ビジネス英会話で言わないように心がけたい英語圏の「Killer phrases」とは?

近年、ビジネスの場で英語を使う機会がある人たちが増えてきました。

英語圏の人たちの会議は、常に新しいアイディアを取り入れる、前向きな議論をしているようなイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

伝統を重んじ、変化を好まない人たちもたくさんいます。そんな時につい言ってしまう、人のやる気を削ぐ言葉を「Killer Phrases」と言います。

直訳は「殺し文句」、つまり意中の相手を射止める時に使う言葉ですが、最近ではビジネスを円滑に行い成功させるために、欧米のビジネスマンに見直されている言葉を指します。

今回はそのフレーズを日本語でもついつい口にしていないかを確認してみましょう。

上司と部下

上司や部下、同僚に言ってはいけない Killer Phrases 35通り

皆さんは以下のフレーズを思わず言ったこと、または言われたことはありませんか?その時はどのような気持ちでしたか?その言葉はその後のお仕事にどのような影響をもたらしましたか?

1. Yeah, but… はい、しかし…
2. We tried that before. それは以前やりました。
3. That’s irrelevant. それは関係ありません。
4. We haven’t got the manpower. 戦力がないなぁ
5. Obviously, you haven’t read my request. 私が何を言いたいのかが明らかに分かっていないな
6. Don’t rock the boat. 余計なことをして波風をたてるな
7. The boss / competition will eat you alive. 君は上司 / 競合他社に酷く苦しめられるだろうな
8. Don’t waste time thinking. 考えることで時間を無駄にするな
9. Great idea, but (not for us). いいね、しかし(うちではやりません)
10. It’ll never fly. うまくいかないと思うよ
11. Don’t be ridiculous. ばかばかしい
12. People don’t want to change. 人は変化を望んでいないんだよ
13. It’s not in the budget. 予算オーバーだね
14. Put it in writing. 書面にしておいて
15. It will be more trouble than it’s worth. 結果が出せる可能性よりリスクの方が高いだろう
16. It isn’t your responsibility. 君の担当じゃない
17. That’s not in your job description. それは君の仕事じゃないでしょ
18. You can’t teach an old dog new tricks. 今更やっても変えられないでしょう
19. Let’s stick with what works. うまくいく確実な方法(現状維持)でいこう
20. We’ve done all right so far. 今のところは良いでしょう
21. The boss will never go for it. 上が良いと言わないだろう
22. It’s too far ahead of the times. それは時間がかかりすぎる
23. Don’t fight city hall. 上に逆らうな
24. I’m the one who gets paid to think. 意見が言えるのは私だけだ(お前の意見はいらない)
25. What will people say? 人は何て言うだろうか?
26. Get a committee to look into it. 君のような一社員の意見なんて。
27. If it isn’t broke, don’t fix it. そのままにしておけ、へたに動くな
28. You have got to be kidding. 冗談だろ?
29. No! ダメ!
30. We’ve always done it this way. ずっとこのやり方でやってきてるんだよ
31. It’s all right in theory, but… 理論上は良いが…
32. Be practical! 現実的になれよ!
33. Do you realize the paperwork it will create? どれだけの事務作業を伴うのか分かっているのか?
34. Because I said so. いいからやりなさい
35. I’ll get back to you. また後でね

どれも言った側より受け手の方がよく覚えているかもしれません。今回はよく言われるものを取り上げていますが、欧米では更に多くのフレーズをまとめたビジネス本が人気です。

態度で示してはいけない Killer gestures 5通り

Killer Phrases は言葉だけではありません。

1. laughter –笑う–
2. suppressed laughter –含み笑い–
3. condescending smile –上から目線で不適な笑みを浮かべる–
4. dirty looks –むさくるしい表情–
5. silence –言葉を発しない–

Killer phrases を跳ね返す方法
Leap over Killer Phrases

使ってはいけないフレーズばかりを紹介するだけでは英会話レッスンになりませんので、今度は Killer Phrases を跳ね返し、会話の潤滑油となるフレーズにも注目してみましょう。

ご自身ならどのように切り返すのかも考えながら読み進めてみて下さいね。

Yes, but…

Yes, and…
はい、しかし…

はい、そして…
It won’t work.

How could we make it work?
うまくいかないよ

どうすればうまくいくだろうか?
What will people say?

How could we make people rave about it?
人は何と言うだろうか?

どうすれば賞賛してもらえるだろうか?
It’s not in the budget.

How could we justify it financially?
予算オーバーだね

予算を超えても納得がいくようにするにはどう工夫したら良いでしょうか?
We tried it last year.

What did we learn that could make this situation better?
それは昨年やりました。

どうすれば昨年よりも更に良くなると思いますか?
Management won’t buy it.

What would make management drool for it?
上が首を縦に振らないよ

どうすれば上も納得するだろう?
Don’t fight city hall.

What would make city hall join the parade?
上に逆らうな

どうすれば彼らも巻き込めるのだろうか?
Don’t make mistakes.

Let’s try a bunch of things until we find something that works.
失敗するなよ

うまくいく方法が見つかるまで、できる限りのことをしてみよう
Be practical!

Let’s think wild and crazy just for a minute.
現実的になれよ!

少しの間、現実からかけ離れたな視点で考えてみよう。

ここでは「どうすれば逆転の発想が実現可能になるのか?」という表現方法を幾通りかご紹介しています。

  1. How could we …
    どうすれば…
  2. What would make…
    〇〇に…させるにはどうすれば良いのだろうか?
  3. Let’s …
    …しましょう!

まとめ

今回は難しい表現もたくさんご紹介しましたが、どれもよく映画の中で耳にすることがあります。

「今この人は非常にキツイ言い方をしたんだ」「この社員はとても上手くかわしたんだ」などということが分かるようになると、より一層映画を楽しめるかもしれません。また、このようなフレーズはビジネスの場だけでなく、日常会話にも潜んでいます。

ぜひ、英語・日本語を問わず、前向きな発言をすることでご自身や会社の成長や発想力の可能性を広げ、人との関わりを楽しみましょう。

おまけ

海外では「Conflict Resolution教育」が注目されています。
Conflict(コンフリクト)とは、争い・衝突という意味で、Resolutionは(レゾリューション)は解決という意味です。身近な人間関係のトラブルから、民族・宗教間の対立や紛争などまで、すべてを含みます。

「Conflict Resolution」とは、そのような不一致を平和的に解決していく方法、という意味です。最近では、「Conflict Management」という言葉も使われています。学校の授業にも取り入れられているため、欧米諸国ではとても馴染のある言葉です。

争いというと戦争や紛争など、日本ではなかなか身近に感じられにくい言葉かもしれませんが、人間関係の争いなら誰もが経験しているのではないでしょうか。

世界はグローバル化が進み、日本人が海外で仕事をする機会や、外国籍の方が日本に住む機会が増えています。これからは、日本人同士の争いだけでなく、文化的背景の違う人たちとコミュニケーションを取らなければならない事が多々あります。

それに伴い、今まで島国という、ある意味閉鎖された環境の中で、日本人が経験してこなかったような Conflict が生まれてくる可能性があります。日本での成功はもちろん、世界で通用する国際人になるには、Killer Phrases を知り、どのような言葉を用いて話すのか、がキーとなるでしょう。

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