会社を辞めたい?!辞める前に会社や仕事に対する自分の考え方を見直してみよう

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会社を辞めて後悔しない39の質問

今、この文章を読んで頂いている方の中には会社を辞めたいと思っている人がいるかもしれませんね。

世の中には会社を辞めたいと思いながら勤めている方がたくさんいるでしょう。

そんな人にお尋ねしたいことがあります。
辞めたい理由は何ですか?

  • 仕事がつらいから?
  • やりがいを感じないから?
  • 同僚や上司との人間関係がうまくいかないから?

辞めたい理由はさまざまですね。

「今すぐあんな会社を飛び出したい!!」と思っている人もいるでしょう。

でも、少し考えてみましょう。

今の会社が気にいらないと衝動的に辞めてしまったとします。
そして次の会社に就職するも、また不満を抱えてしまったとき、やはりまた「辞める」という選択をしてしまうのではないでしょうか。

こうして、転職を繰り返していると、何も残せないまま年数だけが過ぎて行ってしまいます。

今の会社で働くにしても、転職するにしても、会社に対するあなたの見方を変えないかぎり何も変わりません。

そこで、会社で悩んでいるあなたに読んでほしい1冊をご紹介。
俣野成敏氏の著書、『会社を辞めて後悔しない39の質問』です。

39の質問を自問自答することで、あなたが今会社を辞めるべきかどうかを見極めることができるという内容です。

さて、今あなたは本当に会社を辞めるべきなのでしょうか?

結局は今の会社や仕事から逃げたいだけじゃないのか?

あなたは転職を逃げ道だと思っていませんか?
転職すれば何かが変わると思っていませんか?

それは結局場所を移動しただけで、自分を変えることにはなりません。

自分を変えたければ、まず自分の姿をしっかりと見てみましょう。
自分の姿を見るには、周りの声に耳を傾けることが大切。

周りの声とは、つまり「評価」のこと。

著者は本書の中で以下のように述べています。

もしあなたが本当に自分の今の実力を知りたいなら、会社の評価を受け入れることです。
その評価は「あなたのことを嫌いな上司」が下したものかもしれませんが、会社の評価とは基本的に誰か一人ではなく組織が決めたもの。
つまり、個人的な感情も含めて、それがあなたの今の評価なのです。

そして、今の自分の姿を確かめたら、「今ここ」を変える努力をしましょう。
「ここ」を変えることができれば、これから先、似たような状況になったとき、どこにいても上手に対処できるようになります。

まずは小さなことから始めましょう。

  • 仕事の手順を変える。
  • 上司の仕事を手伝う。
  • 新たな業務に手を付ける。

どんな小さなことも、大きな変化につながると、著者は述べています。

場所を変えただけでは、何も変わらない。「今ここ」での自分を知り、自分が変化する術を見つけましょう。

目標や意義を見出せない仕事にどう対処するか?

せっかく希望どおりの会社に就職したのに、任される仕事はだれでもできるような単純作業ばかり。
「こんな仕事したくてこの会社に入ったわけじゃない!」
と感じている人も多いのでは?

そんなあなたに知っていただきたいのが、本書で紹介されている「PDCAサイクル」
アルファベットはそれぞれ、

P(Plan・計画)
D(Do・作業)
C(Check・評価)
A(Action・改善)

を意味しています。

PDCAサイクル

そして、仕事で目指すべきは、このサイクルを一人で回せるようになること。

新入社員はまだ何も知らないから、一人でPDCAサイクルを回すことはできません。

そこで、新入社員はサイクルのうちの「D(作業)」の部分が仕事として与えられ、その他の「P(計画)」「C(評価)」「A(改善)」は上司が行っています。

最初の仕事は完全に上司の下請けというわけです。

ほとんどの人が、最初の段階でやっている業務が、サイクルのうちの1つ「D(作業)」であることに気づいていません。

そして、作業ばかりしているあなたは、まだこの段階を抜け出せていないということです。

もしあなたがもっとやりがいのある仕事がしたいと思うなら、次の段階「P(計画)」を提案してみてはどうでしょうか?

あるいは、仕事に慣れてきたら上司の方からPやAの仕事の依頼がくるときが必ずやってきます。

上司の求めることに応えていくと、やがてPDCAサイクルが一人で回せるようになるのです。

つまり上司は、あなたが徐々にサイクルを回せるようになるよう、仕事量を調節してくれているというわけです。

やりたい仕事をさせてもらえないと思っているあなた。それは、あなたがまだその段階にいないだけ。

PDCAサイクルが一人で回せるようになると、仕事の幅がぐんと広がる日がやってきます。

どのような採点基準で評価されているのか理解しているか?

あなたは、「がんばっているのになかなか評価されない」と思っていませんか?

それは、あなたの頑張り方がズレているからかもしれません。
まずは、評価の採点基準を知ることから始めましょう。

多くの人は、
「自分はがんばっている」
「前年より成績がアップした」
ことが評価につながると思っているでしょう。

しかし、それは違います。

会社は、過去のあなたと現在のあなたを比較しているわけではないのです。
会社は、他の社員との比較であなたの評価を決めています。

ですから、常にほかのだれかと比較されていることを忘れてはいけません。

次に、「会社は何を基準に評価をしているか」を知りましょう。

もし、査定時に配られる評価シートがあるなら、それをよく見てみましょう。

そして、会社が社員に何を求めているか考えてみましょう。

評価基準がわかれば、次に自己分析をしてみましょう。
評価が高い同僚の分析をするのも、良い参考になります。

「その自己評価って正しいの?」と思った人はいませんか?

著者は、大事なのは正しいかどうかではなく、自分の見る目を養うことだとし、評価することで評価する人の気持ちが分かるようになることが大きな前進であると仰っています。

「時間=価値」と思っていないか?

毎日誰よりも早く出社して、誰よりも遅く退社しているあなた。

「やってもやっても、仕事が終わらない」
「朝から晩までこんなに頑張ってるのに、認めてもらえない」

と思っていませんか?

それは、あなたが長時間働くことで「自分は頑張っている」と自己満足しているだけかもしれません。
そのまま仕事をしていては、大した評価をされないまま、精神的にも体力的にも、耐え切れずにギブアップしてしまいます。

仕事において大切なのは、長時間仕事することではありません。
時間自体に価値があるのではないのです。

では、何が大切なのか。

本書ではこのように書かれています。

時間とは、ある意味で「猶予」。
会社が与えた猶予の中で生み出す「成果」こそが、価値なのです。

つまり、限られた時間の中で、どれだけクォリティの高いものを生みだせるかが重要なのです。

長時間かけても仕事が終わらないのは、働き方に問題があるから。
業務を一人で抱えすぎてはいませんか?
他の人が3時間で終わる仕事を、6時間かけてしていませんか?

まず、自分の働き方を見直してみましょう。

上司や同僚に相談するのも一つの方法です。働き方の相談をすることによって、上司もあなたの悩みを知ることができるし、経験を生かしたアドバイスもしてもらえるはずです。

会社を変えるのではなく、考え方を変える

いかがでしたか?
あなたの悩みは、会社を辞めなければ解決できないことでしょうか?
それとも、会社に対する考え方を変えることで解決できることでしょうか?

もう一度おさらいしてみましょう。

  • 会社を変えるだけじゃ、何の解決にもならない
  • 「今ここ」での働き方を変化させる
  • 単純作業は大事な仕事の一部!「PDCAサイクル」を意識する
  • 評価採点基準を知り、仕事に反映させる
  • 「時間=価値」ではない!限られた時間で仕事をこなせるように働き方を見直す

仕事の悩みは、考え方次第で解決できることもあるということを覚えておきましょう!

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