そろそろビールがおいしい季節の到来。
これからビアガーデンや居酒屋で飲み会をする機会が増えるのではないでしょうか?

また、夏休みの海外旅行を計画している人も多いでしょう。

今回は旅先のバーや飲み屋で外国人に話しかける時に使える会話の始め方や、ちょっとした口説き文句をご紹介します。

是非、Bar English(バー英語)を上手く活用して外国人の友達をたくさんつくりましょう!

英語圏のバー事情
Western Bars

Happy bartender mixing cocktails

英語圏の多くのバーは、入店したらまずバーカウンターへ直接行き、自分のドリンクや食べ物を頼み、その場で支払うセルフサービスです。

2杯目以降のオーダーも同様に自分のものを責任もって支払いますので、たくさん飲みたい人も金欠の人もお互いに気兼ねなく飲み会に参加しやすいのです。

仲間内で順番に奢り合うこともよくあります。
また、日本のようにメニュー表や多種類のカクテルを置いていないことが多いです。

並んでいるビールサーバーやお酒の瓶を見てシンプルに頼むのが良いでしょう。

特に日本ではどこでも必ず置いてある「カシス」を海外ではあまり見かけません。

甘いお酒が好みの方は「レッドブル」というエナジードリンクの入ったカクテルなどがお薦めです。

そして、ノンアルコールは瓶や缶のまま出せるものでしたら問題ありませんが、コーヒーやスムージーなどひと手間かかる物をオーダーするとあまり良い顔をされないこともあります。

また、外国人の友達を日本の居酒屋に連れて行ってあげる場合は、事前に支払方法などの違いを説明しておいてあげると親切ですね。

バーや飲み屋で使える基本文
Basic Bar English Phrases

It’s my shout / round. 私が奢る番です
Whose shout / round is it? 今度は誰が奢る番?
I’m a bit tipsy. ちょっとクラクラしてきたかも。
I’m a bit drunk. ちょっと酔ってきたかも。
I’m off my face. ベロンベロンに酔っている。
That went to my head. あの一杯は頭にガツンときた。
I have a hangover. 二日酔いだ。

1. 会話の始め方 Conversation Starters

Are you from around here? この辺りの出身なの?
Do you come here often? ここはよく来るの?
I like your hairstyle/dress/accent/eyes. 君の髪型/ドレス/話し方/目が魅力的で好きだな。
Hey,can I buy you a drink? やあ、何か奢らせて

会話の基本、あいさつから始めましょう。
“Hi” 以外のあいさつはこちら ➜ ”How are you?” から一歩進んだ英語で挨拶をしてみよう!

お酒の席での会話の場合、上記のような切り口から入っても効果的です。

2. 会話の続け方 Continuing the Conversation

What did you do today? 今日は何をしたの?
What have you been doing recently? 最近どう?
Anything interesting happen today? 今日は何か面白いことあった?
What do you do? お仕事は何をしてるの?
What do you do for fun? 趣味は何?

英語の疑問文は5W1H(What / When / Where / Why / Who / How)を思い浮かべると質問が作りやすくなります。

相手の答えを無視して次のトピックに移るのではなく、相手の答えに興味を持ち、きちんと会話のキャッチボールをするようにしましょう。

悪い例
A: Are you from around here? この辺りの出身なの?
B: No, I’m here on business. I’m based in NY. いえ、ここには出張で来てるんだ。普段はニューヨークに住んでる。
A: What do you do for fun? 趣味は何?
B: I often go scuba diving in the summer. 夏は良くダイビングをするかな。
A: What do you do? お仕事は何してるの?
B: I work for a computer company. コンピューター会社に勤めているよ。

これではあっという間に聞くことがなくなってしまう上に、相手も「本当に自分に興味があるのだろうか?」と思ってしまいます。

就職面接ではないので、質問攻めをする話し方ではなく、相手の答えにきちんと耳を傾けましょう。

良い例
A: What do you do for fun? 趣味は何?
B: I often go scuba diving in the summer. 夏はよくダイビングをするかな。
A: Oh do you? How long have you been scuba diving? そうなんだ!どのくらいやってるの?
B: For about 10 years. Do you scuba dive? 10年ぐらいだよ。あなたはダイビングする?
A: Not really, but I’m interested in it. Have you ever seen any sharks? ううん、でも興味あるな。鮫を見たことはある?
B: Yeah, actually I’ve swum with sharks. うん、実は一緒に泳いだこともあるよ。

一つのトピックである程度広がり話が尽きたところで次のトピックに移ります。

3. 会話の終わり方 Ending the Conversation

Shall we go somewhere quieter? どこか静かな所に行く?
Do you want to go for a walk? 出ようか?(散歩しようか?)
Let’s keep in touch. また連絡取り合おうよ。
Are you on Facebook? フェイスブックやってる?
Can I get your number? 連絡先を聞いても良い?
Do you wanna have lunch together tomorrow? 明日ランチしない?

いきなりお別れの言葉を投入するような不自然な終わり方ではなく、上記のように次に繋がるような言葉を挟んでからお別れをしましょう。
お別れのあいさつはこちら ➜ 一歩進んだ英語で挨拶をしてみよう!

とっておきの口説き文句
Pick-up Lines

Happy friends drinking and chatting

以下の口説き文句は実際に使うには勇気がいりますし、うまくいく保証はできません。

英語学習を面白くするために、読んで笑って楽しんでください。

If I could re-arrange the alphabet, I’d put U and I together.
もしアルファベットを並び替えられるなら、君(U)と僕(I)を隣同士にするのになぁ。
Do you believe in love at first sight?
”一目ぼれ” ってあると思う?
Maybe I should walk past you again!
前に会った(通り過ぎた)ことあるよね!?
Are you alright!? It must have hurt when you fell from heaven!
大丈夫?天国から降ってきた時、怪我しなかった?
I lost my phone number. Can I have yours ? ?
自分の電話番号をなくしちゃったから、君のをもらえる?ニヤリ
Is your father a thief? Cause he stole the stars and put them in your eyes.
君のお父さんは泥棒?彼は空の星を盗んで君の瞳の中に入れたんじゃないかと思ってね。
Your legs must be tired. Because you’ve been running through my mind all day!
脚が疲れてるんじゃない?だって君は僕の心の中を一日中駆けずり回っていたんだからね。

ナンパにどう対応する?
Response

断りたい場合

Are you hitting on me? 私を口説いてるの?
Nice try, but I’m not interested! どうも、でも私は興味ないわ。
No, I don’t think so 誘いの質問文に対して「ごめんなさい。」
Get lost! あっちへ行って!
“L” symbol 親指と人差し指で「L」の形を作ること。「L」はloser=負け犬の意。

最後の2つはとてもキツイ言い方になるので、使わないほうが賢明ですが、映画などに出てくるかもしれないのでご紹介しておきます。

あまり関わりたくないような相手やしつこい相手の場合、英語が分からないふりをする、または無視をするのも一つの手でしょう。

仲良くなりたい場合

“Nice line” Laugh, start a conversation! 「うまい!(面白い)」と笑って会話を始める。
例: “Do you come here often?”「ここにはよく来るの?」
That’s a good one! それ面白い!
You must be kidding! 冗談でしょ?

上記のように笑いながらリアクションをした後、会話を始める。

以前会ったことがある人と近づけた場合

どんな場合でも相手を褒めることで打ち解けやすくなります。

Your event was great yesterday! 昨日のあなたのイベント、とても良かったよ!
You’re a good dancer/soccer player/singer. 踊る/サッカーをする/歌うのが上手だね。
I like your hairstyle/dress/accent/eyes, too. 私もあなたの髪型/ドレス/話し方/目が魅力的で好きだわ。

まとめ

今回の内容は、お酒の席での会話や異性を誘う時に限らず、日常会話をする際にも意識してもらいたい流れです。
以下の3ステップをイメージしましょう。

  1. 声を掛ける
    例:Are you from around here?など
  2. 相手に興味を持ちながら会話を続ける
    5W1H( What / When / Where / Why / Who / How)をフル活用する。
  3. 会話を終える
    例:Are you on Facebook?など

そして、随所に笑顔と褒め言葉を忘れずに、この夏も国際交流を楽しんでください!

おまけ

英語で飲み屋を「Bar」または「Pub」といいますが、違いは何でしょうか?
Barはバーカウンターがありバーテンダーがいる酒場、PubはPublic houseの短縮語で大衆的な洋風の酒場、と辞書には説明されています。

一般的な会話ではアメリカ英語で「Bar」イギリス英語で「Pub」と言います。

イギリスでは「Pub Quiz Night」というものが平日の夜に行われています。
平日の集客を募るのを目的として1970年代から広まったイベントです。

お酒を片手に一般常識を試す英語のクイズに参加することで、他のお客さんと仲良くなるチャンスがあります。

参加費が優勝者の賞金になることが多々あるので、旅行中にひと稼ぎするのも良いかも!?

英国へ行かれる機会がありましたら、英語学習のためにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?