アメリカ高校留学

アメリカの高校に留学したいと思っている高校生や中学生、お子さんをアメリカに高校留学させたいと思っている保護者の方もいるのではないでしょうか?

検討している留学期間も短期・1年間・高校卒業までの3年間だったり、みなさん色々だと思います。

ここでは、高校生のアメリカ留学について、アメリカの教育制度やビザの情報といった基礎知識からアメリカの高校留学にかかる費用などを詳しく紹介。

「アメリカへ高校留学にかかる費用は大体どのくらい?奨学金はあるの?」
「アメリカの高校へ交換留学はいつがベスト?」
「アメリカに高校留学する場合、ビザの手続きや予防接種はどうしたらいいの?」

このようにな疑問を持っている、中学生・高校生、保護者の方はぜひ参考にしてくださいね!

目次

1. アメリカは短期・長期留学ともに高校生の留学に人気な国

平成27年度の文部科学省の調べによると、高校生の3ヶ月以上の長期留学は前回の調査(平成25年度)に比べて、約8%増加。(3,897人→4,197人)

これは、急速に進むグローバル化や2020年の大学入試改革により英語試験がよりスピーキングやリスニング重視になることも踏まえての結果だと考えられます。

将来のことを見据えて、高校生の早いうちになるべく留学経験を積んでおきたいと考えている人もいるでしょう。

ちなみに、同じ文部科学省の調べによると、3ヶ月以上の長期留学ではアメリカへ留学する高校生が一番多いという結果に。

3ヶ月未満の短期留学では、オーストラリアに次いでアメリカは2位という結果でした。

アメリカは短期・長期の留学ともに高校生も留学しやすい国と言えるのではないでしょうか。

<高校生の3ヶ月未満の短期留学>
高校生が3ヶ月未満の短期留学をする国

<高校生の3ヶ月以上の長期留学>
高校生が3ヶ月以上の長期留学をする国

アメリカは海外の大学に進学したい高校生にもオススメ!

アメリカは大学の数もトップで私立・公立を合わせると2,000校近くあるようです。

また、「世界の大学ランキング」にも沢山のアメリカの大学がランクインしており、質の高い大学が多いと言えます。

短期・長期の高校留学を経て、もし海外の大学への進学を視野に入れている人は、アメリカへの高校留学を検討することもオススメです。

アメリカの安全性は地域差がある

安全面については、地域差による違いが大きいので、事前に確認しておきましょう。

また、留学中は危険な地域には近づかない、夜に一人で出歩かない、といったように自分で気をつけてください。

英語留学にオススメの国を紹介!大学・高校留学にオススメの国は?

2. 高校生がアメリカへ留学する3つの方法とメリット・デメリット

高校生のアメリカ留学は、自分の留学の目的や期間によって、留学する方法や費用・申込の仕方は変わってきます。

高校生がアメリカ留学のする場合、短期留学交換留学私費留学の3つパターンが考えられます。

それぞれのメリット・デメリットを詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

短期留学(3ヶ月未満)
メリット
  • 申込みに試験などの選考がないので、基本的に誰でもいける。
  • 将来アメリカの大学へ進学留学したいと考えている人は、その参考になる。
  • 観光ビザで行けるので、学生ビザを取得するための手続きが必要ない。
  • 短期の休暇などを利用して留学できるので、在学中の学校の勉強に支障がない。
  • 自分の目的や希望に合った国や短期留学プログラム、寮またはホームステイなどの滞在方法を選ぶことができる。
デメリット 語学力を向上するという目的には、時間が短いので難しい。
交換留学(1年間)
メリット
  • 留学にかかる費用の負担が少ない。
  • 留学期間中に取得した単位を在籍している高校にうつすことができるので、日本の高校を休学・留年しなくてすむ。
  • アメリカ現地の受け入れ団体は、アメリカ国務省が認定した非営利団体だけなので安心。
デメリット
  • 留学の主な目的は異文化の相互交流になるので、スポーツやアートなど専門的なことを目的にする留学はできない。
  • 交換留学制度に申込む際には、英語力をみられる試験などがあることもある。
  • 留学期間は原則1年のみと決まっているので、短縮や延長はできない。
  • 留学先の希望や適性は受け入れ団体が決めるので、自分で留学先の高校を選ぶことができない。
  • 滞在方法は、基本的に寮は選べずホームステイのみになる。
  • 帰国後、大学進学までの準備期間が短いこともある。
私費留学(3ヶ月~長期)
メリット
  • 自分の目標にあった留学をすることができる。
  • 留学先の高校は自分で選ぶことができる。
  • 留学期間を自分の都合や目的によって変えることができる。
  • 滞在方法を寮かホームステイ、自分で選ぶことができる。
  • 日本の在籍校を休学・留年する場合、高校卒業は遅れるが大学進学までの準備期間が多くなる。
デメリット
  • 留学にかかるすべての費用を自分で払わなければいけないので、費用面の負担が大きくなる。
  • アメリカ現地の受け入れ団体は、非営利団体や営利団体、留学斡旋業者などさまざまなので、自分で信頼できる団体を探して留学準備をすすめる必要がある。
  • 留学先の高校で取得した単位を日本の在籍校にうつせるかどうかは、通っている日本の高校次第で、単位が認定されない場合は休学・留年することになる。

※私費留学は、留学にかかるすべての費用を自分で負担する留学のことです。

3. アメリカへ高校留学するなら知っておきたい6つの基礎知識

アメリカへの高校留学を考えている人、アメリカとカナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリスなど他の英語圏の国との留学で迷っている人は、まずそれぞれの国の教育制度なども調べておくとよいでしょう。

教育制度は国によって違い、それぞれ特徴があります。

ここではアメリカの教育制度・留学制度について説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

実際、アメリカへ高校留学をしたときに、「こんなはずじゃなかったのに・・・」ということがないようにしておきましょう。

1. 基本的に自分の希望のプログラムを選べる

高校生がアメリカへ短期留学する場合、日本の高校、または留学斡旋団体や旅行会社を通して自分の希望の短期プログラム(ジュニアプログラム・サマープログラムなど)に参加することができます。

また、高校生対象の英語コースがある語学学校に直接申込むことも可能です。

ハワイに語学留学するならGlobal Village English Centersハワイ校
(GVハワイのジュニアプログラム)

アメリカの語学学校 English Language Center(ELC)
(ELCのジュニアプログラム)

高校生の短期留学プログラムには、英語の勉強だけでなくその他アクティビティも含まれていることも多く、アメリカで色々な体験をすることができます。

短期留学の場合は、基本的に申込みの際に英語の試験がないので、英語力に自信がない人でも申込みすることは可能です。

とりあえず海外の生活や生の英語に触れてみたいと思っている高校生には、オススメの留学方法と言えるのではないでしょうか。

以下は、高校生の短期留学のプログラムを企画している留学斡旋団体・会社の一部です。

1. 留学ジャーナル アメリカの高校生コース

留学ジャーナル

留学ジャーナルのアメリカ高校生コースでは、アメリカの語学学校への留学だけでなく、カリフォルニア大学などアメリカの有名大学の寮に滞在しながら英語を勉強するといったようなコースもあります。

留学ジャーナルの公式サイト

2. EF 短期留学プログラム

EF

EFは、1965年に創業。現在、スイスに本部を世界116カ国にオフィスや独自の語学学校を持っています。

高校生のアメリカ短期留学プログラムとしては、カリフォルニアのサンフランシスコ・ロサンゼルスや、ハワイ、ボストンなどアメリカ11都市にあるEFの語学学校の英語コースから選ぶことが可能です。

EF 短期プログラムの公式サイト

3. 地球の歩き方 アメリカの短期語学留学研修

地球の歩き方

地球の歩き方 成功する留学の高校生向けのアメリカ短期留学のプログラムは、主にアメリカの語学学校や大学でのさまざまな短期コースを紹介しています。

地球の歩き方アメリカ短期語学留学研修の公式サイト

2. 交換留学は公立高校に1年間限定、長期の私費留学は原則私立高校へ

アメリカへ長期留学になると交換留学なのか私費留学なのかで留学する高校の種類が変わってきます。

高校生の交換留学は、原則アメリカの公立高校へ1年間のみの留学です。

公立高校の特徴としては、地域格差によってそれぞれの学校の校風が大きく変わってくることも。

一方で、自分で留学費用を払っていく私費留学だと、ほとんどが私立高校への留学になります。

なぜ、公立高校への私費留学ができないかというと、基本的に「公立高校は現地で税金を納めている人やその家族が勉強するための学校」という考え方だからです。

なので、アメリカの公立高校では、1年間の交換留学生は受け入れられますが、1年以上在籍したり卒業するということは難しいでしょう。

もし、1年間の交換留学を終えてもっと留学期間を延ばしたいという場合は、基本的に公立高校から私立高校へ転校しなければならないので注意してください。

3. 交換留学や長期私費留学の申込み手続き方法は?

高校生が交換留学の申込みをする場合、在籍している高校や高校交換留学制度を扱っている団体を通します。

その際には、面接やエッセイ、英語の試験などを受けなければいけません。

面接には親が同伴しなければならないことも。

英語力もある程度は大事ですが、それよりも留学に対する意欲や熱意を一番にみられると考えてください。

アメリカの高校へ1年間または卒業までの私費留学をする場合は、直接留学する私立高校へ入学を申し込むか、留学を斡旋している団体や会社を通して留学手続きを行います。

ある程度英語力がある人は、直接学校へ問い合わせて手続きをすることもできるかもしれません。

しかし、多くの場合は遠くのアメリカまで入学手続きに行くことができないので、留学エージェントなどの斡旋機関を利用することになるでしょう。

留学先の高校によっては、入学時に中学校や高校の成績やエッセイ、英語力が求められることもあるので事前に調べておきましょう。

滞在方法については、アメリカの公立高校への交換留学の場合は、基本的にホームステイで、私立高校の場合は、学校によってホームステイか寮を選ぶことができます。

また、ボーディングスクールと言われる寮制の私立高校もアメリカには約300校ほどあります。

アメリカのボーディングスクールについては、以下のサイトで学校を調べることができるので参考にしてみてください。

ボーディングスクール

Boarding School Review

久美子先生久美子先生

留学のとき寮に滞在する場合、夏休みなどの長期休暇のときには、原則みんな寮を出なければならないので気を付けておきましょう!

4. アメリカの高校の教育制度・学校制度

実は、アメリカの教育制度や学校制度、義務教育などは、日本と違う部分がたくさんあります。

日本は全国的に小学校から中学校までの9年間が義務教育ですね。

そして、小学校が6年間、中学校が3年間、高校は3年間の6・3・3制です。

一方で、アメリカの小・中・高校の学校制度については、義務教育の期間や年齢などがそれぞれの州や地区の教育委員会によって細かく異なります。

例えば、カリフォルニア州やオレゴン州などは6~18歳までが義務教育です。

しかし、ニューヨーク州やマサチューセッツ州などは6~16歳まで、ハワイ州やメリーランド州などは5~18歳までといったようにさまざま。

学校制度も4・4・4制、6・3・3制、6・6制、8・4制と次のように分かれています。

アメリカの教育制度

久美子先生久美子先生

どのタイプの高校に通うかによって、学年の呼び方が変わってくることもあるので気を付けておきましょう。

5. アメリカの高校の授業内容

次に、アメリカの高校の授業についてです。

アメリカの高校の授業は日本といろいろ違っている点があります。

自分の目的に沿った留学をするためには、アメリカの高校ではどんな授業形式でどんな勉強をするかなど、事前に前に知っておくことは大切です。

実際に留学してから「こんなに違うとは思わなかった・・・こんなはずじゃなかった・・・」とならないようにしておきましょう。

1. アメリカの高校は単位制、条件を満たせば飛び級も

日本では中学・高校ともにクラス単位で授業を受けていますね。

一方で、アメリカの中学・高校は、決められた単位数を満たすことで卒業できる単位制。

つまり、同じ学年だからといって同じ教科を勉強する訳でなく、卒業に決められた範囲内で教科を選択していく仕組です。

なので、授業はクラス単位ではなく、科目ごとに個人それぞれ別々の教室へ移動して授業を受けることになっています。

一定以上の単位を取った場合は、飛び級によって学年を飛ばして進級できるのもアメリカの学校の特徴です。

逆に、1年間で習得すべき最低の単位数をとれなければ、次の学年に進級ができません。

不足している単位のために、6月末から行われるサマースクールで補うチャンスもあります。

2. アメリカの高校では、自分の希望にあった科目を自由に選択できる

アメリカの高校の大きな特徴としては、必修科目のほかは、自分の将来の方向性に合った科目を自由に選択できること。

選択科目は、工学・プログラミング・デザイン・芸術など、学校によっても特徴が変わります。

このように、授業のカリキュラムは学生それぞれによって異なる訳です。

なので、多くの高校では科目単位の履修登録を指導するアドバイザーがいて、授業の選択についてわからないことがあれば相談することができます。

また、英語力が足りない留学生は、留学生向けの英語の授業を受けることも可能です。

この場合、ELS(English as a Second Language)のプログラムを留学先の学校で行っていたら、ELSの授業も受けながら高校の授業をとることができます。

一方で、ELSのプログラムを行っていない高校の場合は、高校とは別にプログラムを行っている語学学校へ通うことになるかもしれません。

なので、英語力が足りない人は、ELSのプログラムを行っているアメリカの高校を留学先として選んでおくことをオススメします。

久美子先生久美子先生

アメリカの高校で好成績を残すには、個人やグループでの研究発表やディスカッションなど積極的に発言し自己アピールすることが大切です。

英語を間違えることに恥ずかしからず、積極的に授業に参加しましょう。

6. 留学時期は高校2年生がオススメ(1年間の交換留学・私費留学の場合)

アメリカの高校は、州や学校によって異なりますが、2学期制であるセメスター制(Semester)を採用していることが多いようです。

1部の学校では4学期制であるクォーター制を導入していることも。

セメスター制とクオーター制

セメスター制の場合、基本的に新学期は9月に始まり、翌年の6月に終わります。

なので、早めの6月に渡米し新学期が始まるまでの3ヶ月間、英語の勉強をしながら留学先の環境に慣れるようしておく留学生も多いです。

多くの高校生の交換留学生は、7月頃に出発して現地で英語の勉強やオリエンテーションを受けることになっています。

日本の高校に在籍したままアメリカへ1年間交換留学または私費留学する場合、留学を開始する時期は高校2年生がオススメです。

というもの、高校1年生だと申込みのタイミングが中学3年生の高校受験の時期と重なってしまうので、どうしても大変になっていまいます。

高校3年生での留学の場合は、帰国後に大学受験などの進級があるので、日本の高校を休学・留年しないと留学は厳しいでしょう。

高校生の留学開始時期と帰国時期

高校2年生での留学のタイミングは、在籍高校を休学・留年するかどうかに関わらず、帰国後に迎える大学受験まである程度の準備期間があるので安心と言えます。

4. アメリカ高校留学の費用の相場と費用を安くする方法

「そもそもアメリカへ高校留学する場合、どのくらいのお金がかかるんだろう・・・やっぱり高いのかな?」と思っている人もいると思います。

ここでは、長期か短期か、交換留学か私費留学か、それぞれのタイプによってかかる留学費用やどうしたら安くできるかも紹介。

アメリカ高校留学の費用を少しでも安く抑えたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 短期・長期のアメリカ私費留学と交換留学の費用の相場

高校留学にかかる費用は、国によって多少の差はあります。

アメリカやイギリスは高め、ニュージーランドやアイルランド、そしてオーストラリアは比較的安めのようです。

短期留学の費用は期間や場所にもよりますが、1~3週間で30~60万円ほど

高校生の交換留学にかかる費用は、1年間で約150~200万円ほどと言われています。

長期の私費留学で1年間留学した場合は、どこの学校に留学するか、滞在を寮にするかで変わりますが、標準で350~450万円ほどかかります。

つまり、高校からアメリカの学校に留学して3年間通うとなると、単純に計算しても1,050~1,350万円ほどかかることに。

アメリカへの高校留学を実現するためには、まず費用面をどうするかを検討することは必須になりますね。

アメリカ高校留学にかかる費用の相場
短期留学(1~3週間) 30~60万円
交換留学(1年間) 150~200万円
私費留学(1年間) 350~450万円
私費留学(3年間) 1,050~1,350万円

※参照)留学ジャーナル

参考図書)地球の歩き方 中・高校生の留学 2012年

※1USD=100円で計算した場合

久美子先生久美子先生

留学費用で大きな割合を占めるのは、授業料と滞在費です。
これから、この費用をどうしたら安くできるか見ていきましょう。

2. アメリカへの留学費用を安くするには奨学金と交換留学を検討しよう!

アメリカの高校に長期で留学する場合、その費用をなるべく抑えるには、まず自分が申込できる交換留学制度がないか、または留学奨学金制度がないか検討してみましょう。

返済が必要のない留学奨学金なら、後のお金を返す心配もなく費用面の負担を減らすことができます。

返済不要の給付型の留学奨学金制度は、国・地方自治体・民間団体・留学エージェントが企画しているものなど様々です。

まずは、以下の記事で自分が申込みできそうな奨学金制度がないか調べてみてください。

高校生の留学奨学金!短期から長期まで返済不要(給付型)のオススメ奨学金リスト

また、「アメリカへの高校へ留学して英語力を伸ばしたい、アメリカの文化・生活・歴史・自然に触れながら勉強したい」と思っている人は、交換留学制度に申込むことも検討してみましょう。

前項で紹介したように、自分で留学の全てのお金を払って留学する私費留学よりも交換留学の方が、1年間で約150万ほど負担が減ります。

なぜ交換留学の費用は安くなるかというと、まず授業料が無料であること。

そして、滞在するホームステイもボランティアでの受け入れだからです。

りゅうが君りゅうが君

交換留学って、通っている高校で毎年一人か二人しか行けなくて狭き門というイメージがあるけど・・・

高校で行っている交換留学制度は、主に学校が提携している姉妹校への交換留学です。

でも、実は、日本の高校以外にも交換留学を取り扱っている団体や会社はいくつかあるので、そこからも申込むことはできます。

団体によって募集人数は変わりますが、そちらも検討してみると交換留学制度を利用できる可能制は高くなるでしょう。

以下は交換留学制度を扱っている団体です。

そして、交換留学制度に利用できる奨学金制度は次の通りです。

3. 留学費用を安くするならキリスト教系の高校を探してみよう!

「交換留学の制度を利用できない」
「交換留学では自分の目的に合った留学ができない」
「高校留学を経てアメリカの大学の進学も視野に入れている」

このような人は、私費留学で長期で留学することになります。

先ほども述べたように、私費留学で1年間にかかる留学費用は標準で350~450万円、3年間だと1,050~1,350万円ほどかかってとても高額に。

留学費用で大きな割合を占める費用の一つは、授業料などの学校に関する費用です。(滞在費は除く)

アメリカへの高校留学での学校費用安く抑えたいと思っている人は、学校選びの際にミッション系と呼ばれるキリスト教系の私立高校を探してみましょう。

キリスト教系の私立校は、教会からの援助によって学費が低く設定されている場合もあり、1年間の学校費用が100~200万円代ですむ高校も。

試しに、アメリカ私立高校のベスト10に選ばれた学校の年間費用を見てみましょう。

順位 アメリカの私立高校 年間費用
1位 Phillips Academy $43,300(433万円)
2位 Harvard Westlake School $35,900(359万円)
3位 Phillips Exeter Academy $38,740(約387万円)
4位 Trinity School $47,965(約479万円)
5位 Choate Rosemary Hall $43,580(約435万円)
6位 St.Mark’s School of Texas $29,496(約294万円)
7位 Lakeside School $32,000(約320万円)
8位 The College Preparatory School $43,810(約438万円)
9位 St.Paul’s School $55,000(約550万円)
10位 The Lawrenceville School $51,440(約514万円)

※1アメリカドル100円で計算
※年間費用には滞在費は含まれていません
※私立高校8,492校中のランキング

上記の中で一番高い学校は約550万円、一方で一番安い学校は約294万円。

その差は約256万円もありました。

ちなみに、一番安い「St.Mark’s School of Texas」という学校は、キリスト教系の男子校です。

以下はトップ10以外で、年間学校費が100万円代後半~250万円ほどのトップ私立高校を調べてみました。

順位 アメリカの私立学校 年間費用
12位 Regis High School 無料
60位 Albuquerque Academy $22,870(約228万円)
75位 Keystone School $22,870(約228万円)
78位 Cary Academy $22,400(224万円)
96位 Cistercian Preparatory School $18,800(188万円)
100位 Strake Jeuit College Preparatory School $20,800(208万円)
127位 ’lolani School $23,450(約234万円)
147位 St.Agnes Academy $18,850(約188万円)
171位 St.Andrew’s Episcopal School $18,620(約186万円)
178位 Riverstone International School $18,995(約189万円)

※1アメリカドル100円で計算
※年間費用には滞在費は含まれていません。
※私立高校8,492校中のランキング
青文字の学校はキリスト教系の高校です。

年間学校費が100万円前半・100万円以下のアメリカの私立高校もあるので、ぜひ以下のサイトで探して参考にしてみてください。

NICHE

宗教に関係する高校を留学先に選ぶときの注意点

「宗教のある学校だから、信者の人しか入学できないのでは・・・?」と思っている人もいるかもしれませんね。

今では、信者でなければ入学させないということはありません。

学校によっては、朝の礼拝があったり宗教の授業が必須になっていたりすることはありますが、その宗教に必ず入信しなければならないということはないでしょう。

むしろ、宗教心から人に優しくフレンドリーな雰囲気であることも多く、留学先としてはオススメです。

しかし、プロテスタント系のセブンスデー・アドベンティスト教会の学校は菜食主義なため、学食がベジタリアン向けになるので注意してください。

久美子先生久美子先生

宗教のある高校を留学先に選ぶときには、その学校の信仰義務がどれくらいあるか、学校生活における宗教理念がどのくらい強いかなどを確認するようにしましょう。

5. アメリカへの高校留学は留学の種類でビザや手続きが違う

高校生がアメリカへ留学する場合、留学するタイプが交換留学か、短期留学か、長期の私費留学かによって必要になる学生ビザの種類や手続きが変わってきます。

「アメリカへ留学する前にどのようなビザ・手続きをしなければならないの・・・?」と疑問に思っている人は、参考にしてみてください。

1. 短期留学はESTA、交換留学や長期の私費留学は学生ビザが必要

高校生がアメリカへ短期留学す場合、長期の私費留学をする場合、交換留学をする場合、それぞれで以下のような手続きが必要です。

90日未満の滞在で、授業時間が週18時間未満の短期留学の場合
ESTAをインターネットで申請する

高校生のアメリカへの短期留学のときに必要なESTA申請方法

90日以上の長期私費留学の場合
90日未満の滞在だが、授業時間が週18時間以上の短期留学の場合
学生ビザ(F-1)を申請・取得する

長期私費留学やフルタイム授業の短期留学に必要なF-1ビザ取得方法

1年間の交換留学の場合
学生ビザ(J-1)を申請・取得する

交換留学を斡旋している団体等に申請に必要な書類など確認してください。

久美子先生久美子先生

ここでは、ESTAの申請と学生ビザ(F-1)取得の方法を中心に見てみましょう。

1. 高校生のアメリカへの短期留学のときに必要なESTA申請方法

アメリカへ旅行したことがある人はもしかすると、ESTAという言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。

ESTAとは、電子渡航認証=Electronic System for Travel Authorizationの略で、ビザ免除プログラムのことです。

例えば、学生ビザだとビザ取得のために色々な書類を準備し、アメリカ大使館または領事館で面接を受けて・・・と、ビザが許可されるかどうか決まるまで時間と手間がかかります。

一方で、日本人がアメリカへ短期の観光、ビジネス、留学の目的で渡航する場合は、そのような手間は必要はありません。

ESTAのシステムを利用して、渡航前にオンライン申請しておけば煩雑なビザの手続きは不
要という訳です。

ESTAの申請は、以下の公式申請ページから行いましょう。

申請の際には、14ドルの申請費用とアメリカへ入国したときに90日以上の有効期限があるパスポートが必要になります。

公式ESTAの申請

このように短期留学の場合は、アメリカへの入国に関する手続きが簡単にすむということもメリットと言えるかもしれませんね。

2. 長期私費留学やフルタイム授業の短期留学に必要なF-1ビザ取得方法

高校生がアメリカで留学するとき、以下の条件に当てはまる場合には、学生ビザ(F-1)を取得しましょう。

  • 90日以上の長期の私費留学の場合
  • 90日未満の滞在だが、授業時間が週18時間以上の短期留学の場合

学生ビザ(F-1)を申請するためには、アメリカ大使館・領事館の面接の際には以下の書類を準備しなければいけません。

  1. DS-160申請確認書
  2. 面接予約確認書
  3. I-901 SEVIS費用支払済み確認書
  4. 入学許可書(I-20)
  5. パスポート
  6. 過去10年間に発行された古いパスポート
  7. 財務証明書(原本と英文)
  8. クリアファイル1枚
  9. 証明写真
  10. 補足書類
    • 親が留学に同意しているという証明書
    • 戸籍謄本(原本と英文)
    • 在学または卒業した学校の英文成績証明書
    • 英文エッセイ

※参照)米国ビザ申請

アメリカ大使館・領事館の面接では、未成年なので基本的に保護者同伴です。

面接では審査官に次のようなことが聞かれるでしょう。

「なぜ高校生で留学したいのか?」
「どうしてその学校に留学したいのか?」
「高校留学が将来の自分の人生設計にどのように関係しているのか?」

英語ですべて答える自信がない人は、提出する英文エッセイに詳しい内容を書いておくことをオススメします。

また、留学する高校生の保護者に対しては、「子供の留学をどのように考えているか?」と聞かれることもあるかもしれません。

次のような場合は、学生ビザ(F-1)が却下されることも考えられます。

  • 日本での成績が悪い
  • 留学の目的が漠然としている
  • 留学する本人にやる気がない
  • 保護者の留学に対する考えがわからない
久美子先生久美子先生

学生ビザの申請書類とともに、自分の留学に対する考えをまとめて面接にのぞみましょう。

学生ビザ(F-1)のより詳しい申請方法を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

アメリカ学生ビザ(F-1)の取得方法

2. アメリカへ長期の高校留学には日本での予防接種を忘れずに

アメリカの高校へ交換留学する場合、長期にわたる私費留学でアメリカの高校へ通う場合、留学する高校が定める予防接種を受けておかなければいけません。

日本で定められた定期接種を受けている高校生の場合、通常は以下の予防接種を追加で受けなけらばいけないことが多いです。

予防接種の記録が残っている母子手帳を持って、最寄りの総合病院やトラベルクリニックで医師の相談ものと追加が必要なワクチンを接種してください。

追加接種が必要と考えられるワクチン 接種回数
ポリオ 2回
MMR(3種混合ワクチン) 1回
Tdap(成人用3種混合ワクチン) 1回
髄膜炎 1回
A型肝炎 2回
B型肝炎 3回
ツベルクリンまたは胸部レントゲン 1回

上記の表で見るだけでも、沢山のワクチンを追加で受けなければならないことがわかりますよね。

もし過去に定期接種を忘れていたワクチンがある場合は、それもプラスで接種が必要になり、接種に必要な期間もより長くかかってしまいます。

なので、留学する高校が決まったら、入学までにどのワクチンの予防接種が必要なのか、なるべく早めに確認してくださいね。

6. 高校生のアメリカ留学を失敗しないための心得

海外での留学経験は、語学力アップだけでなく、文化が違う国の人々と交流することで幅広い視野を身につけることができるとてもよい機会です。

しかし、やはりまだ未成年の高校生。

客観的な自己判断が十分に育ってない、精神的にまだ未熟な部分が多いなどどうしても不安な部分はあります。

知っている人もいると思いますが、日本では違法である大麻などのドラッグは、アメリカの一部の州では合法的に利用することが可能です。

※参照)BUSINESS INSIDER

アメリカ留学で人気な都市として有名なサンフランシスコやロサンゼルスなどがあるカリフォルニア州でも、大麻は嗜好用・医療用としての使用が合法的になっています。

日本ではほとんど感じないドラッグという誘惑も、アメリカでは日常で意外と身近に感じることもあるかもしれません。

このようなことも含めて、アメリカへ行ってしまったら、未成年の高校生と言ってもすべてての行動は自己責任です。

周りに流されず自分でしっかり判断するように心がけましょう。

最後に、失敗しないアメリカ留学をするためにも次のことを覚えておいてくださいね。

  • 受け身にならず積極的に行動すること
  • 多感で色々なことに影響されやすい年齢だが、誘惑に流されず自己管理をしっかりすること
  • 未成年の高校生でも自己責任になるということ
  • 留学をしたら必ずしもみんな英語力が飛躍的にアップする訳ではなく、目的を持って勉強に励むことが大事だということ
  • 留学する前にも日本でしっかり英語の勉強をしておくこと

成功するアメリカ高校留学を実現するために、まずは情報収集を

高校生のアメリカ留学について説明してきましたが、いかがでしたか?

短期留学、1年間の交換留学、長期の私費留学といった3つのタイプの留学がありましたね。

それぞれの留学によって、申込みや手続きなどの方法、そして費用も違っていました。

アメリカへの高校へ短期・長期で留学をしたいと思っている高校生や、アメリカの高校に通い卒業したいと思っている中学生、そしてアメリカの学校に通わせたいと考えている保護者の方もいるでしょう。

まずは、アメリカの高校や留学奨学金と言ったようなさまざまな情報を集めて、どうしたら自分の目的に合った留学が実現できるか考えてみてくださいね。