レストランなどで「英語で注文」したり「英語で接客」する時に使えるフレーズ集

  • 海外のレストランで注文する時、何て言って注文すればいいんだろう…
  • 外国人のお客さんが来た時、もっとスマートに接客ができたらなぁ…

こんな風に思っている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

日本から海外旅行をする人や、海外から日本を訪れる人の数が年々増え続けている現代において、英語での接客の需要も高まっています。

海外に行けば、必ずどこかで何かを注文して食べることになりますし、日本に居ても、レストランなどの飲食店で働いている場合は、外国の方と英語で接することが少なからずあります。そんな時に必要となってくるのは、英語での接客です。

そこで今回は、飲食店で使える英語フレーズをまとめてみました。

「入店時」「オーダー」「食事中」「お会計」の4つの場面に分け、それぞれのシーンで今すぐ使えるシンプルな英語表現をご紹介していきます。

店員さんとお客様の両方の目線で、今すぐ使える接客英語表現を見てみましょう。

特にゴールデンウィークに海外旅行をされる方、アルバイトをたくさんされる方は、必見です!

入店時

入店時の接客

店:Hello, how can I help you? How many?
(いらっしゃいませ。何名様ですか?)

客:Hello. A table for four, please.
(4人です。)

店:Okay. This way, please.
(かしこまりました。ご案内します。)

これは予約をしていない、席も空いている、という場合のシンプルな会話例です。

予約をしているかを聞く場合

Do you have a reservation?
(予約はされていますか?)

予約をしている場合

We have a reservation under Tanaka.
(田中で予約しています。)
というように、under の後に名前を言います。

満席の場合

Sorry but we are full now.
(申し訳ございませんが只今満席です。)

待ち時間を聞く/ 答える場合

客:How long do we have to wait?
(待ち時間はどのくらいですか?)
店:About 15 minutes.
(約15分です。)

待つ場合

We will wait then.
(じゃあ待ちます。)

帰る場合

Okay, we’ll come again.
(わかりました。また来ます。)

オーダー

オーダー・メニューの注文

店:Are you ready to order?
(ご注文はお決まりですか?)

客:Yes. I’ll have a beef steak.
(はい。ビーフステーキで。)

店:Sounds good. Anything else?
(かしこまりました。他にはございますか?)

客:No, that’s all.
(いいえ、以上です。)

店:Perfect. Thank you.
(かしこまりました。ありがとうございます。)

英語では、お客さんが注文したことに対して、相づち表現として、Sounds good!(良いですね!)や Perfect!(完璧!)のようなことをよく言います。また、ご注文の繰り返しは日本ならではの気配りであり、海外ではあまり行いません。

注文を取る場合

Ready to order?
(ご注文は?)
Can I take your order?
(ご注文は?)
What can I get for you?
(何にいたしますか?)

注文する場合

Can I have~, please?(⤴)
(~をもらえますか?)
Can I get~, please?(⤴)
(~をもらえますか?)
I’d like to have~.
(~にします。)

メニューを読むのが難しい場合

[メニューを指し示しながら] Can I have this?(⤴)
(これをもらえますか?)
What’s today’s special?
(本日のおすすめは何ですか?)
What’s your specialty?
(おすすめは何ですか?)
What’s ~ like?
(~はどのようなものですか?)

先に飲み物を聞く場合

Would you like something to drink?
(何かお飲み物はいかがですか?)
Anything to drink?
(何かお飲み物は?)

飲み物の質問に対する答え方

Coke, please.
( コーラをお願いします。)
Can I have coke, please?(⤴)
( コーラをいただけますか?)
I’ll have coke.
( コーラにします。)

注文がまだ決まってない場合

客:We’ve not decided yet. Can we have a little more time?(⤴)
(まだ決まってないのでもう少し時間もらえますか?)
店:Sure.Let me know when you’re ready.
(かしこまりました。お決まりになりましたらお呼びください。)

注文が決まって店員を呼ぶ場合

Excuse me. Can we order, please?(⤴)
(すみません、注文してもいいですか?)
Excuse me. Could you take an order?(⤴)
(すみません、注文とってもらえますか?)

食事中

料理の感想

店:How is everything?
(いかがですか?)
客:Good, thank you.
(美味しいです。)

というように、外国では食事中に How is everything? と聞かれます。
それに対して、特に要求するものがない場合は、大抵は Good.Great. と言って最後に Thank you. と言って返します。

何か欲しい場合

Can I have some more water, please?(⤴)
(お水もう少しいただけますか?)
Can I have another spoon, please?(⤴)
(スプーンをもうひとついただけますか?)

飲み物のおかわりを聞く場合

Would you like some more to drink?
(お飲み物のおかわりはいかがですか?)
Would you like some more water?
(お水のおかわりはいかがですか?)

↑に対する答え
Yes. I’ll have the same one.
(はい、同じものをお願いします。)
Yes, can I have orange juice, please?(⤴)
(はい、オレンジジュースをお願いします。)

お水のおかわりを聞かれた場合

Yes, please. Thank you.
(おねがいします、ありがとうございます。)
I’m good. Thank you.
(大丈夫です。ありがとうございます。)

お会計

会計・お支払い

基本的に海外では、テーブルでの支払いが主流です。お財布を持って店内を歩くのではなく、店員に以下のフレーズを言えば、Bill(お勘定)を持ってきてくれます。

Check, please.
(お会計をお願いします。)
Can I have the check, please?(⤴)
(お会計をしてもらえますか?)

受け取った勘定書と現金またはクレジットカードを店員に渡して、レストランを出るのが一般的です。

しかし、多くの日本のレストランでは、出入り口付近のレジで会計を済ませるため、そのシーンで使える英語フレーズを紹介します。

店:How was everything?(⤴)
(いかがでしたか?)
客:It was all good. Thank you.
(全部美味しかったです。ありがとう。)
店:Good! Your total is 3,800 yen.
(良かったです。3,800円になります。)
客:Okay. Here you are.
(はい。これで。)
店:Thank you. Here’s your change.
(ありがとうございます。お釣りです。)
客:Thank you.
(ありがとうございます。)
店:Thank YOU. Have a nice day!
(ありがとうございました。良い1日を!)
客:Thanks. You, too!
(どうも。貴方もね!)

※英語で数字を言うのが苦手な場合は、お会計の値段を見せながら、Here is your total. と言えばオッケーです!

※お客さんに Thank you. と言われて、返す時に Thank YOU. と、you の方を強調して言うと、「こちらこそありがとうございます」というニュアンスになります。

※別れ際の挨拶は、時間帯に合わせて使い分けます。
午前中やお昼の会話の場合は、Have a nice day!Have a good day!、夜の場合は Have a good night! と言うようにしましょう。また、時々お客さんの方から Have a good day! と言われることがありますので、その場合は Thank you, you,too! と返すと良いでしょう。

お客さんが2人以上の場合

Would you like to pay together?
(お支払いはご一緒ですか?)
Are you paying together?
(一緒に支払いますか? )

支払方法を伝える場合

Yes. We’ll pay together.
(はい、一緒です。)
Can we get separate checks?
(別々の支払いでお願いできますか?)
We’ll pay separately.
(別々で支払います。)

クレジットカードか現金か聞く場合

How would you like to pay?
(お支払い方法は、どうされますか?)

↑に対する答え方
I’ll pay in cash.
(現金で払います。)
I’d like to pay by credit card.
(クレジットカードでお願いします。)

カードの場合の会計の仕方

Could you type your pin number, please?(⤴)
(暗証番号を入力してください。)
Could you sign here, please?(⤴)
(ここにサインをお願いします。)
Here is your card and the receipt.
(こちらカードとレシートのお返しです。)

カードが使えない場合

We only accept cash.
(現金しかお使いいただけません。)
We only accept Japanese yen.
(日本円でのお支払いのみ可能です。)
We don’t accept credit cards.
(クレジットカードはご利用いただけません。)

まとめ

英語は完璧に話せる必要も、完璧に発音できる必要もありません。

伝えたいという意思があれば、相手も理解してくれます。文になっていなくても、単語だけでも通じます。

しかし、やはり文章で言えた方が会話がスマートにスムーズに進みます。さらに、フレーズを覚えて使えてそれが通じて会話が成り立った時、とても嬉しい気持ちでいっぱいになり、達成感で満たされますね。

ぜひ、今回ご紹介したフレーズを声に出して練習をし、実践の場でも活用してみてください。

また、日本で接客をする際に気を付けたい事があります。それは、外国人のお客さんが日本語で話しかけてきた時は、日本語で返す、という事です。私たちが英語やその他の外国語を海外で学ぶように、日本語を実際に会話で使いたいと思っている外国人もいるのです。

実際、「せっかく習った日本語を使ってみたかったのに!」と残念に思っている外国人の友人や同僚が、私の周りにも数多くいます。こちらから話しかける時は英語で、外国人が日本語で話しかけてきた時は日本語で会話をしてあげるのも、おもてなしの一つかもしれません。