日本人英語学習者にとって、英語の世界で打ち解けていくのに、時間がかかる方も多いと思います。

外国人と楽しく会話するには、日本語での会話と同様、ユーモアを交えて話せると自分に興味を持ってもらえます。

そこで、今回は外国人の心をつかむコツをまとめてみました。

「外国人の笑いのツボが分からない」という悩みが少しは解消できるかもしれません。

たくさん文章を発することができなくても、ユーモアのある一言で相手を笑顔にしてみてはいかがでしょうか?ぜひ、以下の5つのコツを参考にしてみて下さい。

流行語を使う!

映画や海外セレブのインタビューで登場するセリフや流行語大賞に選ばれたフレーズを、会話の中で使ってみましょう。

【例1】

His style is totally out of fashion! 彼の服のセンスは完全に時代遅れだ!

【例2】

I want to see your selfie! 君の自撮り写真が見たいな!

これは爆笑を取るというよりは、会話がより自然になるコツです。
日本人の私たちが使えば「よく知ってるね!どこで習ったの?」と会話が更に広がるかもしれません。

外国人の友達が頻繁に使う口癖を真似してみるのも良いですね。

「外国人が持っている日本人」のイメージに乗っかる!

「日本=小さい」という先入観を利用してみましょう。

他には、背が低い、コテコテの日本語英語で発音する、電化製品、寿司、侍、なども日本のイメージです。

A: What’s wrong? Don’t you like steak? どうしたの?
ステーキはあまり好きじゃないの?
B: I’m full. I’m used to eating Japanese size portions. もうお腹いっぱいで。
日本サイズの食事に慣れているからかな。

日本だけに限らず、母国のイメージを笑いに変えて話す人は多いです。
例えばアメリカの人は、「大きいサイズ」「銃を持っている」イメージを利用して笑いをとることがあります。

死語を使う!

ネイティブスピーカーでさえも使わない死語を、あえて日本人の私たちが使ってみる!?

Have a groovy weekend! いかした週末を!
Okeydokey! OK!
Fab! すばらしい!
Oopsy daisy! おっと!
Golly! おや、まあ!
Gee whiz. おや、まあ!

勇気がいる手法ですが、大きな笑いが取れる可能性が高いです。
恥ずかしそうな表情で言うと相手も突っ込みにくいので、ぜひ「ドヤ顔」でどうぞ。

持ちネタを用意しておく!

「何か面白い話はない?」と言われることがあります。

面白くなくても良いので、1つでもダジャレやジョークを持ちネタとして、あらかじめ準備しておくと便利です。

【例1】

A: Knock knock. トントン
B: Who’s there? 誰?
A: Dozen. ダズンだよ。
B: Dozen who? ダズン何さん?
A: Dozen (Doesn’t) anybody wanna let me in? 誰かここを開けてくれない?

Kncok Knockジョークは定番のネタです。オリジナルのものを作ってみてもよいでしょう。

ここでは「ダズン」という言葉遊びです。

Dozen はダース・12、という意味がありますが、この例文の場合、特に意味はありません。

疑問文を作るときに文の冒頭に使用する Doesn’t と発音が類似しています。ダズンさんの名字を聞いたつもりが、疑問文の冒頭だった、ということです。

Bさんは「なるほどね。」と笑顔になるでしょう。

【例2】

A: Why is six afraid of seven? なぜ6は7を恐れているの?
B: Because seven ate(eight) nine! それは7が9を食べたから!

「食べた」と数字の「8」は同じ発音です。「7,8,9」は「7が9を食べた」という文と同じ発音になります。

有名なジョークですので、爆笑は期待できませんが、懐かしい気持ちにさせることはできるかもしれません。

相手の意表をつく!

意外な挨拶で驚かせ、相手の心を出会い頭から掴んでみる!

A: Hi, I’m Michael Jackson. やぁ、マイケルジャクソンと申します。
B: …?
A: Just jokes. I’m Takashi. 冗談だよ、タカシです。

明らかにジョークだと分かるように、相手が知っていそう有名人や、もう亡くなっている有名人の名前を使うのがポイントです。

日本の芸能に詳しくない相手に日本人俳優の名前を言ってもジョークだと分かってもらえないです。また、自分とはかけ離れた名前や職業などを語るのも面白いかもしれません。

相づちを打ってみよう!

相手がジョークを言ったときに、どう反応したらよいのか?もおさえておきましょう。

Ha ha! Good one! ハハ!面白いね!
No way! まさか!
You’re kidding, right? 冗談でしょう?
Oh my goodness! まあ、なんてこと!
Nah! いや、あり得ない!
Right. はいはい。

もちろん、笑うのが一番のリアクションですので、豪快に楽しく笑うだけでも十分です。更に笑った後に上記のフレーズを付け加えられるようになりたいですね。

単語を伸ばしてリアクションをする!

なかなかとっさに相づちを打つのは難しいと思われる方は、単語の母音を伸ばすことでリアクションをしてみて下さい。

(That’s) reeeeally funny! それ、本っっ当に面白いね!
(You’re) soooo funny! 君はとっっても面白いね!
Duuuude! やめてよーーー!笑

伸ばす音を少し高めの声で言うのがポイントです。

おまけ

最後に、日本を旅行中の外国人観光客に道を聞かれたときに使える、笑わせながら安心させてあげるジョークをご紹介します。

【例1】

A: Hey, are you lost? やあ!道に迷ってるの?
B: Yeah. そうなんだよ。
A: Me too! Ha ha! 僕もだよ!ハハ!

【例2】

A: Are you lost? やあ、道に迷ってるの?
B: Yeah. そうなんだよ。
A: Don’t worry, you’re still in Tokyo. 大丈夫、まだ東京都内だから。

まとめ

今回は英会話に笑いを取り入れるコツについて学びました。

ジョークはコミュニケーションの潤滑油になります。
また、ジョークには語学力だけでなく、文化や歴史的背景、流行などの理解が必要です。

ハードルが非常に高いのですが、ジョークから異文化について学ぶこともできるので、英語学習のツールにしてみてはいかがでしょうか?