英語を話す時のタブー7つ!外国人との会話や行動で気をつけたいこと

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世界には様々な文化・民族・宗教・伝統・歴史的背景などがあります。せっかく英語力を身につけても、そのような多様性を知らないことで、思いもよらないトラブルに繋がることもあります。

また、来日している外国人の数は年々増加しており、海外に行く予定がない人も、いつどこで異文化に触れることになるかは分かりません。

今回は、英語圏の人と接する時に避けるべきタブーについて学習することで、相手を無意識に傷つけるのではなく、思いやりのある対応ができるようになる準備をしましょう。

外国人との会話や行動で避けるべきタブー7つ!

1. 外国人のことを省略して「外人」と呼ぶ

日本語が話せなくても、「外人」という言葉だけは知っている、という外国人は多いです。彼らはそう呼ばれる度に「外人=よそ者」という意味合いでとらえ、残念に思っています。

日本人の私たちは、相手の国籍や人種を問わず、外国人のことを省略して「外人」と言います。特に深い意味はないつもりでも、言われた外国人の中には、不快に思ったり、傷ついている人も少なくありません。私たちは知らないうちに差別用語を発しているのかもしれません。

以前、日本語が堪能な外国人講師が母国へ帰国する前に、スタッフ宛に十数枚にもわたる長文の手紙を書いてくれたのですが、その内容の大部分が「外人ではなく、外国人と言うように心がけ、広めてほしい」というお願いでした。

単語が多少長くても「外国人(外の国から来た人)」と言う方が、より丁寧で受け入れやすいのです。

「外国人」を英語で何て言う?

I’m taking a foreign teacher’s class.(外国人講師の授業を受けている。)

There are a lot of non-Japanese tourists in Hiroshima these days.(最近、広島を訪れる外国人観光客が多い。)

更に、長く日本に住んでいる外国人にとっては「外国人」というくくり自体を不満に思う人もいます。一般論を述べる時には「外国人」と言うより仕方がないのですが、個人の話をする時は、「その人の名前」または「出身国」を用いるのがマナーと言えます。

「外国人」という言葉を使わずに話すには?

Ron is my English teacher. He is from Canada.(ロンは私の英語の先生。カナダ出身です。)

また、つい忘れがちなのですが、私たち日本人が外国へ行けば、私たちが「外国人= foreigner」になります。もし自分だったら、と考え、最適な言葉選びをするように心がけると良いでしょう。

2. 身体的特徴に関するコメントをする

Did you gain weight?(太った?)
You are slender!(細いね!)

日本語では体重や身長など、身体的特徴に関するコメントをすることが多々あります。そこから近況報告など、会話を広げる糸口になることがありますが、海外ではできる限り避けた方が良いです。

日本で良いとされる感覚が、必ずしも海外でも同じとは限りません。例えば、スレンダーな体系を好む日本人に対して、アフリカではお尻が大きくてふくよかな体型が好まれます。

若く見られることを喜ぶ日本人に対して、英語圏では「若い=幼い・大人の魅力が足りない」とネガティブにとらえる人もいます。

また、経済的豊かさ・宗教・家系など、一言では説明できない様々な理由が現在の外見に影響していることも考えられます。英語を話す時は、身体的特徴について述べないようにしましょう。

カジュアルなあいさつの仕方とは?

Hi, Tim! You look great!(やぁ、ティム!元気そうだね!)

3. 出会った時から早い段階で、相手の年齢を聞く

How old are you?(何歳ですか?)

英語圏では、日本やアジアほど上下関係が厳しくありません。上司や先生のことも呼び捨てで呼ぶのは、日常的なことです。

一方で、日本語を話す時は、敬語の有無や相手の呼び方を定めるために、出会った時から早い段階で相手の年齢を聞くことがあります。この感覚で英語を話すと、相手が不思議そうな顔、または不愉快な顔をするかもしれません。

まず第一に「年齢を聞いてどうするの?」と疑問に思うのです。また、特に女性は、実年齢と見た目年齢をジャッジされているように思う人もいます。個人的なことを聞かれるのは、スリーサイズも年齢も、同じ感覚なのでしょう。

また、上記にも述べましたが、やはり「若く見られる = 落ち着いていない・貫禄がない」と捉える人もいます。

実力社会の英語圏では、実年齢よりも実績を重視し、受け手が感じ取った印象で勝負するため、年齢を聞く必要がないと言えます。

ビジネスの場で相手を何と呼ぶ?

これからビジネスをする相手と初対面の場合、ひとまず名字で呼ぶと、相手が「下の名前で良いよ」と言ってくれることがよくあります。呼び方は先方に委ねてみましょう。

A: Hello, Ms. Johnson. (こんにちは、ジョンソンさん。)
B: Oh, please call me Kelly. (ケリーで良いですよ。)

4. 相手の身体的特徴について述べる

You have a big nose!(鼻が高いね!)

丸くて小さな鼻の日本人にとって、欧米人の高い鼻は憧れですね。しかし、彼らの中には、「日本人の鼻の方が可愛くて良い」と思っている人もたくさんいます。

体型の話同様に、美的感覚は人や文化によって様々です。こちらの物差しでコメントをするのは、リスクを伴いますので、やはり身体的特徴について述べないようにしましょう。

「高い」を表す英単語といえば、tall と high 。この2語の違いとは?

「Tall」は横幅に比べて高さがはるかに高い場合に使用。反対語は「short」

My office is in that tall building.(私の職場はあの高いビルの中にあります。)

「High」は地面や基点から測って高い場合に使用。

The Torii gate is in the water since it’s high tide.(満潮なので鳥居は海の中にある。)

The temperature is high today.(今日は気温が高い。)

5. 恋愛対象を決めつけた質問をする

Do you have a boyfriend / girlfriend?(彼氏 / 彼女はいるの?)

数年前までは、同性との恋愛や結婚を望む同性愛者にとって、肩身の狭い世の中でしたが、最近では少しずつ理解やサポートをする人たちが増え、同性愛に対して寛容になってきました。

しかし、日本は他国に比べて、まだまだ受け入れ態勢が整っているとは言えません。私の周りにも、悩んでいる人がたくさんいます。日本では情報が少なく、カミングアウトをしている人の数も海外に比べると、少ないです。

ただ知らずに無邪気に上記の質問をしてしまうのですが、この質問は、同性愛者が最も戸惑う質問かもしれません。受け手は「きっとこの人は、同性愛についてあまり知らないのだろう。仕方がない。」と理解し、我慢しているかもしれません。

「男性の恋愛対象は女性だ」という個人の価値観で、このように決めつけたような質問をすることで、無意識に相手を傷つけてしまうことがあるのです。「知らないから傷つけるのは仕方がない」という考え方は、良くありません。

様々な可能性を考慮して「お付き合いしている人はいるの?」と聞く方法が英語にはいくつもあります。

「付き合う」を英語で何と言う?

Are you seeing anyone?(誰か付き合っている人はいるの?)

I’m dating one of my classmates.(同じクラスの子と付き合っている。)

I’ve been going out with him for about a year.(彼と付き合って1年ほどになるわ。)

6. 「オーマイゴッド!」を多用する

Oh, my god!(うわぁ!)

嬉しい時や取り乱した時など、衝撃を受けた時に発する驚きの表現と言えば「オーマイゴッド!」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

勿論れっきとした英語なので間違っているわけではないのですが、世界にはいろんな人がいるということを視野に入れて、あえての指摘を解説します。この「ゴッド」とは「神様 = イエス様」を意味しており、敬虔なキリスト教徒の中には「気安くイエス様の名前を口にしないで欲しい」と思っている人もいる、ということを知っておいてください。

そのため、特にアメリカでは「god」の婉曲語である「gosh」を良く用います。

しかし、驚いた時にとっさに出る言葉なので、あまり深く考えてコントロールするのは難しいかもしれません。大切なのは、繰り返し言いすぎないようにこころがける、ということです。「Oh!」「Oh no!」「Wow!」など色んな表現にチャレンジしてみてください。

「gosh」の使い方とは?

Oh, my gosh! This is the book I wanted! Thank you! 「うわぁ!この本、欲しかったの!ありがとう!」

Gosh! I’m late for work! 「うわぁ!仕事に遅れる!」

7. 麺や鼻をすする音を発すること

日本では、お蕎麦を食べる時に、すする音を出しながら食べることが粋であり、空気が混在することでより深く味わうことができる、という文化があります(諸説あり)。

これは外国人に教えてあげたい文化のひとつであり、体験してもらうことで盛り上がるのも一つの手なのですが、私たちがパスタやスープなどの洋食を食べる時には、音を立てないで食べるように心がけましょう。

外国人はズズズっという吸う音を聞くと「なんて下品な!」と不快に思っています。あまりに我慢ならない人からは、場合によっては睨まれたり、注意をされるかもしれません。

また、鼻をすする音も大変不快に思う人がいます。鼻水が出て困ったときは、「Excuse me.(失礼。)」とひとこと声をかけた上で、思いっきりティッシュで鼻をかんだ方が、すするよりもよっぽど受け入れられます。

英語圏の国では、人前で鼻をかむことはマナー違反ではなく、むしろ普通の行為だと思われています。いつでもどこでも、とても大きな音を立てて公衆の前面で鼻をかむ人は多く、私も子供の頃は、担任の先生が鼻をかむ音が怖かったのをよく覚えています。このような異文化は、まず知ることから始まり、お互いに尊重し合うことが大切です。

「すする」を英語で何と言う?

Japanese people slurp up soba noodles.(日本人は蕎麦そすすって食べる。)

Don’t sniff. Why don’t you blow your nose?(すすらないの、鼻をかみなさい。)

まとめ

日本は、単一民族から成る島国です。国民全体が似たようなバックグラウンドを持ち、周りと同じであることが良いとされる教育を受けます。そのため、異文化への興味や憧れはあるものの、多様性をスムーズに受け入れることが苦手です。しかし、素直で従順な日本人は、指摘をされれば、それを受け入れる努力をする人が多いのです。

国際化が進む現代では、発言をする前に「はたして日本と同じなのだろうか?自分の感覚と同じなのだろうか?」と立ち止まり、あらゆる可能性を視野に入れておくことが大切です。これは決して、常に相手の顔色を伺いながら、彼らの文化に合わせていく、ということではありません。指摘されるかもしれない、ぶつかるかもしれない、という心構えをしておいてほしい、ということです。

今回ご紹介した7つ以外にも、まだまだやってはいけないことはあるかもしれません。英語を使って円滑に異文化交流をするには、言語同様たくさん失敗をし、指摘されたことをコツコツと習得していきましょう。指摘されるかもしれない、という心構えがあると、多様性を受け入れる準備ができ、真の国際交流ができるようになります。

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