ビジネス英会話で外国人に好感を持たれるコミュニケーションのコツ15通り

来日する外国人観光客数や英語を用いて仕事をする人は、年々増えています。

私の生徒様には、海外に行かなくても、スターバックス、マクドナルド、ユニクロ等でアルバイトをしていると、日々英語の必要性に駆られる、と言う方も増えてきました。

国際化が進むと、言語だけでなく、多様性に対応する能力も必要になってきます。

英会話や外国人に対して以下の様な印象や感覚をお持ちではないですか?

  • 外国人と話すのが怖いので、近寄らないようにしている
  • 英語は好きだけど、英会話には自信がない
  • 外国人の前では何も言えず、ニコニコしてごまかしてしまう
  • 会社がいつか海外進出をすると困る、とビクビクしている
  • 外国人に「What?」と言われたことがあり、トラウマになっている

上記のチェック項目で一つでも当てはまる方は、英会話だけでなく、コミュニケーション術も学ぶといいでしょう。

今回は、私たち日本人がついやってしまいがちなことや、外国人と上手に国際交流ができるようになるコミュニケーションのコツをまとめてみました。

コミュニケーション術を身につければ、きっと外国人とうまく付き合っていけますよ。

避けるべき質問・発言

1. 「日本は好きですか?」

ついつい外国人を前にすると聞いてしまう質問。

日本に住んでいる外国人や、日本と関連のある仕事に携わる人達は、何度も聞かれすぎてウンザリしているかもしれない質問です。もちろん日本人を前にして「嫌い」と言えるわけでもありません。

日本とのつながりを聞く質問例はコチラ

  • What brought you here?(何がきっかけで来日したのですか?)
  • How did you get interested in Japan?(日本に興味をもったきっかけは何ですか?)

2. 「今までやったことがありませんので。」「日本では違います。」

日本では、前例のないことは、しっかりと吟味する傾向があります。ビジネスの場合は特に、そのリスクを負うかどうか、慎重に判断するのが普通です。

しかし、外国人は「前例がないからこそやってみるべき」という発想が一般的です。提案を反対されたり、違う案を提示されることは、相手の気分を害するかもしれません。私たちには思いつかない、予想以上の結果に繋がることも多々ありますので、ぜひ一度受け入れてみましょう。

相手の意見に賛同・受け入れる表現はコチラ

  • Good call. Let’s give it a try.(いいね。ぜひやってみましょう。)
  • Tell me more in detail.(詳しく教えてください。)

3. 子供っぽい言動

特に日本人女性が気を付けないといけないのが、子供っぽいしぐさです。

例えば、別れ際に両手で手を振ってみたり、極端な内股で座る・歩くなどは避けた方が賢明です。更に、何を見ても「かわいい~!」を連発するのも、あまり印象が良くありません。外国人にとって、「女性らしくてかわいい」というよりは、「甘えていてみっともない」という印象になりやすいのです。

ビジネスの場では、「可愛さ」よりも「頼れる」印象の方が重要です。

子供っぽさを含まない一般的な挨拶・相づちはコチラ

  • See you soon!(また近々!)
  • That’s cool!(いいですね!)
  • That’s fun!(面白いですね!)

4. 勤務時間外に仕事の話をする

勤務時間外に仕事の話をすることを、英語で「shop talk」と言います。

日本ではお茶やお酒を飲んでいる席では、プライベートな話よりも仕事の話で盛り上がることはよくあります。しかし、多くの外国人は職場を出ると、たとえ同僚間でも仕事の話をしたくない、と思う人が多いです。もし、shop talk をされて困っている外国人を見かけたら、「Let’s not shop talk here.(ここでは仕事の話はやめましょう。」と切り出して、話題を変えてみましょう。

仕事以外の内容で話しかける表現はコチラ

  • What are you up to tonight?(今夜は何をする予定ですか?)
  • How are things these days?(最近どうですか?)

5. 自分の意見を言わない

意見交換が盛んに行われている中、母国語以外で意見を述べることは、議論することにあまり慣れていない私たち日本人にとって、非常にハードルが高いですね。しかし、波風を立てないように、と配慮して意見を言わないのは、「賛同した」とみなされます。

意見を言わない人は、自分の考えを持っていない人、つまり能力がない人、と判断されるのです。

また、その場で言わず、後でこそこそ話すのもルール違反です。もし違う意見や補足情報があるのなら、少し勇気を振り絞ってその場で意見を述べてみましょう。

自分の意見を切り出す方法はコチラ

  • I think so, too.(私もそう思います。)
  • If you ask me, it seems that we should try the new plan.(私の意見としては、新しいプランを試すべきです。)
  • I think plan B is better. Just my opinion.(個人的にはプランBの方が良いと思います。)
  • I’m not sure about that.(それはどうでしょう。)

避けるべき行動

6. 小さな声で話す

外国人に話しかけたら「what?」と言われて自信を無くした経験がある方は少なくないでしょう。

もしかしたらその英語は合っていたかもしれません。ただ、声が小さくて相手の耳にうまく届かなかっただけかもしれません。

英語には “s”、“th”、“f” のような声を伴わずに発する無声音と言うものがあり、話者はしっかり発音したつもりでも、相手にはある程度の声量がないと聞こえにくいのです。

英語を話す時は、日本語を話す時よりも少し大きめの声で話すようにしましょう。【参照:英語初級者のリスニング力を上げるコツは「発音矯正と音法の習得」が不可欠

7. 相手と離れた距離を保つ

初対面の時や再会時は、あいさつの一環として握手やハグをします。ボディータッチに慣れていない私たちは、無意識に距離をとってしまうことがありますが、外国人は意外とその不自然な距離感を察知しているものです。

握手をする場合は、しっかりと相手の手を握るようにしましょう。「良い握手だ。」と褒められることもあるほど、良い印象を相手に与えることができます。

また、ハグをする時も気づかないうちに状態を反らしてしまうことがあります。握手同様、相手との距離は、これからの2人の絆に比例すると考えると、意識ができるかもしれません。

初対面時と再会時の挨拶表現はコチラ

  • A: Hi, I’m Ryo.(やぁ、僕はリョウ。)
  • B: Hi, I’m Sam. Nice to meet you.(やぁ、僕はサム。はじめまして。)
  • A: Nice to meet you, too.(こちらこそ。)
  • A: Hi, Ryo. Nice to see you again.(やぁ、リョウ。また会ったね。)
  • B: Hi, Sam. Nice to see you, too.(やぁ、サム。本当、また会ったね。)

※初対面時は「meet」、会うのが2回目以降は「see」を使います。

8. 真顔で話す

普通の顔をしているつもりでも、外国人に「何か問題があるのか?」と聞かれたことがある生徒様を何人か見かけたことがあります。

人は鏡のようなもので、こちらが硬い表情をしていると、相手の表情も硬くなってしまいます。ハリウッドスターの大きなスマイルを見習って、ぜひ笑顔を意識するようにしましょう。

9. 謙遜しすぎる

褒められたときに「いえいえ…」と謙遜することは、日本では必要なことですが、英語圏ではあまり良い印象を与えません。自信がない言動は謙虚というよりは魅力がないことを表します。

更に、謙遜は相手の褒め言葉や感覚を否定しているようにも聞こえます。褒め言葉は素直に受け取るのがベストな対応です。

褒められた時の返答例はコチラ

  • A: You look great in that dress.(そのドレス、似合ってるね。)
  • B: You think so? Thanks!(本当?ありがとう!)
  • A: Your English is great!(あなたの英語力は素晴らしい!)
  • B: Thanks! I’ve been studying hard!(ありがとう!頑張って勉強しているの!)

10. 口を押えて笑う・食べる

日本では上品に見えるこのしぐさ。大きな口を開けて笑わない、食べる時は手を添えて、などと教育された人もいるでしょう。しかし、外国人には、なぜ口元を隠すのだろう、と奇妙に映ります。海外では、面白いと思ったら感情のままに元気に笑います。

食事の時も、口元を隠す必要はありません。「奥ゆかしさ」よりも「面白い人」という印象を与えることが重要です。リラックスしてたくさんの人と会話や食事を楽しんでみては?

今すぐ取り入れたいコミュニケーションのコツ

11. 自分をなんと呼んでほしいかを言う

日本人の名前は、たとえよくある一般的な名前でも、外国人にとってはあまり馴染みがなく、一度聞いただけでは覚えにくいものです。

予めそれを察して、こちらから名前を2回伝え、呼びやすい呼び名の提示もしてあげると、とても親切で好印象です。自分の名前をすぐ覚えてもらえますし、相手をどう呼んだらいいかも教えてもらえるはずです。

初対面で使える表現はコチラ

  • Hi, I’m Masahiro. Please call me Masa.(やぁ、マサヒロです。マサと呼んでね。)
  • Can I call you Dan?(ダンって呼んでもいい?)

12. 仕事とプライベートでの ON/OFF の切り替え

前述にもありますが、外国人とうまく付き合っていくには、仕事とプライベートをはっきりと区別することがとても重要です。これは服装にも反映できるテクニックです。

昼間は仕事でネクタイやジャケットを着用されている方は、飲み会の場ではカジュアルな服装、パーティーではエレガントな装いで参加すると、ガラッと雰囲気が変わり、一目置かれます。

また、服装だけでなく、相手の事を下の名前で呼んだり、カジュアルな言い回しを多用するなど、言動にもメリハリをつけると、より距離を縮めることができますよ。

ONとOFFの会話

  • 【ON】I can handle that, Mr. Smith.【スミスさん、私に任せてください。】
  • 【OFF】Bring it on, John!【ジョン、僕に任せて!】

13. 相手の家族に興味を持つ

外国人は、オフィスにも家族の写真を飾ったり、家族の誕生日やクリスマスには早く帰宅するなど、家族との時間を非常に大切にします。

日本ではプライベートな質問は敬遠されがちですが、海外ではむしろ好まれます。自分のことに興味を示してくれている、と感じられるからです。ぜひ聞かれた場合は、支障がなければ曖昧に濁さず話すように心がけてみましょう。自分の家族写真を見せるのも、話が弾むコツです。

家族について聞く表現はコチラ

  • How’s your family doing?(ご家族はどうしてる?)
  • How’s your mom?(お母さんは元気?)※相手のお母さんを知っている場合

14. 日本について良く知っておく

英語や外国語を学習すればするほど、日本について話す機会が増えます。

人種のるつぼである英語圏の国では、学校や職場に様々なバックグラウンドを持つ人々がいるのはあたり前の光景であり、自分のルーツや自国に関する情報を意識するようになります。

一方で、日本ではまだ欧米諸国に比べると多様性は進んでおらず、日本について改めて知る機会があまりありません。伝統文化でも最近の流行でも、何か一つでも日本文化を紹介できるように、準備をしておきましょう。

15. 少し個性的な服装をする

場の雰囲気を和ませる時に用いる言葉や物を、英語で「ice breaker」と言います。相手に突っ込んでもらえるような服装や装飾品を身に付けて事前に種まきをしておくと、実際に会話の花が咲きます。

変わった柄のネクタイやアクセサリーを身に着けていると、きっと「かっこいいね!」「どこで買ったの?」などと声をかけてもらえるはずです。それをきっかけに話が弾んで、いい雰囲気になるかもしれません。

また、こちらからコメントする時には、褒めるのが効果的です。日本人の私たちならではの、お寿司の柄のネクタイや、食品サンプルの小物など、ぜひネタを仕込んでみては?

服装についてコメントをするならコチラ

  • I really like your tie. Where did you get it?(そのネクタイいいね。どこで手に入れたの?)
  • You have a really interesting key chain!(面白いキーホルダーですね!)

※キーホルダーは和製英語ですので、注意しましょう。

まとめ

外国人とのコミュニケーションがうまくいくコツは、日本人同士のコミュニケーションにも役立つものもあります。

今回取り上げた内容をぜひ実践すれば、きっと第一印象で外国人に、「A capable man / woman(できる人!)」と思われ、好感を持たれるはずです。

以下のキーワードを心にとめて、自信を持って英会話を楽しんでください。

  1. OPEN 「本音で」
    ⇒ たとえ上司や初対面の人が相手でも、遠慮せず、素直に自分の言葉で話す。
  2. CLEAR 「明快に」
    ⇒ 大きな声でハキハキと発話し、信頼してもらえるような立ち振る舞いを心がける。
  3. POSITIVE 「前向きに」
    ⇒ 新しい意見や褒め言葉をできるだけ取り入れる。笑顔で相手を褒めることも忘れずに。
  4. CREATIVE 「創造的に」
    ⇒ 自分自身や出身地などをアピールできるものを工夫して準備しておく。TPOに合わせた服装も効果的。
  5. REFRESH 「時には心身を休ませて」
    ⇒ 職場を離れたら、呼び方や話し方はもちろん、話す内容もメリハリをつける。

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