ホームステイは、海外の一般家庭でホストファミリーと一緒に生活する滞在方法です。
ホームステイを通して現地のリアルな生活や文化が体験でき、語学の勉強以外にも様々な経験をする良い機会になります。
しかし、ホストファミリーという赤の他人と、しかも海外で家族として暮らすということは、大なり小なりのトラブルは付きもの。
留学先でホームステイをしたい、短期のホームステイのプログラムに申込みしたいと思っているけど、「ホストファミリーとのトラブルが心配」という人もいますよね?
また、実際に現在ホームステイ中でトラブルに遭っていて、「どうしたらいいのだろう…」と悩んでいる人もいるかもしれません。
ここでは、ホームステイで起こるかもしれないトラブル例とその対処法を、実際の体験談を元に詳しく説明。
ホームステイ先でのトラブルを避けるために、また、万が一トラブルが起こってしまった時のためにも、是非参考にしてみて下さい。
1. ホームステイの常識を知ってトラブルを避ける
ホームステイをするには、留学エージェントを通して申し込む、または留学する学校を通して申し込むなど、様々な方法があります。
ホームステイの失敗しない選び方!自分の希望条件が通るホストファミリーの探し方を紹介
つまり、ホストファミリーへのステイ代は、留学エージェント、学校などを通して支払われるということです。
稀にボランティアでの受け入れをしているホストファミリーもありますが、ほとんどのホストファミリーが有償で留学生を受け入れています。
ホームステイ代については、ホームステイのプログラムや期間にもよりますが、決して安くはありません。
だから、どうしても「ちゃんとお金を払ってるんだから、私のためにホストファミリーは色々してくれるはずだ!」とつい期待してしまう人もいるでしょう。
しかし、ホームステイは、留学生をゲストとしてではなく、あくまで家族の一員として受け入れてくれます。
ホームステイはホテルではないのです。
まずは、そのことを忘れずにホームステイに臨みましょう。
1. ホストファミリーのハウスルールを守ろう!
ホストファミリーはあなたを家族の一員として迎え入れます。
なので、家族の一員として、ホームステイ先の決まりごと、ハウスルールを守るように心がけましょう。
ホームステイをする際の主なハウスルールは、次の通りです。
- 1)家の手伝いをする
- 家族の一員として、家のお手伝いを積極的にする。
食事の後片付けや家の掃除は、お手伝いとしてしやすいのでおすすめ。 - 2)門限を守る
- 帰りが遅くなる場合は、必ずホストファミリーに伝える。
帰ってから遅れて食事をとる場合も伝えておく。 - 3)友達を呼ぶときは、ホストファミリーの許可を得る
- ホストファミリーが留守だからと言って、勝手に友達を招かない。
- 4)食事が不要なときは、必ず事前に連絡しておく
- ホームステイの食事がついている場合、食事が必要ないときは必ず事前に伝えておく。
- 5)家の共有スペースは使った後はきれいにしておく
- トイレ・お風呂・キッチン・洗面所など家の共有部分は、使用後はきれいにしておく。
- 6)自分の部屋はきちんと整理整頓する
- 貴重品の管理やホストファミリーに触って欲しくないものは、きちんと片付けておく。
海外では、洗面所など家の共有部分の使用中はドアを閉める、使ってないときはドアを開けておくという習慣がある国も多いです。
日本では、ドアはいつも閉めてるけど…そうじゃないこともあるんだね。
そうなんです。
迷った時はドアを必ずノックする、または、ホストファミリーに確認するなど、気を付けるようにしましょう。
2. ホームステイでは部屋にこもらず積極的にコミュニケーションをとる努力をしよう
家族の一員として一緒にホストファミリーと過ごすには、ホストファミリーとのコミュニケーションは必須です。
ホストファミリーとのコミュニケーションを疎かにすると、ホームステイ先でのトラブルの元になりかねません。
特に渡航してすぐは、「英語が聞き取れない、何をどう話したらいいか分からない…」ということもあるでしょう。
でも、分からないなりにホストファミリーとの会話を理解しようとする、努力の姿勢が大切です。
どうしても英語が聞き取れないときは、紙に書いてもらったり、分からない単語がある時は辞書で調べながら、ホストファミリーと積極的にコミュニケーションを取るようにして下さい。
また、「言わなくてもきっとホストファミリーは分かっているはず…」はない、ということも覚えておきましょう。
日本では、日本語の曖昧な表現の中から相手の気持ちを察しようと文化が根付いています。
しかし、海外では、自分の気持ちや意見をはっきり直接的と伝えないと伝わらないことも多いです。
「Yes! No!」ははっきりと、自分の意志を伝えるようにして下さい。
2. 生活ルールを守ってホームステイのトラブルを避ける
ホームステイ先では、ホストファミリーと一緒に様々な場所を共有しながら生活をします。
例えば、トイレやお風呂、洗面所、キッチンと言った場所です。
「基本的に日本と同じでしょ?だから大丈夫!」と思っていると、予期せぬトラブルに発展してしまうことも。
ホストファミリーと気持ち良く生活するためにも、次のことは知っておきましょう。
1. ホームステイ先でのトイレ・お風呂・洗面所で多いトラブル
ホームステイ先での水回り(トイレ・お風呂・洗面所)でのトラブルは、意外に少なくありません。
1. ホームステイ先の海外のトイレは使い方に注意する
日本のトイレは、綺麗で様々な機能がついていて性能も良いですよね。
しかし、海外のトイレでは、水が流れにくい、トイレットペーパーが詰まりやすいといったことが少なくありません。
なので、日本にいるときと同じように、何度も水を流したり、沢山のトイレットペーパーを一度に流したりしないように気を付けて下さい。
2. ホームステイ先のお風呂では、シャワーの時間を守ること
お風呂については、日本のような浴槽と洗い場には分かれておらず、海外では基本的にシャワーのみです。
ここで気を付けて欲しいのは、ホストファミリーにハウスルールとして「シャワーは10分以内で済ませて」と言われていたら、それを守るようにしましょう。
「シャワー10分って短い…」と思ってしまった人もいると思います。
しかし、ホームステイをする国や地域によっては、水を家庭用のタンクなどに一度貯めて使っていることも多くあります。
だから、ある一定のお湯を使い続けてると、お湯が冷たくなったり、水圧が弱くなることも。
もしあなたがシャワーを使いすぎると、次の人のときはお湯が全然出なくなってしまうということになるかもしれません。
シャワーの時間は、できるだけ守るように心がけて下さいね。
3. 洗面所も使用後は綺麗にすることを忘れずに
最後に洗面所ですが、洗面所を使ったあとは綺麗にしておきましょう。
洗面台の周りに飛び散った水や排水溝にたまった髪の毛など、ついつい忘れがちになる人もいると思います。
洗面所を使った後は、ちゃんと水は拭き取り、排水溝にたまった髪の毛は捨て、次に使う人のために綺麗にして下さい。
2. ホームステイ先のキッチン・食事で起こりやすいトラブル
ホームステイ先のキッチンの使い方、冷蔵庫の食べ物、毎日の食事でのトラブルもあります。
特に、国によって異なる食事についてのトラブルは、少なくありません。
以下では、ホームステイ先でのキッチンや冷蔵庫、食事でのトラブルを避けるための注意点を紹介しています。
1. キッチンの使い方をきちんと把握しておくこと
食後の片付けを手伝ったりするとき、料理をするときは、ホストファミリーにキッチンの使い方を聞いておきましょう。
片付けを手伝うときは、まず、残り物をとっておくか、捨てるかどうか確認します。
そして、残飯や生ゴミの処理はどうしたら良いかも尋ねて下さい。
海外では、生ゴミの処理をするとき、流し台の排水溝に備え付けられているディスポーザーを使うことも多いです。
日本では、ディスポーザーの普及があまり浸透してないので、使い方を知らない人もいると思います。
ディスポーザーを使うときの注意点は、基本的には骨や硬い皮など硬いものを入れることはできないということ。
間違って硬いものが混ざっていたら、ディスポーザーの故障の原因になってしまうので気を付けて下さい。
お皿の洗い方も、家庭によってやり方が違うので、ホストファミリーに確認しておくと良いかもしれません。
洗い方については、日本では水を出しっぱなしでお皿を洗う人もいると思います。
しかし、ホストファミリーによっては、水の出しっぱなしを勿体無いと感じることもあるので注意しましょう。
2. ホームステイ先での食事は色々!デリバリーやテイクアウトで済ますことも多い
日本では、手作りのご飯を良しとし一食の品数も多いですよね。
しかし、国や家庭によっては、朝はコーンフレークのみ、ランチはりんごとスナック、夜ご飯はデリバリーやテイクアウトのピザのみということが普通ということも。
「毎日、この御飯じゃ野菜不足になってしまう…」「お金を払っているんだから、もうちょっとちゃんとした食事を作って欲しい」と思ってしまう人もいるかもしれませんね。
そんな時は、自分で料理を作ってください。
ただ、黙って自分の分だけ料理を作ってしまうと、ホストファミリーが「自分の料理は美味しくないのかしら…」と嫌な気持ちになってしまいます。
自分でご飯を作る時は、「日本食が恋しくなったから」と一言、ホストファミリーに言っておきましょう。
もしくは、ホストファミリーにも一緒に料理を振る舞うと喜ばれるので、是非チャレンジを!
3. リビングではパジャマでウロウロしてはダメ?
日本では夜お風呂に入ったあとは、パジャマ姿でリビングでくつろいだりしますよね。
しかし、留学する国や家庭によっては、シャワーを朝浴びるのが一般的なことも。
この場合、寝る前にベッドルームでパジャマに着替えます。
パジャマ姿でリビングでウロウロするという習慣はないので、パジャマ姿でくつろいでいるとみっともない、だらしない、と思われかねません。
なので、夜シャワーを浴びたあとは、パジャマではなく、部屋着(ルームウェア)に着替えましょう。
3. 文化の違いによるホームステイのトラブルを避ける
国が変われば、文化や法律、宗教、生活習慣などが変わります。
特に、法律については何か起きてしまった場合「知らなかった」と言い訳するだけでは済まされないことあるので注意しましょう。
海外では日本との文化の違いから思わぬトラブルが起こることも
ここでは、国が違うゆえに起こりうる、文化や法律、宗教などが元でのトラブルを避けるためにはどうしたら良いか説明しています。
1. ホームシック
慣れない海外の生活で「日本に帰りたい…」とホームシックになって、部屋にこもりがちになることもあります。
一人で頑張りすぎて誰にも相談できないままでいると、我慢できずに突然帰国ということにもなりかねません。
ホームシックで悩んでいるときは、エージェントや現地の友達、日本の家族などに相談してみて下さい。
2. 宗教と食事
世界の宗教によっては食事の制限があることも。
例えば、イスラム教は牛肉と豚肉を食べません。
モルモン教では、健康によくないとお酒やコーヒーは飲みません。
ホストファミリーによっては、禁忌としている食べ物や飲み物を家庭に持ち込むことを許さない家庭もあるので気を付けて下さい。
3. ホストチルドレン
小さな子供がいる家庭では、ホストマザーに「ちょっと子供をみてて」と頼まれることがあります。
ただ、国や地域によっては、12歳以下の子供をたとえ5分、10分でも一人にしておいたら、幼児虐待とみなされることがあることを覚えておきましょう。
ホストマザーに家で子供と一緒にいてと頼まれたら、きちんと守るよう心がけます。
4. 日本の文化・政治
海外の国によっては、選挙権が16歳以上ということもあり、子供の頃から政治に関心が高い人が多いです。
なので、日本の政治について聞かれて「分からない、知らない」とだけ答えていると、「本当に日本で勉強していたのかな?」と思われることもあります。
最低限の日本の文化や政治についての知識を持っておくことが大事です。
5. お酒とID
海外の国や地域によっては、お酒を買うために、パスポートなどのIDを提示しなければならない場合があります。
また、お酒を飲まなくても、お酒が飲めるお店に入るために提示を要求される場合もあるので、お酒の席に行く時は覚えておくと良いでしょう。
6. 夫婦のあり方
留学生が特に女性の場合、年齢にもよりますが、ホストファーザーとの付き合い方の距離も気を付けておいた方がよいです。
例えば夜に2人でお酒を飲むなど、ホストマザーが誤解を招くような行動はしない方が良いでしょう。
「ホストファーザー、マザーは、自分の両親みたいなものだし…」と思いそうですが、やはり元を言えば他人なので、配慮しておくべきこともあると覚えておいて下さい。
4. 英語の使い方に気をつけてホームステイのトラブルを避ける
留学したての頃は、なかなかホストファミリーの英語が聞き取れなかったり、自分の言いたいことが言えなかったりということがあるでしょう。
しかし、英語の使い方を間違ってしまっている場合、ホストファミリーに誤解を招いてしまうことになるかもしれません。
ここでは、ついつい間違って使ってしまいがちな英語表現を説明しているので、是非覚えておいて下さい。
1. “I am sorry”の使い方には気を付けて
“I am sorry”は、「ごめんなさい」という意味で習ったと思います。
これは、間違いではありません。
では、“I am sorry”には、「すみません」という意味もあると思いますか?
実は、わたし達は、日本語の「すみません」を色々な意味で使い分けています。
例えば、「ごめんなさい」の謝罪の意味の「すみません」。
これは、“I am sorry”と同じですね。
他には、「ありがとう」の感謝の意味の「すみません」。
これは、英語で言うと“Thank you”にあたります。
「ちょっとすみません/ちょっと良いですか?」と許可を得る意味の“すみません”もあります。
これは、英語で言うと“Excuse me”です。
「ありがとう」「ちょっとすみません/ちょっと良いですか?」の意味も全て“I am sorry”と言っていると誤解を招いてしまうことも。
「なぜうちの留学生は謝ってばかりいるんだろう?」とホストファミリーは気まずく感じてしまうかもしれませんね。
なので、まず、自分がどんな意味で「すみません」を言いたいか考えて、英語にして下さいね。
2. “Don’t you…?”の答え方には注意しよう
何か確認したいとき、「…じゃないよね?」 という意味で“Don’t you…?”という英語表現がよく使われます。
日本語で「これ好きじゃないよね?」と聞かれて肯定したい時は「うん、好きじゃない」、否定する時は、「ううん、好きだよ」。
日本語の答え方から英語を考えると、「うん、好きじゃない」は“Yes, I don’t like it”、「ううん、好きだよ」は“No, I like it” と英語で答えてしまいそうですが、これは間違い。
実は、英語で“Don’t you…?”と聞かれた時は、自分の答えが質問の内容に肯定なら「Yes」、否定なら「No」となります。
つまり、好きなら“Yes, I like it” 好きじゃないなら“No, I don’t like it”と答えるのが正解なのです。
うーん?ちょっと混乱してきた…。
では、「…じゃないよね?」に加えて「…だよね?」の肯定の英語の言い方も交えて見てみましょう!
Don’t you like tomato? (トマト好きじゃないよね?) | |
---|---|
好きな場合 | Yes, I like it. (ううん、好きです) |
好きでない場合 | No, I don’t like it. (うん、好きじゃないです) |
You like tomato, don’t you? (トマト好きだよね?) | |
---|---|
好きな場合 | Yes, I like it. (うん、好きです) |
好きでない場合 | No, I don’t like it. (ううん、好きじゃないです) |
It is not raining, is it? (今雨降ってないよね?) | |
---|---|
降っている場合 | Yes, it is. (ううん、降ってるよ) |
降ってない場合 | No, it isn’t. (うん、降ってないよ) |
It is raining, isn’t it? (今雨降ってるよね?) | |
---|---|
降っている場合 | Yes, it is. (うん、降ってるよ) |
降ってない場合 | No, it isn’t. (ううん、降ってないよ) |
これを見て分かるように、日本語の場合、否定形の「…じゃないよね?」と肯定形の「…だよね?」の答え方は異なりますが、英語はどちらとも同じです。
つまり、否定形でも肯定形でも英語で聞かれた場合、質問の内容に対する自分の答えが、肯定なら“Yes”、否定なら“No”になるという訳です。
なるほど!
でも、いざ聞かれたら、“Yes”で答えるのか、“No”で答えるのか混乱してしましそう…。
そうですよね。
その場合は、“Yes” “No”で答えるのではなくて、シンプルに好きなら“I like it”、そうじゃないなら“I don’t like it”とはっきり自分の答えると良いと思います。
5. ホームステイでのトラブル例や体験談、アドバイスを紹介
ここでは、ホームステイ先で起こったトラブル例を、実際の体験談を元に紹介したいと思います。
以下のトラブル例は、自分が事前に知っておいたら防ぐことができたものです。
これからホームステイを考えている人、ホームステイをする人は是非参考にしてみて下さい。
お手伝いで家の掃除をしたときに、ホストファザーの物を動かしてしまい、大事な書類をなくしてしまった!
お手伝いで家を掃除するときは、ホストファミリーの部屋のもの、リビングのものは勝手に動かさない、自分の判断で捨てたりしないように!
門限をうっかり少し過ぎてしまったが、もう大人なのでホストファミリーに連絡しなくてもいいか、と思っていたら、ホストファミリーが警察に通報していた(汗)
日本は安全な国として有名ですが、海外の渡航先によっては、夜は危険で事件が多い場所もあります。
自分の年齢に関わらず、門限を過ぎる時は必ずホストファミリーに連絡を!
ホストファミリーに毎日英語を教えてと質問していたら、「わたしはあなたの英語の先生じゃないから、学校で聞いて」と言われてしまった…
ホストファミリーは家庭教師じゃありません。
基本的に学校の勉強で分からないことは、学校の先生に聞くようにしましょう!
自分の部屋に置いたパスポートがない(汗)…しばらくホストファミリーと探していたら、積み上がった教科書の下からでてきた!
自分の部屋は整理整頓を心がけましょう。
貴重品の管理やホストファミリーに触って欲しくない物は、自分の部屋の鍵がかかるところ、旅行かばんの中などに保管しておいて下さい。
英語が分からない、話すのが怖い・・と部屋にこもりがちになっていたら、留学生が何を考えているか分からないとホストファミリーがエージェントに相談していた
部屋にこもってばかりでは、コミュケーションがとれず、あなただけじゃなくホストファミリーも不安になります。
どうしてもコミュニケーションに困るときは、エージェントや英語ができる日本人の現地の友達などに相談してみて!
ジャパニーズストアで魚一匹を買ったので、家のオーブンで焼いていたらホストファミリーに叱られた…
日本では、お刺身で生の魚を食べたり、魚を丸焼きにして食べたりすることが普通ですが、国や家庭によっては、魚を焼いた時の匂いを嫌がることも。
お料理するときはホストマザーに一言声をかけるようにしましょう。
ホストファミリーに冷蔵庫の食べ物は自由に食べて良いと言われたので、中に入っていたフルーツを食べたら、これはパパの分だったのに…と言われた(汗)
自由に食べて良いと言われても、お菓子やフルーツ、自分が食べるとストックがなくなりそうなものなどは、一応ホストファミリーに確認して食べると良いでしょう!
男友達が遊びに来て自室で話していたが、友達が帰ったあと、ボーイフレンドと部屋で何をしていたのか?と問いただされ怒られた(汗)
ボーイフレンドは恋人のこと。男友達はフレンド。ここで勘違いがあったのでしょう。
また自室に男友達を招く時は、部屋のドアを開けておくと、あらぬ誤解を招かなくて済みます。
6. ホームステイでの最悪なトラブルの場合は、ホストファミリーのチェンジを!
これまでは、自分がホームステイをする前に知っておいたら避けることができたトラブルについて説明してきました。
しかし、残念ながら明らかにルール違反している「はずれ」のホストファミリーも存在します。
以下のような最悪なトラブルがホームステイで起こった場合は、改善するようにホストファミリーに訴えましょう。
もし、あなたが訴えても変わらない場合は、ホストファミリーをチェンジするか、アパートや寮に移るなど滞在方法を変えることも検討してみて下さい。
ホームステイ先での最悪なトラブル例と対処法
ここでは、ホームステイ先で起こった最悪なトラブル例を実際の体験談を元に紹介しておきます。
- 自分の部屋にベッドがない。
- 食事付きのホームステイなのに、食事が用意されないことがある。
- 自分の食事だけがホストファミリーのものと違う。
- ホームステイ先の子供がうるさすぎて勉強ができない、いたずらをする。
- ホームステイ先の子供のベビーシッターばかりさせられる。
- ホストファミリーが全然会話をしてくれない。
- ホストファミリーが忙しくて接する時間がほとんどない。
- 入浴の制限時間が短すぎる、厳しすぎる。
- 週1度洗濯してくれるはずが、なかなか洗濯をしてくれない。
- 英語が分からないと思って悪口を言われる。
- ホストファミリーの家庭内がぎくしゃくしている。
- 自分の物やお金などが紛失する。
- 学校までが遠すぎる。
- ホストファミリーにセクハラされる。
このようなことがホームステイ中に自分に起こった場合、また実際に起こっている場合は、ホストファミリーに自分で直接訴えられそうなら伝えてみましょう。
もし、自分で直接ホストファミリーに伝えることが難しい場合は、英語ができる友達などに間に入ってもらい伝えてもらうか、留学エージェントや学校などに掛け合ってもらって下さい。
それでもホストファミリーに改善が見られないようでしたら、ホストファミリーをチェンジしてもらうか、寮やアパートでのルームシェアも検討してみましょう。
酷いトラブルが続く場合は、今後あなたのトラウマにもなりかねません。
有意義な留学生活を送るためにも、必要以上に我慢しないで、まず身近な人に相談してみて下さいね。
【まとめ】ホームステイでのトラブルは、前もって知っておくと避けられる!
ホストファミリーのルール違反という最悪な場合を除いて、ホームステイでのトラブルは、事前にあなたの知識があれば防ぐことができるものがあると分かりますよね。
これらのホームステイでのトラブルを避けるためには、自分で調べておくことも大切です。
また、日々の生活の中でホストファミリーとのコミュニケーションから情報が入ることもあります。
留学したての頃は、なかなかホストファミリーの英語が聞き取れなかったり、自分の言いたいことが言えなかったりという悩みはあるでしょう。
でも、色々自分なりに工夫をしながら、ホストファミリーとコミュニケーションを取る努力をしてみて下さい。
十分なコミュニケーションが取れていたら、万が一ホームステイ先でトラブルが起こった場合でも、ホストファミリーと一緒に対処できるはずです!
※参考図書)
留学ジャーナル2015年8月号
ホームステイがもっと楽しくなる本 大阪書籍
ホームステイの英会話リアル表現BOOK ナツメ社