変えることができるの…?」

このような疑問を持った人もいるかもしれませんね。

それは、「eSIM」の2つ目の意味とメリットの説明からわかるでしょう。

eSIMには、「内蔵型のSIMチップ」という意味の他に、「通信を利用した遠隔操作(リモート操作)によってSIMの書き替えが可能なSIM」という意味があります。

従来のSIMとeSIMの機能の違い

※画像出典)docomo

この通信を利用した遠隔操作の一番のメリットは、通信事業者(キャリア)のSIMカードを購入する必要がなく、キャリアの切り替えをeSIM対応端末上で行えること。

つまり、自分の好きなタイミングで利用したい通信ネットワークを切り替えることが可能になる訳です。

少し混乱してしまうかもしれませんが、実は、端末に内蔵されていないeSIM(非内蔵型eSIM)もあります。

国内では、docomoのeSIMカードが、内蔵されていないeSIMにあたります。

docomoのeSIMカードの見た目は、差し替えできる従来のnano SIMカードなどの物理SIMと同じなのですが、SIMの情報の書き換えが遠隔操作でできる仕様です。

ここで注意してほしいことは、このdocomoのeSIMカードは、現時点では通信事業者(キャリア)の変更はできないという点です。

つまり、docomo専用のeSIMカードということなので、ここで説明した自分でキャリアの変更ができるというeSIMのメリットがあてはまらないということになります。

参照)docomo

2. 海外でも通信事業者の切り替えが簡単なeSIM対応のiPhone・iPad・Androidの機種

りゅうが君りゅうが君

それじゃあ、自分で通信事業者(キャリア)が切り替えできるeSIM対応のスマホはどれなの?

久美子先生久美子先生

eSIMに対応しているのはiOS 12.1 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降のスマートフォンです。
あと、以下の4つのiPad機種もeSIMに対応しています。

eSIMに対応している端末
iPhoneiPhone 11
iPhone 11 pro
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPadiPad(第7世代)
iPad Pro 12.9インチ
iPad Pro 11インチ
iPad Air(第3世代)
iPad mini(第5世代)

※2019年11月現在調べ

Androidについては、日本国内で購入できる端末はまだ販売されてないようです。

ちなみに、アメリカ版のGoogle Pixel2・3のスマホはeSIMに対応しているようですが、日本版は対応してないとのこと。

また、以下のドコモの端末は、ドコモのeSIMカード(非内蔵型)に対応しているものです。

ドコモのeSIMカード(非内蔵型)に対応している端末

※画像出典)docomo

しかし、前項で述べた通り、ドコモのeSIMカードでは、端末上で通信事業者(キャリア)の変更ができません。

なので、現在国内で購入できる通信事業者(キャリア)の変更ができるeSIM対応の端末は、ここで紹介したApple社のiPhoneとiPadのみのようです。

参照)apple.comsupport.google.com

3. eSIM内蔵のiPhoneを海外旅行や留学で使うメリットとデメリット

ここでは、Apple社のeSIMに対応しているiPhoneを中心に、そのメリットとデメリットを紹介します。

eSIM内蔵のiPhoneは、海外旅行や留学などで海外へ渡航する際に、簡単に現地の通信サービスを利用することができるのでとても便利です。

今手元にiPhoneのeSIM対応機種を持っている人、またはこれから購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. eSIMを海外で利用するメリット

eSIMが内蔵されたiPhoneのメリットは、海外旅行で現地についたときの最初の難関でもあるSIMの差し替え作業がいらないことです。

また利用する通信事業者によっては、iPhoneの端末上で簡単に海外の通信業事業者(キャリア)の通信プランに契約・設定することができます。

そのため海外用SIMを事前に購入したり、海外現地の店舗などでSIMカードを購入する必要がありません。

さらにeSIM内蔵のiPhoneは、従来のnano SIMカードなどの物理SIMとeSIMを一緒に利用できる「デュアルSIM」の仕様なので、2つの通信回線を使うことができます。

つまり、日本で契約している電話・通信サービスを利用したまま、海外の通信サービスを使えるというわけです

りゅうが君りゅうが君

新しい機種のiPhoneは、今までのnano SIMカードとeSIMが一緒に使えるんだね。

久美子先生久美子先生

そうなんです。
デュアルSIMについては、デメリットの紹介のあとに詳しく解説しますね。

2. eSIMを海外で利用するデメリット

eSIMが内蔵されたiPhoneは大変便利ですが、デメリットもあります。

まず、契約や設定を英語または現地の言葉で行わなければなりません。

日本語には対応していないので、英語での操作が苦手な方は設定に手間取る可能性があります。

また渡航先によっては選べるプランが限られるので、費用が思ったより高かったり、電波があまり入らなかったり、通信速度が遅いということもあるのです。

そしてメリットのところで「iPhoneの端末上で簡単に海外の通信プランに契約・設定することができる」と紹介しましたが、SIMの契約や設定方法が統一されていないので、利用する通信事業者によっては海外現地の通信事業者の店頭に行く必要があります。

設定できるお店が遠くにあったり、すぐに見つからないときは、空港や売店等で販売している従来のnanoSIMカードなどの物理SIMを購入する方が便利かもしれません。

4. eSIM内蔵iPhoneの便利な機能「デュアルSIM」とは?

さきほどeSIM内蔵iPhoneのメリットを紹介した際に、「デュアルSIM」なので日本で契約している電話や通信サービスを利用したまま、海外の通信サービスを使えると紹介しました。

ここでは、そのデュアルSIMの機能や海外現地での活用方法について、より詳しく解説したいと思います。

1. デュアルSIMは1つの端末で2つの回線が一緒に使える機能がある

従来のnano SIMカードだけに対応しているスマートフォンだと、海外用のSIMカードに入れ替えたら、海外では日本の電話番号が使えませんでした。

ですがeSIM内蔵iPhoneの機能である「デュアルSIM」だと、SIMカードの入れ替える必要がないので、一台のスマートフォンで日本の通信事業者の電話通信サービス(nano SIM)と海外の通信事業者のサービス(eSIM)を同時に利用することができます。

nanoSIMカードのみ対応の端末とnanoSIMとeSIMに対応している端末のしくみを比較

とくに、海外によく短期で旅行する人や出張へ行く人には、日本の電話番号での通話も海外でつながるようにしておきたいと思っている人もいるでしょう。

そういう人には、この「デュアルSIM」は、とても便利な機能です。

デュアルSIM使用中は、端末の画面に以下のようなステータスアイコンが表示され、通信状況が確認できます。

デュアルSIM利用中のスマートフォンの画面

※画像出典)support.apple.com

Apple社の公式サイトではデュアルSIM対応の端末を以下のように表示しているので、購入の際にはよく確認しておきましょう。

iPhoneデュアルSIM対応の端末

※画像出典)apple.com

また2つの通信回線が利用できるiPhoneでの「デュアルSIM」は、海外現地で次のような使い方ができます。

デュアルSIMの使い方1
主回線(日本の回線)は通話とSMSのみで利用し続ける。
副回線(海外の回線)は通話・SMS・iMessage・データ通信・FaceTimeで利用する。
デュアルSIMの使い方2
主回線(日本の回線)は通話・SMS・iMessage・FaceTimeで利用し続ける。
副回線(海外の回線)はデータ通信のみで利用する。

使い方1の場合は、2つの電話番号を持つことになりますね。

この場合、どちらの電話番号でも受けることができ、かけるときは自分で選ぶことが可能です。

ちなみに、この一つのスマホで2つの通信回線が利用できる端末は、iPhoneだけでなくAndroidにもあります。

ただし、Androidの場合は、nanoSIMとeSIMに対応しているiPhoneとは違って、2つのnano SIMに対応している端末です。

このような2つの通信回線に対応しているスマホは、「デュアルSIM端末」「デュアルnanoSIM端末」と呼ばれることもあります。

2枚のnanoSIMに対応している端末

久美子先生久美子先生

iPhoneでのデュアルSIMの設定方法は、Apple公式サイトの
「Apple eSIMでデュアルSIMを活用する」を参考にしてくださいね。

2. 海外でeSIMを利用する前にSIMロック解除されたSIMフリーのiPhoneかチェック

海外でeSIM対応のiPhoneを利用したい場合は、SIMロック解除されたSIMフリー端末であることをチェックしてください。

ちなみに、2015年5月から総務省によるSIMロック解除の義務化が始まりました。

なので、2015年以降にdocomo・SoftBank・auで発売されているiPhoneなどの新しい機種は、SIMロック解除の機能がついています。

ただし購入日から100日経過していないと、SIMロックは解除できないので注意してくださいね。

SIMロック解除の手続きは、各通信会社の店舗や公式サイト(docomoSoftbankau
)で行うことができます。

Apple StoreやApple Online Storeで購入したiPhoneだけど、SIMロック解除されたSIMフリー端末かどうかわからないという人もいるでしょう。

その場合は、購入明細書を持参して直接お店に問い合わせてみてください(Apple サポート)。

eSIM対応のiPadを海外で利用したい場合も、同様に端末をSIMロック解除しておく必要があります。

久美子先生久美子先生

SIMロック解除の手続き後は、nanoSIMなどの物理SIM・eSIMともにSIMフリーの端末になります。

3. iPadはeSIM内蔵の機種でもデュアルSIMは利用できないので注意

ちなみに、iPadも機種が限られていますが、eSIMとnano SIMカードに対応しています。

eSIM対応のiPadだと、iPhone同様、海外用のSIMカードを購入する必要がなく、端末上で海外の通信サービスに契約することが可能です。

eSIM対応のiPad Proの表示

eSIM対応のiPad AirとiPad miniの表示

※iPad Pro(10.5インチ)はeSIMに対応していません。Pad Airは第3世代、iPad miniは第5世代のみが現在(2019年10月)eSIMに対応しています。

しかしiPadの場合は、電話回線が利用できないデータ通信のみに対応している端末なので、電話通話の機能はありません(SkypeやLINEなどの通話アプリなら利用可能)

そのため一度に使える通信回線は1つのみで、「デュアルSIM」のように2回線同時には使えないので注意してください。

iPadのeSIMで海外の通信事業者のデータ通信プランに契約したあとに、nano SIMの通信回線に切り替えると、その時点で海外のプランは契約切れとなり使えなくなるようです。

この点で、2つの回線を好きに切り替えることができるiPhoneとは大きく違うので、気をつける必要があります。

もし、eSIMを内蔵していないiPadを海外で通信利用したい場合は、「Apple SIM」に対応しているかどうかも調べてみるといいでしょう。

Apple SIMは、iPad専用のSIMカードで、渡航先によっては簡単に通信サービスを利用することが可能です。

ちなみに、上記の画像を見ると、eSIMに対応しているiPadは、Apple SIMにも対応していることがわかりますよね。

これらの機種のiPadは、eSIMに対応した通信事業者による通信サービスだけでなく、Apple SIMに対応した通信事業者によるサービスも利用することができます。

また、Apple SIMに対応した通信事業者によるサービスを利用する場合、Apple SIMのカードを購入しなくても、端末上でApple SIMのセットアップを行えば利用することができるようです。

eSIM対応iPhoneとAppleSIM対応のiPad

eSIMとAppleSIM対応のiPad

久美子先生久美子先生

Apple SIMついて詳しく知りたい人は、「海外旅行や出張・留学でのApple SIM活用法」の記事もぜひ参考にしてみてください。

参照)apple.comsupport.apple.com

5. iPhoneのeSIMで通信サービスが利用できる海外の通信事業者(キャリア)と国

ここでは、eSIMに対応している海外通信業者(キャリア)と、複数の国でeSIMが利用可能な通信サービスを見てみましょう。

Apple社で発表している、eSIMに対応したサービスを提供している各国のMVNOを含めた通信事業者は、全部で49社。

ちなみに、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、大手通信事業者が持っている通信網を一部借りて、通信サービスを提供している通信会社のことです。

日本でいうと、以下のような通信会社がMVNOです。

docomoの回線を利用楽天モバイル
SoftBankの回線を利用Y!mobile
auの回線を利用UQモバイル

一般的に、日本で格安スマホと言われている通信会社がMVNOにあたりますね。

ちなみに、自社で独自の通信網を持っているdocomoなど大手3社はMNO(Mobile Network Operator)と言われています。

では、iPhoneのeSIMで通信サービスが利用できる海外の通信事業者を順番に紹介します。

1. 北米(アメリカ・カナダ)の通信事業者

以下は、北米(アメリカ・カナダ)でiPhoneのeSIMに対応しているMVNOを含めた通信事業者です。

アメリカ
Verizon WirlessのロゴVerizon Wirless
アメリカで加入者数1位の大手通信会社。
AT&TのロゴAT&T
アメリカで加入者数2位の大手通信会社。
T-Mobile USのロゴT-Mobile US
アメリカで加入者数3位の大手通信会社。
カナダ
RogersのロゴRogers
カナダで加入者数1位の大手通信会社。
BellのロゴBell
カナダで加入者数2位の大手通信会社。
FidoFido
RogersのMVNO。
Lucky MobileLucky Mobile
BellのMVNO。
VirginVirgin
BellのMVNO。

2. ヨーロッパの通信事業者

以下は、ヨーロッパ(イギリス・北欧など)でiPhoneのeSIMに対応している通信事業者です。

イギリス
EEのロゴEE
イギリスで加入者数1位の大手通信会社。
スウェーデン
Tele2のロゴTele2
スウェーデンで加入者数2位の大手通信会社。
スウェーデンを含めたヨーロッパ12カ国でサービスを提供。
3(Hi3G)白のロゴ3(Hi3G)
スウェーデンで加入者数4位の大手通信会社。
CK Hutchisonという香港の会社が親会社の大手通信会社で、デンマークでも一緒に通信サービスが利用できる。
デンマーク
3(Hi3G)オレンジのロゴ3(Hi3G)
デンマークで加入者数4位の大手通信会社。
CK Hutchisonという香港の会社が親会社で、スウェーデンでも一緒に通信サービスが利用できる。
フィンランド
TeliaのロゴTelia
フィンランドで2番目に規模の大きい大手通信会社。
スウェーデンに拠点をおき、北欧を中心に東欧・中央アジアなどでも子会社によってサービスを提供。
エストニア
Telia(Telia Esti AS)のロゴTelia(Telia Esti AS)
エストニアで1番目に規模の大きい大手通信会社。
ドイツ
O2のロゴO2
ドイツで加入者数1位の大手通信会社。
Telekom(T-Mobile)のロゴTelekom(T-Mobile)
ドイツで加入者数2位の大手通信会社。
VodafoneVodafone
ドイツで加入者数3位の大手通信会社。
スイス
SwisscomSwisscom
スイスで加入者数1位の大手通信会社。
SunriseのロゴSunrise
スイスで加入者数2位の大手通信会社。
ポーランド
OrangeのロゴOragne
ポーランドで加入者数2位の大手通信会社。
チェコ共和国
T-MobileT-Mobile
チェコ共和国で加入者数1位の大手通信会社。
ハンガリー
T-MobileのロゴMagyar Telecom(T-Mobile)
ハンガリーで加入者数1位の大手通信会社。
クロアチア
Hrvatski Telecom(T-Mobile)のロゴHrvatski Telecom(T-Mobile)
クロアチアで加入者数1位の大手通信会社。
スペイン
MovistarMovistar
スペインで加入者数1位の大手通信会社。
OrangeのロゴOrange
スペインで加入者数2位の大手通信会社。
Vodafone SpainのロゴVodafone Spain
スペインで加入者数3位の大手通信会社。

3. アジアの通信事業者

以下は、アジア(香港・タイ・インドなど)でiPhoneのeSIMに対応している通信事業者です。

香港
csl(HKT)のロゴcsl(HKT)
香港で加入者数1位の大手通信会社「csl mobile」のブランドの一つ。
1O1Oのロゴ1O1O
香港で加入者数1位の大手通信会社「csl mobile」のブランドの一つ。
3 (3HongKong)のロゴ3 (3HongKong)
香港で加入者数2位の大手通信会社。現在、3 HongKongは、eSIM向けとして海外ローミングによるデータ通信サービスを行っている。
China Mobile Hong KongのロゴChina Mobile Hong Kong
香港で加入者数3位の大手通信会社。
SmarToSmarTone
香港で加入者数4位の大手通信会社。
台湾
APTのロゴAPT
台湾で加入者数4位の大手通信会社。
シンガポール
M1のロゴM1
シンガポールで加入者数3位の大手通信会社。
タイ
AISのロゴAIS
タイで加入者数1位の大手通信会社。
True Move HTrue Move H
タイで加入者数2位の大手通信会社。
dtacのロゴdtac
タイで加入者数3位の大手通信会社。
インド
AritelAritel
インドで加入者数2位の大手通信会社。
Reliance JioのロゴReliance Jio
インドで加入者数3位の通信会社。

4. 中東の通信事業者

以下は、中東で(アラブ首長国連邦・カタールなど)でiPhoneのeSIMに対応しているMVNOを含めた通信事業者です。

アラブ首長国連邦
EtisalatのロゴEtisalat
アラブ首長国連邦で加入者数1位の大手通信会社。
duのロゴdu
アラブ首長国連邦で加入者数2位の大手通信会社。
Virgin MobileのロゴVirgin Mobile
duのMVNO。
クウェート
OoredooのロゴOoredoo
クウェートで加入者数2位の大手通信業者。
カタール
OoredooのロゴOoredoo
カタールで加入者数1位の大手通信会社。
VodafoneVodafone
カタールで加入者数2位の大手通信会社。

5. 複数カ国で利用できるグローバルMVNO

各国のeSIM対応の通信業者を見て、対応している国が少ないと感じた人もいるかもしれませんね。

しかし、GigSkyと、Truphoneの2社のグローバル対応のMVNOによる通信サービスによって、世界約190以上でiPhoneのeSIMによる通信が利用することが可能となっています。

ではGig SkyとTruphoneの詳しいカバーエリアを見てみましょう。

1. グローバルMVNO「Gig Sky」の対応国・地域

GigSkyのロゴ

以下は、GigSkyの通信サービスがカバーしている国と地域です。

北米
アメリカ・カナダ・バージン諸島・プエルトリコ・メキシコ
ヨーロッパ
アイスランド・アイルランド・イギリス・イタリア・ウクライナ・エストニア・オランダ・オーストラリア・キプロス・ギリシャ・クロアチア・サンマリノ・スイス・スウェーデン・スバールバル諸島とヤンマイエン島・スペイン・スロバキア・スロベニア・チェコ・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・ハンガリー・バチカン市国・フィンランド・フランス・ブルガリア・ベルギー・ポルトガル・ポーランド・マルタ・ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン・ルクセンブルク・ルーマニア・ロシア
アジア・太平洋地域
アゼルバイジャン・アルメニア・インド・オーストラリア・クリスマス島・グアム・島・シンガポール・スリランカ・タイ・トルコ・ニュージーランド・バングラデシュ・パキスタン・ベトナム・マカオ・マレーシア・台湾・日本・韓国・香港
南米
アルゼンチン・ウルグアイ・エクアドル・エルサルバドル・ガイアナ・グアテマラ・コスタリカ・コロンビア・チリ・ニカラグア・パナマ・パラグアイ・ブラジル・ペルー・ホンジュラス・ボリビア
カリブ海地域(オランダ領も含む)
アルバ・アンギラ・アンティグア・バーブーダ・イギリス領ヴァージン諸島・グアドループ・グレナダ・ケイマン諸島・サンマルタン(フランス領)・サンバルテルミー島・ジャマイカ・セントクリストファーネイビス・セントルシア・セントヴィンセントおよびグレナディーン諸島・タークスカイコス諸島・トリニダードトバゴ・ドミニカ・ハイチ・バミューダ・バルバドス・フランス領ギニア・マルティニーク・モントセラト・キュラソー島・シントマールテン島(オランダ領)・ボーネル島、セントユースタティウスとサバ
アフリカ
イスラエル・ウガンダ・オマーン・カタール・ガーナ・クウェート・ケニア・タンザニア・チャド・ナイジェリア・バーレーン・パレスチナ・ヨルダン・ルワンダ・レユニオン島・南アフリカ・スワイティ二

参照)gigsky.com

ちなみに、4GLTE・3Gの通信が利用できる国・地域もありますが、すべての場所で利用できる訳ではないようです。

2. グローバルMVNO「Truphone」の対応国・地域

Truphoneのロゴ

TruphoneのeSIMによる主な4GLTE・3Gの通信サービスエリアは、以下の通り。

北米
アメリカ・メキシコ・プエルトリコ
南米
グアテマラ・ホンデュラス・エルサルバドル・ニカラグア・コスタリカ・コロンビア・ペルー・ブラジル・ガイアナ・スリナム共和国・フランス領ギニア・パラグアイ・ウルグアイ・アルゼンチン・チリ
カリブ海地域
ジャマイカ・トリニダードトバゴ・セントクリストファーネイビス・アンティグア・バーブーダ・バルバドス・バミューダ諸島・グレナダ・グアドループ・マルティニーク島・モントセラト・セントルシア・ターコスカイコス諸島
ヨーロッパ
アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ポーランド・ドイツ・チェコ共和国・スロバキア・オーストリア・ハンガリー・クロアチア・ルーマニア・ブルガリア・モンテネグロ・ギリシャ・オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・フランス・スイス・イタリア・スペイン・ポルトガル・イギリス・アイルランド・フェロー諸島・ジブラルタル・ガンジー島・マン島・ジャージー島・リヒテンシュタイン公国・マルタ島・モナコ
アジア・太平洋地域
サウジアラビア・トルコ・キプロス・イスラエル・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・マレーシア・インドネシア・オーストラリア・ニュージーランド・モンゴル・香港・日本
アフリカ
チュニジア・南アフリカ共和国・レユニオン島

参照)truphone.com

ちなみに、Truphoneは、以下の国や地域で4GLTEによる高速通信を提供しているようです。

4GLTEのカバーエリア
オーストラリア・オーストリア・ベルギー・ブルガリア・クロアチア・キプロス・チェコ共和国・デンマーク・エストニア・フランス・ドイツ・ジブラルタル・ギリシャ・香港・ハンガリー・アイスランド・アイルランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン公国・ルクセンブルク・マルタ島・オランダ・ニュージーランド・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・ルーマニア・ロシア・スロバキア・スロベニア・南アフリカ共和国・スペイン・スウェーデン・トルコ・イギリス

※電波状態によって利用できない場合もあります。

参照)truphone.com

3. iPhoneのeSIMでグローバルMVNOの通信サービスを利用するときの注意点

MVNOとは、独自の通信網を持っている通信会社から、その電波の一部を借りることで通信サービスを提供している会社だ、ということは説明しましたね。

つまりグローバルMVNOとは、海外の各国の大手通信事業者から通信網を借りることによって、複数カ国にわたり通信サービスを行っている訳です。

複数カ国で通信サービスを提供しているMVNOのプランは、いくつかの国に旅行するときや出張するときは、便利でしょう。

しかし、大手通信業者のものと比べて、対応周波数帯(バンド)が少ないことが多いというデメリットがあります。

なので、通信速度が大手通信事業者のものより遅くなったり、海外の国や地域によっては費用が高くなることもあるのです。

渡航期間や利用目的によっては、不向きなこともあるので注意しましょう。

久美子先生久美子先生

海外の通信事情について詳しく知りたい人は、「海外SIM を購入する前に知っておきたい基礎知識」の記事も参考にしてみてくださいね。

6. 海外でiPhoneのeSIMを使うときの手続きや設定は簡単?難しい?

「eSIMは海外で使うのに便利そうだけど、実際はどれだけ簡単に利用できるんだろう……?」

このように思っている人もいますよね。

ここでは、eSIMを海外で利用するときの設定などが、本当に簡単なのかどうなのか詳しく調べてみました。

1. iPhoneのeSIMの設定が簡単かどうかは利用する海外の通信事業者によって変わる

前項で紹介したiPhoneのeSIMに対応している通信事業者は、MVNOを含めて全部49社ありましたよね。

実は、各通信事業者のホームページを詳しく調べてみると、iPhoneのeSIMで簡単に通信サービスを利用できるかどうかは、会社によって異なることがわかりました。

ちなみに、Apple社のウェブページを見てみると、iPhone(iPhone XS・iPhone XS Max・iPhoneXR)のeSIMで通信プランを設定する方法として、次の3つのパターンが記載されています。

Apple公式サイト「eSIMでモバイル通信プランを設定する」

※画像出典)support.apple.com

これだけ見ると、とてもシンプルで簡単そうですね。

しかし、さらに詳しく調べてみると、1番目の「QRコードをスキャンする」という設定方法の場合、実際は次のような手順を踏まなければいけないことがわかりました。

  1. iPhoneをiOS12.1 以降にアップロードをする。
  2. 通信事業者のウェブ・アプリ上または店頭でプランに契約・支払いをする。
  3. WiFiや海外ローミングでインターネットにつなげる。
  4. 通信事業者から提供されたeSIMに必要なQRコードをスキャン
  5. デュアルSIM通信の設定を端末でおこなう。

ちなみに、この1番目の設定方法の場合は、QRコードを表示するためのパソコンやタブレットなど、スキャンするiPhone以外の端末が必要になるので注意しなければいけません。

2番目の「通信事業者の専用アプリを使う」の場合は、次の通り。

  1. iPhoneをiOS12.1 以降にアップロードをする。
  2. インターネットに接続し、通信事業者の専用のアプリをダウンロードする。
  3. アプリ上でプランに契約・クレジットカードで支払いをする
  4. eSIMに必要な情報がダウンロードされる。
  5. デュアルSIM通信の設定を端末でおこなう。

3番目の「情報を手動で設定する」は、1番目の「QRコードをスキャンする」でアクティベーションができない場合、手動でコード番号を入力することができるということです。

2番目の設定方法は、アプリをダウンロードして、アプリ上でプランの契約・支払いからeSIMの設定まで一連の流れでできるので、実際の手続きがとても簡単で便利。

一方で、1番目の「QRコードをスキャンする」方法の場合は、eSIMの契約自体は、現地の通信事業者の店舗へ行ってしなければいけないことがほとんどのようでした。

なので、その分の手間がかかってしまいます。

実際、「QRコードでスキャンする」設定でiPhoneのeSIMでの利用について何社か問い合わせたところ、現地の店舗に来てくださいとの返答がありました。

海外の通信事業者の店舗に行かずに、簡単にeSIMのプランの契約・設定までできる通信事業者は、調べたところ以下の4つです。

GigSkyのロゴGigSky
世界190カ国以上で利用できる。
TruphoneのロゴTruphone
世界190カ国以上で利用できる。
T-Mobile UST-Mobile US
アメリカだけでなくカナダ・メキシコでも利用できるプランがある。
3 (3 HongKong)のロゴ3 (3 HongKong)
アメリカやオーストラリア、アジア・ヨーロッパなどで利用できる海外ローミングによるデータ通信プランが利用できる。
久美子先生久美子先生

アプリでプランの契約・支払い・eSIMのアクティベーション設定など一連の手続きの間は、画面を閉じずにインターネットをつないだままにしておいてください(スリープ状態もNG)。
途中で画面を閉じてしまうと、再度支払いが必要になることもあるようなので注意が必要です。

2. eSIM対応のiPhoneを海外で簡単に利用できるグローバルMVNO

eSIMをさまざまな国や地域で利用できる理由の一つに、Apple社が複数カ国にわたって通信サービス提供しているグローバル対応MVNOと提携していることがあります。

現在、eSIMの通信において「GigSky」と「Truphone」のグローバル対応のMVNOとApple社は提携。

ここでは、この2社のMVNOについて詳しくみていきたいと思います。

1. GigSky

GigSkyのロゴ

GigSkyは、2010年にアメリカのカリフォルニアで設立されたMVNOの会社です。

海外旅行者向けなどにSIMカードによって、グローバル対応のデータ通信サービスを提供。

GigSkyがカバーしている4GLTE・3G通信の国・地域は190以上と言われています。

GigSkyのeSIMによるプランは、大きく2つあります。

1つ目は、78カ国向けの国別プラン「Non Regional Plans」

そして、2つ目は複数カ国にわたって利用できるプラン「Regional Plans」です。

GigSkyのデーター通信プランを利用したい場合は、App Storeで専用アプリ「GigSky World Mobile Data」をiPhoneにダウンロードします。

そして、プランの契約・クレジットカードによる支払いをすませ、アクティベーションなどのeSIMの設定を行ってください。

QRコードの読み込みは必要ないので、簡単に利用することができます。

2. Truphone

Truphoneのロゴ

Truphoneは、2006に設立された海外向けの通信サービスを提供しているMVNOの会社。

イギリスに本社をおき、オーストラリア・ドイツ・香港・フィリピン・ポーランド・スペイン・オランダ・ポルトガル・アメリカにもオフィスを持っています。

TruphoneもeSIMによるプランは、大きく分けると2つあります。

1つ目は、31カ国向けの国別プラン「Local Datal Plans」

もう1つは、グローバルプラン「Global Data Plan」です。

「Local Data Plans」は、31か国向けの国別プランですが、ヨーロッパ諸国ではヨーロッパプランが適応になっているようです。

「Global Data Plan」では、80の国や地域をカバーしていると謳っています。

ちなみにこの2つのプランは、データ通信専用のプランです。

Tuphoneのデーター通信プランを利用したい場合は、App Storeで専用アプリ「My Truphone」をiPhoneにダウンロードしましょう。

そして、通信プランの契約・クレジットカードによる支払いをすませ、アクティベーションなどのeSIMの設定を行ってください。

QRコードの読み込みは必要ないので、簡単に利用することができます。

3. 比較的簡単に手続きができる「3 Hong Kong」

3 Hong Kongのロゴ

3 HongKongは、HT(Hustchison Telecom)という通信会社の子会社にあたります。

香港での携帯電話サービスのマーケットシェアでいうと、2017年度の調べで、3 HongKnog(HT)は2位。

iPhoneのeSIMに対応した3 HongKnogの通信サービスは、以下の国で利用可能です。

3 HongKnogのeSIM対応データ通信「Roaming Data Package」でカバーしている国
中国・マカオ・台湾・日本・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・ベトナム・オーストラリア・アメリカ・カナダ・イギリス・イタリア・スウェーデン・アイルランド・デンマーク・オーストリア・フランス

ちなみに、海外のデータローミングによるプランなので、香港での利用はできないようです。

2019年10月現在、10日間138香港ドル(約1,900円)のプランを利用することができます。

データ通信容量は無制限なので、とても安くお得な感じがしますね。

3 HongKongのデーター通信プランを利用したい場合は、まず3 HongKongの公式サイトの「3 HongKong eSIM・Unlimited Roaming Data & Fun!」からプランを選び、クレジットカードによる支払いをすませましょう。

「3 HongKong  eSIM・Unlimited Roaming Data & Fun!」から契約する方法

すると、登録したメールアドレスに、QRコードが載った領収書が届きます。

QRコードをパソコンまたはタブレットなどに表示してスキャンしてeSIMの通信設定を行ってください。

※2019年10月31日現在、ロイターによる為替レート 1香港ドル=14円で計算

参照)dbs.com

4. アメリカ・ハワイで利用するのに便利な「T-Mobile US」

T-mobile USのロゴ

T-Mobile USは、アメリカで3番目に規模の大きい通信会社です。

アメリカでiPhoneのeSIMを利用する場合は、T-Mobile USのプランをオススメします。

T-Mobile USの通信プランを利用したい場合は、T-MobileのアプリをApp Storeでアプリをダウンロードし、アクティベーションなどのeSIMの設定をおこないましょう。

ちなみに、T-Mobile USは、メキシコやカナダでも無制限にSMSや通話ができるプラン「North America plan」などもあります。

T-Mobile US以外では、VerizonAT&TもアメリカではeSIMに対応したサービスが利用できます。

しかし、eSIMの契約・登録のためには、直接アメリカの店舗へ行かなければいけません。

というのも、ウェブ・アプリ上の契約の際に、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーの入力項目が必須になっているからです。

ソーシャル・セキュリティー・ナンバーは、アメリカの自国民に配布されている社会保障番号なので、基本的に旅行者や留学生は持っていません。

AT&Tの場合は、eSIMに読み込ませるコードが、以下のようなカードで配布されるようですT-Mobile eSIM appより)

AT&TのeSIMに読み込ませるコードが書いてあるカード

※画像出典)youtube.com

久美子先生久美子先生

T-Mobileはハワイもカバーエリアに入っていますが、田舎など場所によっては電波が入りにくい可能性があります。
安定した電波を利用したいときは、AT&Tの店舗でeSIMによる通信プランの契約も検討してみるといいかもしれません。

Best Coverage in Hawaii by Network

Coverage Maps Hawaii AT&T

Coverage Maps Hawaii Tmobile

※画像出典)whistleout.com

カバーエリアを示すマップを見てみても、T-MobileよりAT&Tの方が、ネットワークのカバー範囲が広いことがわかりますね。

7. 海外でeSIMを使ってiPhoneやiPadを利用したときの通信料金

「eSIMを利用して、海外で通信したときの料金はいくらくらいだろう?」

こんな風に疑問を持った人もいるでしょう。

ここでは、アメリカ・オーストラリア・台湾に絞って、iPhoneのeSIMで利用したときの料金プランの比較をしています。

どの通信事業者を利用しようか迷っている人は、参考にしてみてくださいね。

1. アメリカ・ハワイでeSIMが利用できる通信事業者と料金プラン

以下は、ハワイも含めたアメリカで利用できるiPhoneのeSIMに対応している通信事業者とその料金プランです。

T-Mobile
旅行者プラン21日間2GB
100分通話・ショートメール無制限
30$(約3,240円)
シンプルプラン30日間10GB
通話・ショートメール無制限
40$(約4,320円)
Oneプリペイドプラン30日間
データ・通話・ショートメール無制限
70$(約7,560円)
GigSky
North Americaプラン1日800MB10$(約1,080円)
15日間1GB20$(約2,160円)
15日間2GB30$(約3,240円)
30日間5GB50$(約5,400円)
Truphone
Global Dataプラン1日300MB800円
30日間1GB1,900円
30日間3GB5,300円
Local Data プラン1日1GB900円
30日間3GB2,300円
30日間5GB3,400円
3 Hong Kong
Roaming Data Package10日間無制限138香港$(約1,794円)

※2019年11月現在に調べたプラン料金です。2019年11月1日現在、ロイターによる為替レートで計算しています(1米ドル=約1円、1香港ドル=約14円)

2. オーストラリアでeSIMが利用できる通信事業者と料金プラン

以下は、オーストラリアで利用できるiPhoneのeSIMに対応している通信事業者とその料金プランです。

GigSky
Asia/Pacificプラン1日800MB10$(約1,080円)
15日間1GB20$(約2,160円)
15日間2GB30$(約3,240円)
30日間5GB50$(約5,400円)
Truphone
Global Dataプラン1日300MB800円
30日間1GB1,900円
30日間3GB5,300円
Local Data プラン1日1GB900円
30日間3GB2,300円
30日間5GB3,400円
3 Hong Kong
Roaming Data Package10日間無制限138香港$(約1,794円)

※2019年11月現在に調べたプラン料金です。2019年11月1日現在、ロイターによる為替レートで計算しています(1米ドル=約1円、1香港ドル=約14円)

3. アジア(台湾)でeSIMを利用した通信プランと料金

以下は、台湾で利用できるiPhoneのeSIMに対応している通信事業者とその料金プランです。

GigSky
Asia/Pacificプラン1日800MB10$(約1,080円)
15日間1GB20$(約2,160円)
15日間2GB30$(約3,240円)
30日間5GB50$(約5,400円)
3 Hong Kong
Roaming Data Package10日間無制限138香港$(約1,794円)

※2019年11月現在に調べたプラン料金です。2019年11月1日現在、ロイターによる為替レートで計算しています(1米ドル=約1円、1香港ドル=約14円)

久美子先生久美子先生

あなたの渡航期間や利用目的に合った料金プランを選びましょう。長期で渡航する場合は、上記の料金プランによっては、eSIMによる通信費用が高めになってしまうことも。
そのときは、海外現地の通信事業者の店舗や売店でなどで購入できる、従来型の物理SIMによる通信サービスも検討してみてくださいね。

※料金プランは変更になる可能性があります。公式サイトで確認されると正確な料金プランを確認いただけます。
gigsky.comgigsky.com(dual SIM)truphone.comthree.com.hksupport.t-mobile.com

【まとめ】iPhone内蔵のeSIMの仕組みや使い方を知って、海外でうまく利用しよう!

iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降のiPhoneに内蔵されているeSIMについて、メリット・デメリットや使い方・設定方法などを紹介してきましたが、いかがでしたか?

海外旅行や海外留学などの渡航先によっては、とても簡単にeSIMでの通信サービスが利用できることがわかったと思います。

2つの通信回線が利用できるデュアルSIMの機能は、便利そうでしたよね。

もし、海外現地のSIMカードを買うつもりでも、渡航先ですぐに現地のSIMカードを購入できないこともあるでしょう。

そんなときは、補助的にeSIMを利用するのも便利かもしれませんね。

海外への渡航期間や利用目的に応じて、eSIMによる通信を海外でもうまく利用してみてましょう!