知っておきたい、英語圏の迷信 TOP10

日本には「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」「茶柱が立つと良いことがある」などの迷信がありますが、海外でも各国で信じられている迷信があります。

今回は英語圏の迷信をご紹介します。

幸運をもたらす迷信

1. Itchy palm【手のひらが痒くなると…】

様々な説があるのですが、一般的には「手のひらが痒くなるとお金が入ってくる」と言われています。

シェイクスピア作品「ジュリアス・シーザー」にはこんなセリフがあります。

“Let me tell you Cassius, you yourself are much condemned to have an itching palm.”

なら言わせてもらうよカシアス、あなた自身わいろを欲しがっている、とかなり非難されているぞ

また、少し違う内容を信じている人もいます。

「右手が痒いなら新しい出会いがある、左手が痒いならお金が入る」や、「右手が痒いならお金が入る、左手が痒いならお金が出ていく」という説です。

いずれにしても、もしその迷信通りに事が運ぶことを望むなら、手を掻かないようにします。

2. Finding a Horseshoe 【蹄鉄を見つけたら…】

ブタや四葉のクローバーは幸運をもたらすことで有名ですが、なかでも蹄鉄は最強のラッキーアイテムだと信じている人も多いようです。

その昔、馬のひづめに打つ蹄鉄には金や銀が使われていました。
落鉄した場合、その蹄鉄を拾った人の物になるという風習がありました。それにより蹄鉄を拾った人が裕福になるため、幸運をもたらすラッキーグッズとなりました。

蹄鉄は両端が下になるように玄関に飾ると家族に幸運をもたらすと言われています。

また、願い事がある場合は、蹄鉄を見つけたら右手で拾い、蹄鉄のどちらか一方の端の部分に唾を吐き、願いを込めて左肩の上を通るように放り投げ、落ちたところにそのまま置いておきます。

しかし現代ではなかなか蹄鉄が落ちているなんてことはないため、蹄鉄の小物を持ち歩いたり、アクセサリーのデザインに使われています。

3. Tossing Spilled Salt over your Shoulder 【塩を肩にかけると…】

身を清めるために塩を使うのは英語圏でも同じ考えです。

肩にかければ、これからあなたに降りかかる不運を追い払うことができます。
塩は人が生きていく上で必要不可欠なものであり、浄化作用のある海にも含まれていることから、世界各国で身を清めるために使われているようです。

4. Saying “God Bless You” 【…の後は“God bless you”と言う】

いきなり周りの人から ”(God)Bless you!” と言われたことはないですか?

それはきっとあなたがクシャミをしたから言われたのです。
クシャミをすると自分の魂が体から抜けてしまう、と言われています。

“Bless you!” と言うことで、魂が体から抜けるのを防ぐ、または魂を体に戻すことができるのです。

その由来は諸説あります。
6世紀、人々はクシャミをすると祝福されました。それは、悪霊を祓っている、と思われていたからです。

古代ローマ人は、良いクシャミは魂を世に放つ 、“Bless you” と言うことで魂が体に戻る、と信じていました。

1665年にヨーロッパで死に至る疫病が流行した際、クシャミをしたすべての人が神のお恵みが与えられるべきだ、とローマ法王は命じました。その風習が今でも信じられています。

5. Knock on Wood 【木を叩くと…】

これは不吉なことを追い払う魔除けのおまじないのようなものです。

古代ヨーロッパでは、神は木に宿っていると言われていました。
願い事がある者は木の幹に触れ、願いが叶ったらその木を軽く1度コツンと叩くのです。

今では幸運が続くことを願う時、または縁起の悪い発言をしてしまった時に、木製品のテーブルやドアなどをコンコンと2度叩きます。

「Knock on wood」と声に出して言ったり、何も言わずに木でできたものを叩いたり、両方する人も多いです。

不幸を呼ぶ迷信

1. Friday the 13th 【13日の金曜日】

「7」がラッキーな数字なのに対して、「13」は不吉な数字と信じられています。

実際、ホテルやアパートでは13階を省いていたり、飛行機内では13列目の座席が存在しないことが多々あります。

なぜ13が不吉な数字になったのでしょうか?それはキリストを裏切ったユダが13番目の使徒だったことが由来しています。

また、13日の金曜日も不吉なイメージがあります。
金曜日はキリストが十字架にはりつけにされた日です。

裏切りの13とはりつけの金曜日、二つの条件が揃う「13日の金曜日」は非常に不幸な日のイメージがあるのです。

2. Walking Under a Ladder 【はしごの下を歩くのは不吉】

はしごの下をくぐると上から何かが落ちてくる恐れもありますが、それ以外に恐れられている迷信があります。

はしごを壁に立てかけると床・壁・はしごの三角形の空間ができます。

三角はキリスト教の三位一体や人生を表しているのです。三角の中を歩くことは神聖な場所を汚す行為に繋がります。

また、三角の中には邪悪な悪魔が存在していて、とくに邪魔されることを嫌います。三角の中を歩くと、その悪魔を起こしてしまいます。

もし、つい歩いてしまった場合、親指を人差し指と中指の間に入れて不運を追い払います。

3. Breaking a Mirror 【鏡を割ると不吉】

鏡を割ってしまうと不運が7年続くと言われています。鏡は魂を反映しており、傷ついた魂が蘇るのに7年かかるのです。

もし割ってしまったなら、鏡を外に持って行き、月明かりの下に埋めると不運から逃れられます。

4. Opening an Umbrella Inside 【室内で傘を開くと不吉】

室内で傘を開くと物を壊してしまう、または人に危害を加える可能性もありますが、何よりも不運を招くという迷信が多くの国で信じられており、御法度とされています。

その昔、日傘が主流だった時代、傘は日差しを遮断するものであり、日差しのない室内で傘を開くことは太陽神を侮辱する行為とみなされました。

神の怒りにより死に至る、または本人だけでなくその家に住む家族に不運が降りかかると言われています。傘に関する迷信は他にも数多くあります。

  • 傘をプレゼントするのは良くない (プレゼントでもらった傘を開いてはいけない)
  • 黒い傘を開いてはいけない
  • 外で使ったことのない傘を開いてはいけない
  • 落とした傘は誰かに拾ってもらう
  • 傘をテーブルの上やベッドの上に置いてはいけない
  • 未婚の女性が傘をなくすと結婚できない

5. Black Cats 【黒猫が前を横切ると…】

黒猫は暗闇でも見つかりにくく、魔女の使いとして一緒にいるイメージが強いため、不幸の象徴と考えられています。

子猫が7年後に魔女や悪魔になる、と信じられている地域もあります。
あの強いことで有名なナポレオンやヒトラーでさえも、小さな子猫を恐れていたという説もあります。

しかし、イギリスでは全く逆の迷信があるのです。
「黒猫が前を横切ると幸運が訪れる」というものです。どちらを信じるかはあなた次第!?

まとめ

迷信を信じていないつもりでも、無意識に梯子の下を歩くことを避けたり、クシャミの後に “Bless you!” という習慣が身についている人も多いです。

迷信というより、生活の習慣になっているのかもしれません。
話の途中で机をコンコンと叩いたら、「日本にはないジェスチャー、もしくは迷信かな?」と相手に聞いてみるのも良い異文化理解の勉強に繋がるかもしれません。

ところで「迷信」を英語で「Superstition」と言います。

「スーパースティション」と発音します。

superは「上」、stition は stand と同語源で「不動」「立つ」という意味を持ちます。

つまり常識を超える驚きに立ちすくむ、理屈も照明も歯が立たない、それが迷信の語源だそうです。

世界には多くの迷信がありますので、ぜひ調べてみて下さい。
また、日本の迷信を英語で説明できるように準備しておき、外国人に紹介できると良いですね。

【参考】
http://www.lifescript.com/well-being/articles/0/10_common_superstitions.aspx
http://home.alc.co.jp/db/owa/etm_rsch?er_sn_in=505

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