グローバル化がどんどん進んでいる昨今、英語力の必要性が高まり、最近では小学校でも英語教育が始まりつつあります。
もっと英語力をつけたい、海外で学びたい、生活をしてみたい、就職活動に活かしたい…様々な理由で、留学を考えている人は多いのではないでしょうか?
しかし、いざ留学をしたい思っても、初めて留学する人にはどれだけの準備期間が必要か、どの様な準備・手続きが必要なのか分からないですよね。
そこで、今回はアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった英語圏の海外留学を成功させるための準備・手続きの流れを、5つのステップに分けて詳しく紹介していきますね。
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1. 出発半年~1年前には情報収集をして留学先を決めよう!
留学の流れの第一段階は、情報収集です。留学をしようと決めた人も迷っている人も、渡航予定の半年~1年前には、情報収集※を始めましょう。
どんな情報を集めたら良いんですか?
まずは「留学先を決める」ための情報です。具体的には4つあります。
- 学校
- 日本人の割合
- 治安
- 費用
※情報収集(インターネット・本・学校・留学エージェント)
1. 留学先の学校について
自分は留学して何を学びたいか、留学の目的をはっきりさせた上で、どの学校のどのコースならそれが実現できるかよく考えて、学校や授業内容について調べましょう。
どこの学校を希望するか、それに伴い留学するために必要な英語力も変わってきます。
英語に全く自信がないけど留学してみたいという人、留学期間が限定されている人は、語学学校への留学がおすすめです。
語学学校への留学は、英語力がゼロでも入学が可能で、開始時期も期間も好きに選べるのが特徴です。
2. 留学先の日本人の割合について
渡航シーズンによっては、「せっかく語学留学したのにクラスに日本人が沢山いてがっかり」ということもあります。
「日本人が多いと、どうしても日本語ばかり喋ってしまいそう…」と心配に思う人は、日本人の生徒がどのくらいいるかを学校に確認しておいた方が良いでしょう。
3. 留学する国の治安について
日本は治安が良い国として有名ですが、海外には治安が悪い国もあります。
安心した留学生活を送るために、渡航先の国や学校周辺の治安について調べておきましょう。
治安については、外務省の安全ホームページで確認できます。
他にも、治安について知る情報として、毎年イギリスのエコノミスト紙が発表している『世界平和度指数』というものがあります。
これは、内戦やテロの可能性、軍事力の強化の程度で評価しているもので、2016年度のランキングで日本は163位中9位。
留学先で人気な国のオーストラリアは3位、ニュージーランドは4位、カナダは8位、イギリスは47位、アメリカは104位という結果でした。
アメリカが104位という結果に驚かれた人もいるかもしれません。
しかし、治安については、国だけでなく、その国のどこの地域か、都市部か郊外かによっても変わってくるので、あくまで参考として捉えておくと良いでしょう。
もう一つ、国連が調査している『世界幸福度指数』というものもあります。
幸福度が高いと犯罪が少ないようなイメージがありますね。
これでは、日本は53位、カナダは6位、ニュージーランドは8位、オーストラリアは9位、アメリカは13位、イギリスは23位でした。
参照)World Happiness Report 2016
日本は治安が良くて平和なのに、幸福度が低いという結果です。
逆に、アメリカは13位で日本より上ですね。
このような指数はあくまで参考として考えて、できるだけ現地の生の情報を集めて、実際のところどうなのか調べてみることをおすすめします。
4. 留学の費用について
留学するための費用は決して安くはないので、生活費・授業料・滞在費などの費用を計算して把握しておく必要があります。
留学費用で一番割合が大きいのが授業料、それに次いでかかるのが滞在費です。
大体の留学費用は、語学学校への留学の場合、1年間の滞在費と授業料で210~455万円、3ヶ月間だと55~125万円、6ヶ月間だと105~235万円程です。
金額に幅があるのは、授業料はコースや1週間の授業時間によって差がでるから。
滞在費については、現地の物価も関係してきます。
また、学校が都市部か郊外か、滞在スタイルがホームステイか寮かなどでも費用は変わってきます。
「留学費用って思ったより高い!」と思った人もいるでしょう。
留学したいけど、どうしてもお金が足りないという人は、留学のための奨学金制度や教育ローンについて調べてみると良いでしょう。
ワーキング・ホリデーだと現地でアルバイトができ、それを生活費にまわせるので、事前に用意する金額は抑えられます。
どのくらい金額が抑えられるかというと、これもアルバイトの内容や量、働きながら学校に通うかどうかにもよりますが、ワーキング・ホリデーで1年間の滞在の場合だと、留学前に用意する金額は80~200万くらいまでに抑えられます。
どの留学スタイルにしても、前もって留学費用がどのくらい必要で、それをどのように準備するかを考えておくことは重要ですね。
参照)留学ジャーナル2016年8月号
留学に関する情報を集める方法
留学についての情報は、どうやって集めたらいいんですか?
情報収集するためのツールはいくつかあります。
順番に紹介しますね。
インターネット
インターネットは、リアルタイムで情報が手に入れることができ、留学についての生の声や意見を知ることができるので便利です。
でも、中には古い情報も混じっていたりするので、全て鵜呑みにして信じてしまわないように注意しましょう。
以下のようなサイトは、留学のための情報収集に役立つと思うので、チェックしてみてください。
留学関連の本
留学に関する書籍や雑誌類は、信頼度が高いので情報源としておすすめです。
おすすめの留学関連書籍を紹介するので、ぜひ本屋さんで手にとってみてください。
- 雑誌 留学ジャーナル
- 留学ジャーナル別冊「海外の大学・大学院留学完全ガイド」
- アメリカ留学公式ガイドブック 日米教育委員会
- 海外の高校&大学へ行こう! 2016年度版 (アルク地球人ムック)
- D 成功する留学 カナダ留学 地球の歩き方編集室
- H 成功する留学 ワーキングホリデー完ペキガイド 地球の歩き方編集室
学校に相談
学生の人は、まず今通っている学校に相談してみましょう。
学校独自の短期留学プログラムや派遣留学・認定留学などの制度があることが多いので、それを利用できるか調べてみて下さい。
ただ、学校のプログラムは、選考過程である程度の英語力を求められることが多いので、同時進行で英語の勉強をしておくことも必須です。
もし、周囲に留学経験のある友達や先輩がいたら、経験者ならではのリアルな体験談を聞くのも参考になるので、積極的に尋ねてみましょう。
留学エージェントに相談
直接の相談窓口がない人、初めての留学で不安な人、ワーキング・ホリデーをしたい人は、留学エージェントを利用するのも一つの手です。
留学エージェントとは、留学カウンセラーが留学に関する相談にのってくれたり、色々な手続きを代行でしてくれる代理店のことを言います。
留学先の学校や留学に必要な様々な情報を提供してくれますし、留学中のサポートもあって安心面でもプラスなことが多いです。
ただし留学エージェントは沢山あり、サービスや費用も様々なので、留学エージェントを利用するときは慎重に考えて選びましょう。
たとえば、スマ留のように語学留学が得意で複数の国を取り扱う留学エージェントもあれば、栄 陽子留学研究所のようにアメリカの大学・高校・大学院への留学をめざす方を対象にしっかりと個人指導してくれるところもあります。
自分の目的に最もマッチする留学エージェントに出会えると、留学生活がかなり充実しますよ。
また、留学エージェントや大使館が主催する留学フェアに行って、情報を集めることもできます。
留学フェアでは、様々の学校のブースがあり、現地スタッフによる個別カウンセリングが受けられるのでおすすめです。
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2. 出発3ヶ月~半年前に始める、留学する学校の入学手続きとパスポート取得の流れ
留学先が決まったら、渡航予定の3ヶ月~半年前には、学校の入学手続きとパスポートの申請をします。
留学する学校の入学手続きの流れ
入学手続きをする為には、色々な書類が、しかも英文で必要になります。
中にはすぐに用意できるのもあれば、時間がかかることもあるので、なるべく早めに準備する方が良いでしょう。
出願に必要な書類は、留学スタイルや学校によって違うので、まずどんな書類が必要が調べましょう。
どの留学の場合でも大体必要になってくるものは4つあります。
- 入学願書(Application Form/ Enrollment Form)
- 出願料(Application Fee)
- 財務能力証明書(Financial Statement)
- 健康診断書 (Health Report)
1. 入学願書
学校へ通う場合は、どんな留学でも必要な書類になります。
内容は、個人情報や入学を希望するコース名、滞在スタイルを英語で記入するのが基本的です。
2. 出願料
留学先の学校から指定された方法(クレジットカード・銀行振込など)で支払いをします。
支払った証明となる明細書を願書と同封して送りましょう。
3. 財務能力証明書
この書類については、普段ほとんど耳にしませんね。
財務能力証明書は、留学中に仕事をせずに学校へ通えて、ちゃんと生活できる資金があるかを証明するために必要になります。
どこで財務能力証明書はもらえるの?
自分の口座がある銀行や郵便局へ行って依頼すると、英文の預金残高証明書を発行してもらえます。
それが、財務能力証明書として使えるのです。
小さな支店では財務能力証明書を作成してくれない場合もあるので、行く前にどこの支店なら大丈夫か、調べておくことをおすすめします。
ちなみに、証明書として発行してもらう口座に、どのくらいの金額がはいってればいいのかと言うと…学校や国によって変わってきますが、金額の目安は、10ヶ月間の留学で130万~250万円くらいです。
参照)留学ジャーナル2016年5月号より
もし自分の口座に目安となる金額がなかったら、本人以外の両親や家族が名義の口座でも、保証書をつけて発行してもらえます。
3ヶ月以下の短期留学の場合は、財務能力証明書が要らないこともあるので、確認しておいた方が良いでしょう。
逆に、10ヶ月を超える長期留学で、例えばアメリカの4年制大学に留学して4年間通いたい場合、4年分の留学に必要な学費や生活費の金額が銀行の残高にないとダメなのか?…と言うと、そういう訳ではありません。
その場合でも、目安は渡航してから1年間の費用が働かずにまかなえるかどうかがポイントです。
財務能力証明書は、あくまで、「学期ごとに学費を支払って、仕事をせずに生活していける財力があるかを判断する為のもの」という風に考えると、分かりやすいかもしれませんね。
財務能力証明書は、学生ビザを使って留学する場合のビザ申請時にも必要です。
2通用意するべきか、コピーでも大丈夫かなども確認しておくと良いでしょう。
4. 健康診断書
国や学校によって、診断項目が違ってきます。
予防接種を義務付けられているところもあるので、確認しておきましょう。
大抵は学校で決められた健康診断書のフォームがあるので、それを病院に持参して、お医者さんに書いてもらいます。
英文の健康診断書を書いた経験がない病院では断られてしまう場合もあるので、病院へ行く前に、英文の健康診断書をその病院でも書いてもらえるかどうか調べてから行きましょう。
ちなみに、健康診断書はビザの申請時にも必要なことがあります。
例えば、ニュージーランドは、それまでの渡航歴にもよりますが、6ヶ月以上の滞在で学生ビザが必要な場合、申請時に健康診断書を用意しなければならないことが多いようです。
既往歴がある場合は、ビザの申請途中で大使館や領事館から指定の病院で、健康診断書を書いてもらうことを求められることもあります。
予防接種が必要な場合は、接種のスケジュールによって時間がかなりかかることもあるので、注意が必要です。
出来るだけ早めに、予防接種が必要かどうか学校に確認することをおすすめします。
短期留学の場合、また学校によっては健康診断書が必要ないこともあるので、学校に確認しておきましょう。
5. その他入学手続きに必要な書類
以下の書類も必要な場合もあります。全て英文で必要です。
- 成績証明書・卒業証明書(Transcript・Diploma)
今日本で通っている学校、もしくは、最終学歴の学校に英文で作ってもらうように依頼します。
成績証明書は、GPA(Grade Point Average)を算出する為にも必要になります。
ちなみに、GPAとは学生の成績を評価するスコアです。
具体的には成績の平均値のことを言い、(各科目の単位×ポイントの合計)÷履修単位の総数=GPAで方式で基本的に計算されます。
大学への留学ではGPA2.0 以上、大学院ではGPA3.0 以上が目安となります。 - エッセイ(Essey)
今までの経験を元に、出願の動機や将来の夢などを書きます。
- TOEFL/IELTSのテストスコア(Test Score)
留学のスタイルで変わってきますが、高校・専門学校・大学・大学院への留学の場合は、入学条件を満たした英語力があるか判断する為に、TOEFLやIELTSのテストスコアが必要になります。
IELTSは、主にイギリスへの留学の際に必要になるスコアです。 - 職務履歴書(Resume/Curriculum Vitae)
職務経歴書は、MBA(Master of Business Administration、日本で言う経営学修士)などの大学院のプログラムを目指す場合に、必要になることがあります。
職務履歴書には「Resume=レジュメ」と「Curriculum Viate(カリキュラム・ビート)=CV」2つのタイプのフォーマットがあるので注意が必要です。
どちらかを使うかは、渡航先がどこの国か、どこの大学か、それとも企業かによって、違うので確認しましょう。 - 推薦状(Recommendation)
指導してもらった先生・教授、職場の上司などに書いてもらいます。
内容は、出願者と推薦者の関係、出願者の学習面での評価、学習意欲、人柄についてです。
出願者が推薦に値する人物であるということを、具体的に英文で書いてもらいましょう。
一般的に推薦状は、レターサイズ用紙で大体1~2枚の文量になります。 - ポートフォリオ(Portfolio)
ポートフォリオは、アートやデザイン系の学校やプログラムに出願する場合に、自分の今までの作品を写真やパソコンで提出するものです。
出願に必要な書類が全て揃ったら、まとめて学校へ郵送します。
海外配送については、値段が少し高めでも、後で確実に届いたか確認できる追跡サービスがあるものがおすすめ。
追跡サービスがある海外配送は、日本郵便、Fed Ex、UPSがあります。
パスポートの準備と申請
出願書類を無事に送りました。もう安心だよね!
安心!…という訳じゃ、ありません。
海外へ行く時には必ず必要なものがあるよね。
・・・?
パスポートです!
入学手続きと同時にパスポートも準備しておきます。
パスポートを持ってない人は忘れずに申請しましょう。
パスポート申請に必要な書類は外務省パスポートに関する申請手続きに通常必要な書類を見れば確認することができます。
パスポートをすでに持っている人は、パスポートの有効期限をチェックし、残存期間が十分にあるか確認しなければなりません。
残存期間については、基本的に滞在期間を満たすことが必要になります。
渡航条件として必要な残存期間は渡航する国や地域によって違うこともあるので、必ず大使館や領事館のサイトで確認しましょう。
滞在期間や留学スタイルによって、必要となるビザのタイプ(学生ビザ・ワーキングホリデービザなど)が変わってきます。
ビザを申請する際には必ずパスポートが必要になり、ビザの種類によって必要なパスポートの残存期間が違ってくるので、注意しましょう。
参照)在日カナダ大使館、在日アメリカ大使館、在日オーストラリア大使館、在日イギリス大使館、在日ニュージーランド大使館
3. 出発2~3ヶ月前にはビザを申請しましょう!
だいたい出願してから1~3ヶ月後に合否の通知として、留学先の学校から入学許可証が届きます。
入学する場合は、学校に指示された授業料(全額または一部)を払い込み、滞在先(ホームステイ・寮など)の申し込みの手続きをします。
手元に入学許可書、残存期間を満たしたパスポートが揃ったら、「留学までの流れ」の3番目のステップに進みます。
「留学までの流れ」の3番目のステップは、ビザの申請です。
渡航予定の2~3ヶ月前には、ビザの申請を始めましょう。
留学期間や留学スタイルによってビザのタイプ(Visa Type)が変わってきます。
まず、自分がどのタイプのビザを申請すべきなのかを調べて下さい。
ビザの内容は国によって違いますし、内容がよく変更されるので、必ず大使館のページで最新の情報を確認しましょう。
ビザの種類、申請方法は国によって少しずつ違います。
ビザ申請から取得までがどんな流れで、その際にどんな書類が必要になるのかは、アメリカの学生ビザ(F-1ビザ)の申請の場合を例に説明します。
F-1ビザは、3ヶ月以上の留学の場合、または授業時間が週18時間以上、もしくは1学期に12単位以上の履修があるの授業を受ける場合(フルタイムでの就学)に申請が必要になります。
F-1ビザ取得までの流れ
- DS-160オンライン申請書を入力する(1時間半~2時間)
- ビザ申請料金の支払いをする
- ビザ面接日を予約する
- SEVIS費用の支払いする
- 面接予約日に大使館または領事館へ行く
- ビザが添付されたパスポートが約1週間ほどしたら郵送される
ビザの申請には様々な書類が必要になり、それらの書類を用意するのに時間がかかることもあります。
また、面接の予約を早めにすると希望の面接日や時間を予約しやすくなるので、少なくとも渡航の3ヶ月前にはビザの申請をしましょう。
アメリカの学生ビザ(F-1)の詳しい申請方法については、「アメリカ学生ビザ(F-1)の取得方法」を参考にしてください。
順調に手続きが進んで面接までできたとしても、不足の書類があったり、領事館の判断で追加書類が必要になることもあるので、十分な余裕をもってビザを申請しましょう。
参照)米国ビザ申請、のりこ留学物語(動画)アメリカ大使館作成
4. 出発1~3ヶ月前には各種手配をしよう!
ビザの申請を終えたら、「留学までの流れ」の4番目のステップに進みます。
手配が必要なものは、以下の3つです。これは渡航予定の1~3ヶ月前に始めます。
航空チケットの手配
夏休みなどにハイシーズンに渡航する場合は、3ヶ月前には押さえましょう。
ビザの許可がおりる前に航空チケットの予約をする場合は、予約変更が可能な航空チケットを取ることをおすすめします。
そうすることで、ビザの審査が遅れたり、許可が降りないという不測の事態にも対応できます。
留学に必要なお金の準備
留学先で使うお金を用意します。
現金だけでなく、クレジットカードやプリペイドカードも準備しておくと大変便利です。
- 現地通貨
渡航して最初の数日分に必要な現金を日本国内の銀行などで変えておきます。
- クレジットカード
VisaやMasterカードなら、ほとんどのお店で使えます。
海外はカード社会のところが多いので、クレジットカードを持っていると便利です。 - デビットカード
デビットカードは、クレジットカードと違って使ったその場で銀行口座から引落されるので、銀行口座にある金額しか使えません。
お金の使いすぎることはないという意味で安心です。 - 海外専用のプリペイドカード(トラベルプリペイドカード)
クレジットカードは18歳以上(高校生を除く)しか作れません。
もし、高校留学など18歳以下の人が留学する場合は、海外専用のプリペイドカードを作ることをおすすめします。
留学先で多額の現金を持つ必要がなくなり、安心で便利なカードです。
海外専用のプリペイドカードの特徴
- 年齢制限がない…18歳以下の子供も持つことができる
- 銀行口座が不要で発行できる…カードに現金をチャージする
- 使える金額はチャージ(プリペイド=先払い)した分だけ
- 現地通貨をATMで引き出せる
海外旅行保険の加入
海外での医療費はおどろくほど高額になり、日本の2~3倍もの治療費がかかってきます。
例えば、盲腸で入院するとアメリカの場合は約200万円、イギリスの場合は約150万円にもなります。
短期留学なら、クレジットカードについている保険だけでも間に合うこともあります。
どこまでの治療がその保険でカバーできるのか、渡航前にカード会社に確認しておきましょう。
長期で海外生活する場合は、不慮の事故や怪我・病気に備えて、必ず海外留学保険に入っておくことをおすすめします。
保険会社も保険プランも沢山あるので、いくつか比較して調べてみましょう。
保険のプランによっては、持ち物の盗難や紛失までカバーしてくれるものもあります。
海外旅行保険なら、AIU保険、東京海上日動、ジェイアイ損害火災保険がおすすめです。
5. 出発2週間~1ヶ月前には荷物の用意をしよう!長期留学の場合は、公的手続きも忘れずに!
「留学までの流れ」の最後、5番目のステップです。
渡航予定の2週間~1ヶ月前に、荷物の用意を始めます。
基本的なアイテムは以下のものです。
- スーツケース
- 衣類・靴
- 生活用品
- おみやげ
- 辞書
- パソコン
- スマートフォン
- 電源プラグ
現地で手に入りにくいけどあると便利なもの
あれも、これも・・・と考え始めたら、大荷物になってしまいます。
沢山の荷物を持っての移動は大変なので、必要最小限にとどめておいて、渡航してすぐに必要なものだけを持って行きましょう。
その他の荷物は、後から留学先に送ってもらうことをおすすめします。
留学に必要な持ち物については、「留学の持ち物チェックリスト」も参考にしてください。
渡航前にしておく公的手続き
荷物の用意の他に忘れずにしておきたいことに、公的手続きがあります。
これは長期留学の場合にはしておいた方が良いでしょう。
- 郵便物の転送
- 住民票の転出
- 国民健康保険
- 国民年金
- マイナンバーの返納
- 年末調整
- 雇用保険
大体の役場・区役所・市役所では、渡航の2週間前から海外転出届を受け付けています。
渡航前に忘れずにしておきましょう。
ここまできたら、空港までの行き方、持ち物の最終チェックをして、あとは出発を待つのみです。
渡航の際は、航空券と一緒にパスポート・ビザ・入学許可証をまとめて持っておいた方が良いでしょう。
空港での入国管理の審査の時に提示が必要になります。
「留学までの流れ」のまとめ
長期留学になるほど手続きが多く複雑になるので、早めに準備を始めてね。
はい。正直、こんなに沢山の手続きや準備が必要だとは思わなかったです。
「留学までの流れ」を5つのステップに分けて紹介してきましたが、様々な書類や複雑な手続きが出てきましたね。
留学期間や留学スタイルによって、このステップの内容は少しずつ変わってきます。
短期留学なら必要のない手続き・書類も出てくるので、その分準備期間も短縮できます。
一方で、留学期間が長くなっていくと、留学前にこれだけの準備は必要になってきます。
満足する留学を実現するためにも、早めに少しずつ情報を集めて準備していくことが大事です。
またひとりで留学準備が大変だと思ったら、無料で相談できる留学エージェントに相談してみるとよいですよ!
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