海外留学の費用は、渡航先や留学期間によって変わりますが、1年間の場合だと、300~500万円ほどかかるとも言われています。

ここでは、海外の大学・大学院・語学学校などへ留学したいと考えている大学生・大学院生が申し込むことができる返済不要(給付型)の奨学金を紹介します。

返済不要の給付型の奨学金制度は、国・地方自治体・民間団体などが行っているもの、在籍している大学で行っているもの(協定派遣など)があり、奨学金の金額・給付期間・留学先などは、奨学金制度によって様々です。

高額な留学費用の負担をできるだけ少なくするために、自分が申し込めそうな奨学金制度がないか是非参考にしてみて下さい。

※この記事の情報は2018年5月現在の情報です。
今年度の募集期間が終了している場合もありますので、各公式サイトをご確認ください。

目次

1. 大学生・大学院生も受給できるおすすめの返済不要(給付型)の留学奨学金

ここでは、大学生・大学院生が給付の対象になる返済不要の留学奨学金を紹介します。

大学4年生までの間で、または大学院生のうちに留学経験を積んでいたいと思っている人は、是非参考にしてみて下さい。

1. 官民共働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~

トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラムは、2014年に文部科学省と一般企業の共同を元に始まった給付型の留学支援制度です。

奨学金のコースは、「大学全国コース」「大学オープンコース」の2種類があります。

このプログラムの特徴としては、必ずしも海外の大学に留学する必要がないという点です。

留学先で学校へ行かない「留学計画書」を提出することも可能で、留学エージェントのプログラム、インターンシップやボランティアなどを利用することもできます。

「留学計画書」とは、プログラムの応募に必要な書類の一つで、自分で作成しなければなりません。

「留学計画書」は、プログラムに採用されるかどうかの大きなポイントになるので、自分の留学目的・目標に合った「留学計画書」を作成しましょう。

申込みの締切日は、在籍している大学によって違うので、各大学に問い合わせて下さい。

また申込み対象者は、経済的な理由で自費での留学が難しい大学生になります。

大学全国コース日本学生支援機構の第二種奨学金の受給に該当する家計の人
大学オープンコース日本学生支援機構の第二種奨学金の家計基準を超える人
(家計基準を満たすかどうかは各大学に問い合わせて下さい)

コースの内容は以下の通りです。

大学全国コース・大学オープンコース
募集人数500名(未来テクノロジー枠50名を含む)
留学期間28日以上2年以内
給付額
  1. 月12・16万円(条件により6万円)
  2. 留学準備金:15・25万円
  3. 授業料:30・60万円(条件有り)
留学コース
  1. 理系、複合・融合系人材コース(未来テクノロジー枠を含む)
  2. 新興国コース
  3. 世界トップレベル大学等コース
  4. 多様性人材コース(スポーツ・芸術・政治・ファッション等など)
  5. 地域人材コース(都道府県・地方自治体が行っているプログラムになるので、申込みは各地域で行ってください)
必要言語能力留学計画書の内容に応じて必要
重複受給可(条件有り)

オーストラリア・クィーンズランド州留学枠 大学生等コース

平成30年度は「トビタテ!オーストラリア・クィーンズランド州留学枠 大学生等コース」が設けられています。

このコースは、上記の支援に至らなかった一部の学生を対象としたプログラムで、指定されたオーストラリアの大学に1年以上留学する大学生などの為の留学奨学金です。

トビタテ!オーストラリア・クィーンズランド州留学枠 大学生等コース
募集人数最大14名
給付額
  1. 総額180,000オーストラリアドル相当(約150万円)
  2. 半年間の授業料免除
指定大学
  • ゴールドコースト Bond University
  • ゴールドコースト Southern Cross University
  • ケアンズ CQ University
  • ブリスベン Queensland University of Technology
  • ブリスベン The University of Queensland
  • サンシャインコースト University of the Sunshine Coast
  • トゥーンバ University of Southern Queensland
必要言語能力各大学に受け入れられる英語力
重複受給可(条件有り)

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム公式サイト

2. 経団連グローバル人材育成スカラーシップ奨学金

「経団連グローバル人材育成スカラーシップ奨学金」とは、(公財)経団連国際教育交流財団が行っている返済が必要ない留学奨学金制度です。

財団が指定する大学61校に在籍している学生で、応募時に大学の2・3・4年生、または大学院の修士1・2年生の人が申込みすることができます。

海外の大学・大学院に1年間(8ヶ月以上1年未満)留学する人が対象です。

募集人数30名程度
支給期間一括
支給額100万円
必要言語能力海外の大学に受け入れられる語学力
重複受給要確認

経団連グローバル人材育成スカラーシップ公式サイト

3. 米国大学スカラーシップ協会 一般奨学金とスポーツ奨学金

米国スカラーシップ協会が企画しているアメリカの大学留学の奨学金制度です。

留学するアメリカの大学から奨学金を受け取る制度で、一般奨学金枠とスポーツ奨学金枠があります。

この留学奨学金制度は、自分で留学先の大学を選んで、奨学金を申し込むものではありません。

まず、米国大学スカラーシップ協会に奨学金のプログラムの申込みをします。

協会に奨学金受給の対象となると判断された場合、アメリカの大学からオファーがくるという仕組みです。

大学院への留学は対象外となっているので気を付けて下さい。

また、大学進学前に最大で1年間の語学学校(ESL)への通学が可能です。

募集人数200名(内スポーツ奨学金枠50名)
支給期間最大で5年間
英語学習の付属機関(ESL)は最長1年・学部課程は最長4年
支給額授業料・寮費・食費の総額50%以上にあたる年間12,000ド~25,000ドル(約130~280万円)を減額される
必要言語能力特になし
重複受給要確認

米国大学スカラーシップ協会公式サイト

4. 日本国際支援協会 JESS留学奨学金

公益財団法人日本国際教育支援協会が行っている給付型の留学奨学金のプログラムです。

応募時に日本の大学生2年生以上、または大学院に在籍していて、1年以上海外へ留学する人が申込むことができます。

応募条件の一つに、大学からの推薦状が必要になるので注意して下さい。

募集人数50名程度
支給期間最長2年間
支給額月額3万円
必要言語能力留学先に受け入れられる語学力
重複受給可(条件有り)

日本国際支援協会公式サイト

5. イギリス BCJA 英国留学奨学金

ブリティッシュ・カウンシル・ジャパン協会(British Council Japan Association:BCJA)によって行われている、イギリス留学を支援している返済不要の留学奨学金制度です。

日本に住んでいる18歳以上で、イギリスに3ヶ月以上留学する人は申込みすることができます。

募集人数6名程度(平均8~12名募集枠に60~80名応募あり)
支給期間一括
支給額15万円
必要言語能力イギリスの教育・研究機関
重複受給

母体であるブリティッシュ・カウンシル協会は、イギリスの大学・語学学校などの学校が行っている奨学金制度の情報も提供しています。

イギリスへの留学を検討している人は、ブリティッシュ・カウンシルのウェブページで確認してみて下さい。

BCJA公式サイト

6. その他の大学生・大学院生も給付対象の返済不要の留学奨学金

上記で紹介した留学奨学金制度の他にも、大学生・大学院生が受けることができる返済が必要ない奨学金制度はあります。

以下はその一部です。

奨学金制度留学先・給付期間・給付額など募集人数
カナダ 高円宮記念クィーンズ大学留学金
  • 留学先はカナダ オンタリオ州 クィーンズ大学(1年間)
  • 給付額は約30,000カナダドル(約255万円)
1人
シンガポール DR GOH KENG SWEET奨学金
  • 留学先はシンガポール国立大学、ナンヤン工科大学・シンガポール工科デザイン大学(最長4年間)
  • 授業料・往復旅費・生活費などが支給額の対象
3~4名
アジア(公財)佐藤陽国際奨学財団 海外派遣留学生奨学制度
  • 留学先はシンガポール、タイ、インド、フィリピン、マレーシアなど(6ヶ月以上12ヶ月以内)
  • 支給額は月8~12万円、渡航準備費10万円に加え往復旅費・保険が支給対象
14名程度
(公財)平和中島財団 日本人留学奨学生
  • 海外の大学・大学院への留学が対象(最長2年間)
  • 学部生月額15万円、大学院生月額20万円と往復渡航費が支給される
15名程度
(公財)イノアック国際教育振興財団
  • 留学先は不問(1年以上2年以内)
  • 月額8万円が支給される
3名
アメリカ 内村鑑三スカラシップアメリカ・マサチューセッツ州 アーモスト大学(24ヶ月間)の学費が支給対象1名
アジア 川口静記念奨学生
  • アジアの大学・大学院(1年間)への留学が対象
  • 年額48万円支給される
若干名
大真奨学金語学研修目的も支給対象となる(1年間)1~数名
ブリティッシュカウンシルIELTS賞
  • 海外の大学・大学院への留学が対象
  • 一括30万円が支給される
4名

2. 海外の大学院に留学したい学生におすすめの返済不要(給付型)の留学奨学金

ここでは、海外の大学院の修士または博士課程に留学する人を対象に給付される、返済不要の留学奨学金を紹介しています。

海外の大学院に留学したい、海外の大学院で学位を取得したいと考えている人は参考にしてみて下さい。

1. 日本学生支援機構奨学金 海外留学支援制度(大学院学位取得型)

独立行政法人 日本学生支援機構が行っている返済不要の留学奨学金制度です。

海外の大学院を卒業し学位を取得したい人は、まず在籍中の大学に問い合わせてみて下さい。

他の留学奨学金との重複での受給は基本的に不可です。

しかし、日本学生支援機構の貸与型(返済義務有り)の第一種・第二種の奨学金との併用は可能としています。

募集人数未定(平成29年度実績100名)
支給期間「修士」学位取得目的:2年間
「博士」学位取得目的:3年間
支給額
  • 月額89,000~148,000円(留学先によって異なる)
  • 授業料 上限250万円
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる語学力
英語の場合:TOEFL PBT600点、iBT72点、IELTS7.0
重複受給原則不可

日本学生支援機構公式サイト

2. イギリス チーヴニング奨学金

チーヴニング奨学金は、イギリス外務省と協力機関が行っている給付型の留学奨学金制度です。

イギリスの大学院で修士の学位を取得したい人は、検討してみて下さい。

奨学金対象の分野について限定はありませんが、特に以下の分野を奨励しているようです。

  • 公衆衛生
  • 気候変動
  • 環境問題
  • 防衛
  • サイバーを含む安全保障
  • エネルギー
  • 経済
  • 商業
  • 金融政策
  • 科学技術
  • 高齢化社会
募集人数未定(平成29年度実績100名)
支給期間1年間
支給額授業料・生活費・往復渡航費・到着帰国手当・ビザ申請費用
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる英語力
TOEFLの場合 PBT600点、iBT72点、IELTS7.0
重複受給要確認

チーヴニング奨学金公式サイト

3. アメリカ フルブライト奨学金

フルブライト交流事業が行っている、返済不要の留学奨学金プログラムです。

アメリカで大学院の修士・博士課程で学位を取得したい人は、検討してみて下さい。

医学校・歯科学校でのインターン・研修・リサーチ目的は不可となっています。

2年目に奨学金を受給できるかは、1年目の成績によって変わるので注意が必要です。

また、留学2・3年目に、日米教育交流振興財団から、一部資金援助が受けられる場合もあるので、確認してみてください。

募集人数20名
(大学院留学プログラム・博士論文研究プログラム合わせて)
支給期間
  • 1年目:12ヶ月
    授業料の上限は40,000米ドル(約430万円)で、生活費・家賃手当等を支給する。
  • 2年目
    授業料・生活費等含め上限25,000米ドル(約270万円)。
    更新の可能性有り。
支給額
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる英語力
TOEFLの場合iBT80点、IELTS6.0以上
重複受給要確認

フルブライト奨学金公式サイト

4. オーストラリア エンデバー大学院奨学金

オーストラリア政府が行っている「Endeavour Postgraduate Scholoarship」という給付型の留学奨学金制度です。

オーストラリアの大学院で修士・博士課程で勉強したい人は、検討してみて下さい。

コースワーク・リサーチ目的でも申込みは可能です。

募集人数未定
支給期間修士課程 最長2年
博士課程 最長4年
支給額
  • 授業料
    • 修士課程:上限140,500豪ドル(約1,180万円)
    • 博士課程:上限272,500豪ドル(約2,290万円)
  • 月生活費
  • 渡航費
  • 医療保険
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる英語力
TOEFL PBT580点 iBT79点 IELTS6.5以上
重複受給要確認

エンデバー奨学金は、この長期の大学院留学向けのプログラムだけでなく、以下の目的の留学に対しても奨学金を提供しています。

「Endeavour Research Fellowship」
オーストラリア大学院へ短期間の研究目的での留学奨学金。
給付期間は、4~6ヶ月。
「Endeavour Executive Fellowship」
オーストラリアの企業や団体での短期間の研修目的での留学奨学金。
給付期間は、1~4ヶ月。
「Endeavour Vocational Education and Training Scholarship」
オーストラリアの専門学校への進学目的での留学奨学金。
給付期間は、1~2.5ヶ月。

エンデバー大学院奨学金公式サイト

5. 日本スコットランド交流協会奨学金

日本スコットランド交流協会が行っている返済不要の留学奨学金です。

重複受給ができるので、留学費用の負担をより軽くすることもできます。

イギリスのスコットランドの大学院の修士課程に留学したいと思っている人は、検討してみて下さい。

募集人数1名(2015年度10名応募者有り)
支給期間一括
支給額30万円
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる英語力
重複受給

日本スコットランド交流協会公式サイト

6. その他の海外の大学院留学におすすめの返済不要の奨学金

上記で紹介した留学奨学金制度の他にも、海外の大学院への留学を対象とした返済不要の奨学金はあります。

以下はその一部です。

奨学金制度留学先・給付期間・給付額など募集人数
JAPAN・IMFスカラシップ・プログラム
  • 留学先は北米・ヨーロッパ・オーストラリアの主要大学(2年間)
  • 学費全額・医療保険・旅費・生活手当を支給
7名以内
高橋&ハワット記念奨学金
  • 留学先はイギリス・スコットランドの大学院(修士・博士課程)
  • 支給額は(1年間)年額30万円 
  • 語学研修目的は不可
10名
CWAJ海外留学大学院女子奨学金
  • 大学院または研究機関(12ヶ月)への留学が対象
  • 支給額は年額300万円
  • 語学研修目的は不可
非公開
(公財)本庄国際奨学財団奨学金
  • 留学先は海外の大学院または研究機関(修士・博士課程)(1~5年)
  • 支給額は1~2年間月20万円、3年間月18万円、4年以上月15万円
  • 語学研修目的は不可
5名
(公財)伊藤国際教育交流財団 日本人奨学金
  • 海外の大学院の修士課程、又はそれに準ずる課程(2年以内)の留学が対象
  • 月1,500~2,000ドル(約16~21万円)と、授業料(年額300万以内)に加え旅費が支給される
  • 語学研修目的は不可
13名程度
(公財)吉田育英会 派遣留学プログラム
  • 海外の大学院・医療関係期間等で博士課程、研究目的などで留学(2年間)
  • 月額20万円、学費250万円以内に加え往復渡航費が支給される
  • 語学研修目的は不可
5名程度

3. 在住している大学生・大学院生も対象の地方自治体の留学奨学金

各都道府県や地方自治体が行っている返済不要(給付型)の奨学金制度を紹介します。

地方自治体などの奨学金の特徴として、「応募者または応募者の親が、奨学金制度を企画している自治体に在住していること」が給付条件の一つになっていることがほとんどです。

また、奨学金の種類や金額も自治体によって異なり、奨学金によっては語学研修目的の留学も給付の対象になるものもあります。

ここでは紹介していない自治体でも、留学向けの奨学金プログラムを行っているかもしれません。

是非自分や親が住んでいる地方自治体、または大学がある市役所などにも確認してみて下さい。

1. 埼玉県「埼玉発世界行き」奨学金 学位取得コース・地域活躍コース

「グローバル人材育成センター埼玉」が行っている返済不要の留学奨学金プログラムです。
 
埼玉県は様々な留学奨学金制度を企画しています。

ここでは、その一部の学位取得コース地域活躍コースを紹介。

他の奨学金プログラムも是非チェックしてみて下さい。

学位取得コース

「学位取得コース」は、海外の大学または大学院で学位取得のための正規課程に留学する場合の留学奨学金プログラムです。(コミュニティーカレッジ・語学研修目的は不可)

本人または親が1年以上埼玉県に在住している学生は、応募することが出来ます。

「埼玉発世界行き」奨学金 学位取得コース
募集人数10名(2017年度87名応募者有り)
支給期間一括
支給額100万円
必要言語能力留学先の大学・大学院に受け入れられる英語力
重複受給 要確認

地域活躍コース

「地域活躍コース」は、海外の教育機関だけでなく、インターンシップやボランティアなど様々な海外活動を支援する奨学金プログラムになります。

埼玉県の大学・大学院・短大に1年以上在籍している学生、または本人/親が1年以上埼玉に在住している場合、応募可能です。

「埼玉発世界行き」奨学金 地域活躍コース
募集人数50名(2017年度162名応募者有り)
支給期間一括
支給額20万円
必要言語能力留学先に受け入れられる語学力
重複受給要確認

埼玉県のその他の奨学金

この他にも、埼玉県では民間企業と共同で以下の奨学金を行っています。

  • カルソニックカンセイ未来奨学金(理工系コース)
  • カロネコ奨学金(芸術・文化 技能)
  • カネパッケージマングローブ奨学金(熱帯雨林の現象・気候変動などの環境改善活動のREDD+コース、理学部の学生対象のITコース)
  • 直治薬品世界を知ろう!奨学金
  • はばたけ!女性応援奨学金(女性限定 学位取得コース、一般コース)
  • ひびき傍楽奨学金
  • ベルーナ人材育成奨学金
  • 法律経営学位奨学金(法律・経営)
  • 未来へつなぐ地域とJAさいたま奨学金
  • ヨシノデンカ ユメツナグ奨学金(女性限定)
  • 未来のとびら奨学金

「埼玉発世界行き」冠奨学金 平成30年度奨学生募集

2. 福井県(公財)福井県アジア人材基金 長期海外留学等支援奨学金

公益財団法人 福井県アジア人材基金が行っている留学奨学金制度。

福井県の大学・短大・大学院に在籍する学生、または福井県内の高校を卒業し県外の大学・短大・大学院に在籍する学生は応募することが可能です。

卒業後に福井県内に本社を持つ企業などに3年間就業した場合は、返済義務が免除対象になります。

語学研修目的の留学も給付対象です。

募集人数30名程度(2017年度)
支給期間最長12ヶ月
大学院レベルは最長24ヶ月
支給額居住費等年額60万円、渡航費用など10万円
(大学院レベルの研究留学の場合、最高120万円)
必要言語能力留学先の大学に受け入れられる語学力
重複受給

福井県(公財)福井県アジア人材基金公式サイト

3. 愛知県 小牧市大学生等海外留学奨学金

愛知県の小牧市こども未来部が企画している返済不要の留学奨学金制度です。

日本の大学等に在籍している学生で、本人または親が小牧市に居住している、日本学生支援機構の第一種奨学金の受給該当にある家計の人は応募することが出来ます。

語学研修目的の留学も給付対象です。

募集人数6名(2017年度1名応募者有り)
支給期間3ヶ月~最長1年間(留学期間の1・4・7・10月の分割払い)
支給額月額30,000~50,000円(渡航地域によって異なる)
必要言語能力留学先の大学等に受け入れられる語学力
英語の場合:TOEFL iBT61点、PBT500点、TOEIC586点以上
重複受給

愛知県小牧市公式サイト

4. 三重県 私費海外留学生奨学金

公益財団 三重県国際交流財団が行っている給付型の留学奨学金制度。

海外の大学・大学院の正規課程に留学する人で、本人または親が1年以上三重県に在住している場合は申込みが可能です。

語学研修目的やコミュニティカレッジへの留学は、給付の対象外になります。

募集人数5名(2016年度応募者7名中3名合格)
支給期間最長4年間
支給額
  • 私費留学の場合、年間上限120万円
  • 学校間協定留学の場合、年間上限84万円
必要言語能力留学先の大学等に受け入れられる語学力
重複受給不可

三重県国際交流財団公式サイト

5. 兵庫県 宝塚市松本・土井アイリン海外留学助成金

兵庫県の宝塚市文化政策課が企画している返済不要の留学奨学金制度です。

海外の大学・大学院・短大などに2学年以上留学する場合で、宝塚市に3年以上住んでいる人は応募することが出来ます。

語学研修目的の留学は、給付の対象外です。

募集人数制限なし
支給期間
支給額60万円(2分割で給付)
必要言語能力留学先の大学等に受け入れられる英語力
重複受給

松本・土井アイリン海外留学助成金交付申請書(募集要項)

6. その他、地方自治体の給付型の留学奨学金制度

上記で紹介した留学奨学金制度の他にも、地方自治体が提供している返済不要の奨学金はあります。

以下はその一部です。

自分、または親が住んでいる地域で留学奨学金のプログラムを行っていないかチェックしてみましょう。

以下のリストに載っていない場合は、一度住んでいる市役所などに確認してみて下さい。

奨学金制度留学先・給付期間・給付額など募集人数
埼玉県 戸田市海外留学奨学金
  • 海外の大学・短大・大学院への留学が対象
  • 支給額は1学年以上2学年未満上限100万円、2学年以上上限150万円
  • 語学研修目的は不可
若干名
東京都 瑞穂町海外留学奨学金
  • 海外の高校・大学・これに準ずる学校への留学が対象
  • 1年以上の留学の場合、一括150万円が支給される
  • 語学研修目的は不可
若干名
福井県 フィンドレー大学福井県奨学生
  • オハイオ州フィンドレー大学への留学が対象
  • 1学年度分の授業料を免除
2名
山梨県 アイオワ州派遣留学生
  • 留学先はアメリカアイオワ州 Des Moines Area Communitiy College
  • 12単位までの授業料・テキスト代・住居費が支給される
1名
愛知県 豊田市トレヴィエリアン基金奨学生
  • イギリスの大学に半年以上の留学
  • 一人5,000ポンド(約765万円)以内を一括給付
  • 語学研修目的は不可
3名以内
三重県 四日市市科学教育奨学金
  • 大学・大学院で理系を勉強している学生対象
  • 支給額は上限2年間・月額10万円
  • 語学研修目的は不可
1名
滋賀県 東近江市姉妹都市奨学生ミシガン州立北ミシガン大学 授業料・寮費免除1名
鳥取県 淀江町青少年ゆめ基金
  • 海外の大学または文化・芸術の分野での留学
  • 語学研修目的も可能
  • 一括支給上限は200万円
群馬県 ぐんま赤尾奨学財団 大学生留学奨学生
  • 奨学金は一括支給で、研修留学は30万円、一般留学は60万円支給される
  • 語学研修、ボランティア等も可能
8名程度
栃木県(公財)飯塚毅育英会
  • 海外の大学・大学院等
  • 支給期間は1年で一括支給
    • 学部留学:年額46万円
    • 修士・博士課程1・2年:年額66万円
    • 博士課程3年:年額86万円
  • 語学研修目的は不可
15名程度
静岡県 しずぎんアジア留学生奨学金
  • シンガポール・マレーシアを含むアジアの高等教育機関への留学
  • 支給期間は2年間で、学費全額・医療保険・旅費・生活費などが支給される
2名程度
熊本県 くまもと若手芸術家海外チャレンジ事業美術・音楽・舞踊・演劇などの分野で海外の芸術団体や学校等上限30万円を支給(講習費と往復旅費を含む)9名程度
大分県 別府市民の海外留学奨励金海外の高校・短大・大学への留学で、5万円が一括支給される特になし
福岡県 スタートアップ奨学金
  • 海外の大学・大学院への留学が対象
  • 支給額は留学機関や留学先によって異なる
    • 短期留学:15~30万円
    • 半年留学:30~60万円
    • 1年以上留学:60~120万円
  • 返済不要の条件有り
5~10名

4. 経済、医学・芸術・情報・理工系・スポーツなど専門分野での留学奨学金

ここでは、ある特定の専門分野においての留学奨学金制度を紹介しています。

自分が留学したい分野がないかどうか、チェックしてみて下さい。

1. (公財)ロームミュージックファンデーション

京都の公益財団 ロームミュージックファンデーションが行っている返済不要の留学奨学金制度です。

音楽の分野で国内外で留学したいと思っている学生は、検討してみましょう。

募集人数2017年度 応募者175名中29名
支給期間原則12ヶ月(更新可)
支給額月額30万円
必要言語能力国内外の留学先の教育機関に受け入れられる語学力
重複受給
分野音楽

ロームミュージックファンデーション公式サイト

2. (公財)中島記念国際交流財団海外奨学生

公益財団 中島記念国際交流財団が企画している返済不要の留学奨学金制度です。

情報科学・生命科学・経営科学の分野において、海外の大学院(修士・博士課程)などの機関に留学したい人を対象としています。

語学研修目的は、申込みの対象外です。

募集人数2016年度 応募者83名中約10名
支給期間修士課程:最長2年
博士課程:最長5年(3年目以降は延長申請が必要)
支給額
  1. 月額20万円
  2. 授業料(初めの2年間のみ年間300万円以内を支給。博士課程の場合、3年目以降は延長申請が必要)
  3. 準備金50万円
必要言語能力国内外の留学先の教育機関に受け入れられる語学力
重複受給不可
分野情報科学・生命科学・経営科学

公益財団 中島記念国際交流財団公式サイト

3. 馬場財団 国際理解教育人材養成奨学金

公益財団 日本国際教育支援協会が、財団法人 国際理解教育交流馬場財団の支援をもとに行っている給付型の留学奨学金制度です。

将来、小学校の先生になりたい、小学校教育に関わりたいと思っている学生を対象としています。

教育系の大学2年制以上の学生、またすでに教職の免許を持っている学生も、申込みすることが可能です。

この奨学金を申し込む際には、在籍している大学の推薦状が必要になるので注意しましょう。

募集人数7名程度
支給期間3~12ヶ月
支給額月額10万円・準備金15~25万円
必要言語能力
重複受給要確認
分野教育系

公益財団 日本国際教育支援協会公式サイト

4. Funai Overseas Scholarship

公益財団 船井情報科学振興財団が企画している返済が必要のない留学奨学金制度です。

科学・技術系分野の大学、または、理工系を中心に生命科学・経済・経営の分野の大学院への留学を対象としています。

海外の学部留学
募集人数10名程(2016年度応募者111名)
支給期間最長4年間
支給額年間20,000~30,000ドル(約214~321万円)
必要言語能力海外の大学学部に受け入れられる語学力
重複受給
分野科学・技術系
海外の大学院留学
募集人数若干名
支給期間原則2年
支給額授業料全額・医療保険・支度金50万円・往復渡航費
生活費月額2,500ドル(約27万円)
必要言語能力海外の大学院に受け入れられる語学力
重複受給不可
分野理工系・生命科学・経済・経営

公益財団 船井情報科学振興財団公式サイト

5. (公財)江副記念財団奨学金給付事業

公益財団 江副記念財団が行っている給付型の留学奨学金制度です。

音楽(ピアノ、チェロ、ヴァイオリン)・現代アート・スポーツ・学術(理系)の分野を中心とした国内外の留学を対象としています。

募集人数
  • 器楽部門:12名程度
  • 現代アート部門:2名程度
  • スポーツ部門:15名以内
  • 学術部門:6名以内
支給期間
  • 器楽部門:1年間
  • 現代アート:約2年間
  • スポーツ部門:1年間
  • 学術部門:約2年間

※延長申請が可能

支給額月額25万円
必要言語能力留学先に受け入れられる語学力
重複受給要確認
分野音楽・美術・スポーツ・理系(生命科学・医学・物理・自然科学・エンジニアリングなど)

公益財団 江副記念財団公式サイト

6. その他、専門分野での返済不要の奨学金制度

上記で紹介した留学奨学金制度の他にも、専門分野での留学を対象とした返済不要の奨学金があります。

以下はその一部です。

奨学金制度分野募集人数
石橋財団奨学金美術史の大学院5名程度
学研災グローバル人材育成奨学金金融業界(損害保険)2名程度
(公財)経団連国際教育交流財団 産業リーダー人材育成奨学金社会科学系 理工系1~2名
国際ロータリー グローバル補助金平和と紛争予防、紛争解決、疾病予防と治療・母子の健康・教育・経済などの分野各センター・地区によって異なる
JAPAN・IMFスカラシッププログラムマクロ経済7名以内
内藤記念海外研究留学助成金自然科学(医学・薬学)10名
村田海外留学奨学金海外の大学・大学院・研究機関(法学・経済学・経営学・理学・工学)2~4名
(公財)松下幸之助記念財団 日本人留学助成人文科学・社会科学学部生5名
大学院生15名
(公財)中冨健康科学更新財団 留学助成金医学・薬学系8名
FASID奨学金プログラム国際研究分野3名程度
(公財)明治安田クオリティ・オブ・ライフ文化財団 海外音楽研修生費用助成音楽4名
(公財)持田記念医学薬学振興財団医学・薬学20名
ヤマハ音楽支援制度音楽奨学支援音楽10名
Kiyo Sakaguchi奨学金数学若干名
(公財)ロームミュージックファンデーション音楽29名

5. 留学エージェントが行っている奨学金・割引制度

留学エージェントが企画している奨学金または割引制度も沢山あります。

留学エージェントが行っている制度は、応募条件が比較的緩くハードルが低いものも多いです。

また、語学学校への留学も対象になる奨学金・割引制度も沢山あるので、大学・大学院在学中に語学学校への留学も考えている人は、検討してみると良いかもしれません。

ただし、留学エージェントの制度を利用する場合、応募条件の一つとして、エージェントのプログラムを利用することが必須になるので、以下の点を注意しておきましょう。

  1. どこの企業、団体、学校が行っている奨学金・割引制度なのか?
  2. 奨学金がもらえる期間・割引が適用される期間は?
  3. 奨学金の返済は必要なのか?不要なのか?
  4. 奨学金がもらえる可能性、確率はどのくらい?(広告目的のみではないか)
  5. 奨学金がもらえない場合はどうなるか?(有料プログラムへの参加が必須ではないか)
  6. 留学プログラムを解約した場合は、解約金の支払いが必要か?
  7. 留学プログラムを途中でキャンセルした場合はどうなるか?

1. 留学ジャーナル

留学ジャーナルは大手留学エージェントの一つです。

留学ジャーナルのプログラムを利用して、海外の語学学校・大学・大学院などへ留学する場合は、割引や奨学金が適用される制度があります。

春休み・夏休みなど短期休暇を利用した留学に対しても、奨学金が給付されるプログラムを企画しているので、短期での留学を考えている人は検討してみると良いかもしれません。

2018年度 夏休み 留学奨学生募集(大学生対象)
募集人数要確認
期間2018年7月29日~8月26日
(カリフォルニア大学サンディエゴ校付属集中英語コース)
支給額授業料全額・出願料・滞在費(食事代は除く)・航空運賃・研修手配費

留学ジャーナル公式サイト

2. 地球の歩き方 成功する留学

地球の歩き方 成功する留学が行っている奨学金・割引制度の一部を紹介しておきます。

海外の語学学校への留学を考えている人は、検討してみても良いでしょう。

  • 例)アメリカ Stafford House International 授業料20%割引
  • 例)カナダ Sportt Shaw Language College 12週間以上の申込みの場合、4週間分の授業料が無料
  • 例)オーストラリア OHC English 授業料5~15%割引

※参照)奨学金・割引

地球の歩き方公式サイト

6. 留学先の学校の奨学金、大学で働けないかどうかも検討してみよう

これまで紹介してきた奨学金制度を受けることが出来ない人も多いでしょう。

その場合は、まず留学先の学校に自分が受けられる返済不要の奨学金(Grant)がないか問い合わせてみましょう。

もしそれでも奨学金の給付が難しいときは、留学先の大学で働き、お給料をもらいながら勉強できないかも検討してみて下さい。

ティーチング・アシスタント、リサーチ・アシスタント、ワークスタディでお給料を貰う

ティーチング・アシスタント(Teaching Assistant)リサーチ・アシスタント(Research Assistant)として、留学先の大学で働きながら大学院で勉強することも可能です。

ティーチング・アシスタントやリサーチ・アシスタントとして採用されるかは、大学の学部4年間の成績などが関わってきます。

またアメリカの場合、連邦政府が行っているワーク・スタディ(Federarl Work Study)という制度なら、大学院留学だけでなく大学学部留学でも応募対象です。

この制度を利用するとパートタイムで働き、お給料を貰いながら、大学・大学院で勉強することができます。

この他にもキャンパス内で求人などを行っているので、留学先の学校に問い合わせてみると良いでしょう。

【まとめ】返済不要の留学奨学金は様々!自分に合った奨学金制度を見つけよう

久美子先生久美子先生

大学生・大学院生も利用することができる返済不要(給付型)の留学奨学金制度を紹介してきたけど、どうでしたか?

りゅうが君りゅうが君

思ったより沢山あるなと思いました。

久美子先生久美子先生

まずは、在籍している大学に自分が利用できる留学奨学金プログラムがないか問い合わせてみて下さい。

りゅうが君りゅうが君

はい!

久美子先生久美子先生

もし大学に該当するものがない時は、国・地方自治体や協会・団体が行っている留学奨学金制度も検討してみましょう。